Storia‐異人列伝

歴史に名を残す人物と時間・空間を超えて―すばらしき人たちの物語

三浦ファミリー!

2006-01-09 12:49:27 | なんでもあり・ファミリー
三浦敬三さんがお亡くなりになったのを知りました。( 「そのままVon」君のブログにて)
プロスキーヤー、冒険家の三浦雄一郎さんのお父上。
2003年、99歳でモンブラン山系最長のフランス・バレーブランシュ氷河滑降
2004年、百寿の記念、ロッキー山脈滑走。
孫、三浦豪太氏はキリマンジャロ最年少(11歳)登頂、長野五輪、ワールドカップなど日本モーグル界リーダー的存在。
なんともすごい三浦ファミリー。
「ミウラ・ドルフィンズ」トップには三浦敬三さんの訃報、平成18年1月5日、101歳、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


昨年夏、三浦雄一郎さんの講演を聴く機会がありました。
敬三さんが春山での転倒大事故での小康を得られたなどと、お父上のことにも触れられていました。スキー、写真、それを支える体力と健康を自分で作り出した人だったのです。ウォーキングは毎朝、体が温まってくれば走る、年間120日はスキー。
手作りのスペシャルドリンク。(ゴマ、黄粉、てんさい糖、殻ごと酢たまご、ヨーグルト、牛乳を混ぜたもの)
「口開け運動」は、口を開けて舌を出す、テレビで見た雄一郎氏はあきれ、かつ感心されたということでした。
「100歳のスキーヤー・三浦敬三さんの食事に拍手喝さい」というのも見つけました。「健康は目的ではない。スキーをしたいために、日夜、努力しているのだ」

雄一郎さん自身も60才前後は多忙な毎日、太りすぎの股ずれで、歩行にも支障をきたすほど!ハイキングの六甲山も途中であきらめ、これはならじと、ここから5年かけての体の作り直しを決意、目標はエベレストにする!(ここが凡人との違い!)
錘のついた靴で、リュックを背負い明治神宮など都内を歩いてトレーニング再開、2003年5月22日 世界最高峰エベレスト山(8848m)、次男豪太氏とともに登頂。エベレスト登頂最高年齢記録(70歳223日)及び、日本人初親子同時登頂記録とのこと。 

あらためて三浦敬三さん、後半生だけでもこの足跡!特にロッキーなど、すばらしい人生でしたね。
1955年 ( 51歳) 青森営林局を退職。
1964年 ( 60歳) 念願のアルプス撮影行(初の海外イタリア)。
1974年 ( 70歳) ヒマラヤのシャングリ氷河滑降。
1981年 ( 77歳) キリマンジャロ登頂、スキー滑降。
1985年 ( 81歳) シャモニー・ツェルマット間90キロ踏破。
1992年 ( 88歳) ヨーロッパアルプスオートルート完全踏破。
1994年 ( 90歳) モンブラン・バレーブランシュ 5度目の滑降。
2003年 ( 99歳) 白寿、親子三代でモンブラン山系ヴァレブランシュ氷河滑走6度目。
2004年 (100歳) 百寿、親子四代と170名の家族・知人たちとロッキー山脈滑走。
コメント
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