標記タイトルの電子本は、十数年来当ブログにて公開してきたチャーチルの著作「第二次世界大戦」をもとにした記事を推敲・集成したものです。
ウィンストンーチャーチルの著した『第二次世界大戦回顧録』は1948年から1953年にかけて発行された全6巻になる書物です。1957年にチャーチル自身が読者の便を図って重要部分と補遺を1巻にまとめ直しましたが、これでも膨大な内容です。第一次大戦から第二次世界大戦を国家、世界の指導者として国家戦略、戦争指導、戦争集結までに関わった人物の著作ですから第一級の史料であり第二次世界大戦の史実のみならずチャーチルの強い意志や、思想、愛すべき人柄までもわかるものです。今や戦争の経験や記憶は消え、またまたロシアとウクライナ、西欧諸国とアメリカ、あの時代と先の大戦で起きたことと同じことが起きています。独裁専制、電撃侵攻、経済制裁、武器供与、占領地域、大量殺戮、協定破棄、原子爆弾、戦争犯罪、鉄のカーテン。。。。これはチャーチルが回顧した流れと同様であり、国連や現在のサミットなどの機能不全までを見通していたチャーチルがならした警鐘はどこへ行ったのかと思うことしきりです。
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著者:佐竹則和 2022.10.10
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