Storia‐異人列伝

歴史に名を残す人物と時間・空間を超えて―すばらしき人たちの物語

Allegro vivace

2006-01-15 19:42:39 | 音楽・芸術・文学

毎日気温が変わるなあ。小寒と大寒の真ん中だから中寒かな?
ボクたすけ、どれ、ストーブに前で椅子占領して、
ご主人がイタリア語のHさんにいただいた、カルロス・クライバーを聴くか。
ハクのやつはファンヒータのそばの洗濯物の上、ずり落ちるなよ。

生きながら伝説のひとであった、というCARLOS KLEIBERの十八番である、
ベートーヴェンの交響曲第4番。バイエルン国立管弦楽団、1982年5月ミュンヘン。

楽譜は読めないが、イタリア語はpoco poco
Adagio - Allegro vivace
Adagio
Allegro vivace、Un poco meno Allegro , scherzo
Allegro ma non troppo

交響曲第4番、
「2人の北欧神話の巨人(3番と5番)の間にはさまれたギリシアの乙女」
うん、なるほど歯切れよくって、なかなかイキイキ。

ボクは、いい音楽でうっとりしてきたよ。

*************

ベートーヴェン:交響曲第4番
バイエルン国立歌劇場管弦楽団, ベートーヴェン, クライバー(カルロス)
キングインターナショナル

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「クニボウ」近況

2006-01-14 22:34:12 | ローカルな話題

この1週間、メーリングリスト風に数十人宛て高校バレー部OBのメールが飛び交っていた。ボクは連休のほうが多忙で体調不良休み明けは重役出勤!?メールを見たのが午後から。先輩、同輩の本物の重役はサスガ朝早いなあと感心、なんともマが悪く読むだけになっていてすみませぬ。特に先輩がた、ご覧になる機会あればこれにてご容赦を。

そうだ、監督「クニボウ」先生に蕎麦作って持ってってやろうと、今朝は起きてからの思いつき。1キロ打つと10人前ぐらいできてしまう。主将だったSSKのヤツにも分けて、ついでに一緒にいこう。で、何とか見事に完成、試食、ウン、いい!
「あれっ、お父さんは?」「..2時ごろはもどるでしょう」あとは近くからだな、どれケータイ。途中電池切れ急速充電パックのお世話に。

SSKの家は玄関開けっ放しで誰もいず,蕎麦だけ置いて一人で行くか!そのとき対向車フラッシュ、夫婦仲良く食事から帰ってきた。どれ、いくべ!「せんせいの本宅ずい分行ってねえなあ」まあ、いったん北山の踏み切りまでいけばわかる。今日は仙台は大崎八幡など「どんと祭」であちこち渋滞。あれれ、またゆきどまり、散々探してやっとたどり着いた。ケータイのおかげで、綱渡りで成功。

先生の客間に、「お宝鑑定会」見てるから終わんないと来ないって。「あんたたちなら居間に来いや。」
「おおっ、去年はどうもね、お世話さま」去年の皆さんとの会以来元気でてきたみたいですよ、と奥様。あっ、先生テレビ消さなくても、つけたままで。「観るのは、あとは相撲中継だな、こいつも日体出、やっぱりどうしても後輩が気になるんだな~」

コタツまわりは、いろいろ小物と「お宝」が散乱!手の届く範囲に。
これか!!ひと月ほど前、奥様が愚痴こぼし?わが妻と電話で長話してたみたい「かたづけるな、どこにおいたか、わからくなる!」奥様掃除もままならず、毎日ハラハラ、せんせい、相変わらずイバッてますなあ!
でもヘンにキレイにされてもアレがどこにいったかとイライラ探すことになるし、今日は先生の肩を持ったら、ンダ、ンダ、とニコニコ。

なかに主治医Cクンの「Eクリニック血圧記録手帳」。血圧も、いい感じじゃないですか。血糖値?ヘモグロビンA1Cは6~7代だもの。
「うん、オレ、注射いやだから気ィつけてんのよ、4単位打っても低血糖になったりしたからな」「蕎麦か、さっきも玄米の餅でも作っかと思ってたとこだ」
「C先生はいつも元気ね!このひと、診てもらう朝だけは食べないで、野菜すこしばっかりでいくんだから...」奥様。うーん、でもこれだと毎日安定した血糖値でしょうね。

「せっかく新しいクルマにしたけど、危ないから余り運転してもらいたくないの」そとには、ビカビカのミニ四駆。先生、Lモード!でメール、今度はデジカメの検討メモが!「高いイイのにするか、いろいろ研究中よ。コニカ・ミノルタ君からは100歳までお元気にと年賀状きたよ」

息子さんたち、ご立派で。ひと頃はどちらも海外に。
「心配だから、パスポート替えていつでもいく用意してたんだがな、まず空港で迷子になっから来んなってよっ」
「湘南の孫がヤマのあの沼で釣りしたいといってきた。古い船も欲しいって、あぶねえよ。」「仙台N高も共学のほうがいい子が集まると思ってるらしいがよ、T大へは浪人で(N=)1がやっぱり上だべ」
あれ、せんせー、現役の頃ブラジル行ったっけ?
「何とか副団長。バレー指導?1ヶ月も遊んでたのよ」
「成広、清水も、ここに挨拶に来て仙台出て行ったけな。んでも仙台にいられるのはいいことだっちゃな、あんだだち。」いつの話だ?30年ぐらい前!?

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三浦ファミリー!

2006-01-09 12:49:27 | なんでもあり・ファミリー
三浦敬三さんがお亡くなりになったのを知りました。( 「そのままVon」君のブログにて)
プロスキーヤー、冒険家の三浦雄一郎さんのお父上。
2003年、99歳でモンブラン山系最長のフランス・バレーブランシュ氷河滑降
2004年、百寿の記念、ロッキー山脈滑走。
孫、三浦豪太氏はキリマンジャロ最年少(11歳)登頂、長野五輪、ワールドカップなど日本モーグル界リーダー的存在。
なんともすごい三浦ファミリー。
「ミウラ・ドルフィンズ」トップには三浦敬三さんの訃報、平成18年1月5日、101歳、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


昨年夏、三浦雄一郎さんの講演を聴く機会がありました。
敬三さんが春山での転倒大事故での小康を得られたなどと、お父上のことにも触れられていました。スキー、写真、それを支える体力と健康を自分で作り出した人だったのです。ウォーキングは毎朝、体が温まってくれば走る、年間120日はスキー。
手作りのスペシャルドリンク。(ゴマ、黄粉、てんさい糖、殻ごと酢たまご、ヨーグルト、牛乳を混ぜたもの)
「口開け運動」は、口を開けて舌を出す、テレビで見た雄一郎氏はあきれ、かつ感心されたということでした。
「100歳のスキーヤー・三浦敬三さんの食事に拍手喝さい」というのも見つけました。「健康は目的ではない。スキーをしたいために、日夜、努力しているのだ」

雄一郎さん自身も60才前後は多忙な毎日、太りすぎの股ずれで、歩行にも支障をきたすほど!ハイキングの六甲山も途中であきらめ、これはならじと、ここから5年かけての体の作り直しを決意、目標はエベレストにする!(ここが凡人との違い!)
錘のついた靴で、リュックを背負い明治神宮など都内を歩いてトレーニング再開、2003年5月22日 世界最高峰エベレスト山(8848m)、次男豪太氏とともに登頂。エベレスト登頂最高年齢記録(70歳223日)及び、日本人初親子同時登頂記録とのこと。 

あらためて三浦敬三さん、後半生だけでもこの足跡!特にロッキーなど、すばらしい人生でしたね。
1955年 ( 51歳) 青森営林局を退職。
1964年 ( 60歳) 念願のアルプス撮影行(初の海外イタリア)。
1974年 ( 70歳) ヒマラヤのシャングリ氷河滑降。
1981年 ( 77歳) キリマンジャロ登頂、スキー滑降。
1985年 ( 81歳) シャモニー・ツェルマット間90キロ踏破。
1992年 ( 88歳) ヨーロッパアルプスオートルート完全踏破。
1994年 ( 90歳) モンブラン・バレーブランシュ 5度目の滑降。
2003年 ( 99歳) 白寿、親子三代でモンブラン山系ヴァレブランシュ氷河滑走6度目。
2004年 (100歳) 百寿、親子四代と170名の家族・知人たちとロッキー山脈滑走。
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季節はなぜあるの?

2006-01-07 12:11:32 | なんでもあり・ファミリー
地球が太陽の周りを少し傾きながら回っているからですね。
この地軸の23.5°の傾きのために地球の位置によって太陽の光が地球を照らす角度と時間が変わるんですね。夏は太陽は真南を見て約78°の高いところから長い時間地面を照らしてくれます。でも冬はおひさまが31°の斜めからしかあたらず陽の差す時間も短いので、これじゃ寒くなるわけ。
夏至6月21日はおひさまが14時間35分間も照らしてくれるのに、冬至12月22日では9時間45分間、いまごろ小寒1月5日では9時間51分ぐらいなのでしょうか。(これは東京の時間で)

昔の中国の人は太陽が春分点を出て再び春分点に達するまでの360度を24等分して15日づつですね、それぞれの季節に名前をつけましたよ。二十四節気(にじゅうしせっき)といいますね。中国の気候が元なので日本の気候とは合わないときもありますが、話題がなくなって困ったときの新聞によく出てくるんです。
小寒、大寒、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立冬、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至。

地球が太陽の周りを1周するのにちょうど1年(あたりまえだ、のクラッカー!)、春夏秋冬がきますね、日本は南北に長い国、山あり谷あり、これでまたまた変化が大きくなって、それぞれの地域の季節も違った豊かな様相に。いい国ですね、美しい日本の私!?

ボクは小寒1月5日の生まれ、もう56回も太陽の周りをまわりましたよ。陽が当たるのかあたらないのか、ヤマありタニあり、まるで季節と同じようですね。
そのうえ地球は毎日1回転するのですからボクの日々も目が回るようですなあ。えッ、ボンヤリじゃないかって、そんな見方もありますね。

1月7日の朝は、無病息災を願って七草がゆを食べましょうね。
春の七草、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ...これぞ七草。最近はフリーズドライもありますよ、今からでもどうぞ!?

**********
季節の花300 ⇒ 春の七草(はるのななくさ)
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GIOVEDI...

2006-01-06 22:56:59 | Viva Italia
 
イタリア語勉強会は木曜夜なのでサークルの名前はGIOVEDI、今年初めてなので、きのう5日は新年会Una bella festa! Buon anno!

仙台市は国分町。
OSTERIA Cucinetta 時間は7時から 予算はX千円くらい(飲みぐあいで若干増えるかも・・)Cさんのお友達がやっている北イタリア料理のお店です。貸し切りにしてくれるらしいです。」とのKさんから案内メール。ボクFelice、この日では、ボクのお誕生祝いですね。

M先生とは、道でばったりBuon anno!寒いから早いけど入って待ってましょう!若い元気なシェフとおしゃべり。イタリアで料理学校や修業、「お金たまったらまた行きたいですね」。肩の凝らない雰囲気で、それでいてしっかりしたお料理の数々!黒トリフなんかも厚切りで大サービスしていただきました。

クレモナやモテギ!?でレースカー写真Nさん、マスコミ関係で超多忙Aさん、オペラや交響楽団もやるHさんはいつも終わる頃駆けつけるが本日は、はじめから!
Cさん、calcioとヨガ、 FIFA WorldCup2006 日本:オーストラリア戦チケット取れれば、どこでDove? カイザースラウテルン、これじゃ思い出せないね。

いつも幹事役のKさんの週末はなんともすばらしいステンドグラス・ランプ工芸、ご兄弟がイタリアにいるTさんは茶道、今度は着物で来てね!  あ、あと無芸・無害の読書人のオジサンN坊だけイタリアはあまりに遠し!でも、本日はデザートにはローソクもサービス。
これで何人?せいと7人では、もったいないなあ。

イタリア生まれのきれいな先生は大学講師や他の講座もお持ちなのに。このあいだルネサンス期の才人ピーコ・デッラ・ミランドラ調べていたら、イタリア語原著の日本人による優れた邦訳への賞のことが。せんせいのご主人が一昨年受賞と伺ってびっくり!でもロバの話で新プラトン主義哲学...??
 
みなさん、それぞれ面白いことなさってますね!!本年もよろしく!
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しおがまさま

2006-01-03 16:59:50 | ローカルな話題
 
「しおがまさま」鹽竈神社に初詣で。隣町宮城県塩釜市。元始祭、松明祭(どんと祭)、節分祭、花祭り、海の日の港祭り...歳時記もにぎやか。今年は、歴史や由緒も調べて...ほぉー、なるほど!

武甕槌神(茨城・鹿島神宮主祭神)・経津主神(千葉・香取神宮)は共に高天の原随一の武の神として国譲りに登場、国土平定の業をなした神。東北地方を平定する役目(コノッ!)を担った鹿島・香取の神を道案内されたのが鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)。鹿島・香取の神は役目を果たし元の宮へ、 鹽土老翁神は塩釜の地に残り人々に製塩法を教えたとされこれが塩釜の地名の起こり。(『鹽竈神社縁起』)

鹽土老翁神は『古事記』『日本書紀』の海幸彦・山幸彦の説話に、釣り針を失くして困っていた山幸彦に目無籠(隙間のない籠)の船を与えワダツミの宮へ案内した事で有名、一方博識の神としても登場、古くより航海・潮の満ち引き・海の成分を司る神、左右宮の御祭神は武運・国土平定の神。

鹽竈神社は、海上安全・大漁満足・武運長久・国家安泰、人の生死は潮の満ち引き・海が産みに通じ安産守護・延命長寿、また別宮の祭神は無事道案内をされ、左右宮の祭神は東北平定を終え凱旋(無事帰還)した事から交通安全、必勝・成功(商売や営業の繁昌)等の信仰。国府多賀城の鬼門の守護神で厄除け・方除けも。
 地元の方々はどんな祈願もすべて「しおがまさま」..(なんでもありか!)

南にある表参道に石鳥居、階段上に楼門。唐門内には、正面に左右宮、右手に別宮と3つの本殿を持つ。現在の社殿は元禄期、伊達家四代綱村公から五代吉村公に亘り9年の歳月をかけ宝永元年(1704)竣工。(平成14年12月、本殿・拝殿・四足門(唐門)・廻廊・随神門以下14棟と、石鳥居1基が、国の重要文化財)

今年はゲンちゃんの年だからね。でも門から先はダメ、大燈籠の下にいなさい。
大燈籠・長明燈に、由来の立て札:
『仙台藩御用の米商人大阪升屋山片重芳の寄進である、重芳を育てた番頭山片蟠桃は「夢の代」を著わし近代合理主義のさきがけとなった大学者で「サシ米、検査を無料で引き受ける代わりに抜いた米をもらう、米札、藩札で米を買い上げ、現金は大阪で利を生ませるの妙策を用い藩の財政危機を救った。享和3年」御影石でつくり大阪から大船で運んできたこの大燈籠は当時の升屋の全盛を偲ばせる。(由来文は箕面市にお住まいの大阪青山短期大学講師宮田徳雄先生のお調べである)』

山片蟠桃(1748―1821)は仙台藩の恩人。著書「夢の代」で地動説を解説し宇宙には太陽系に相当するものがほかにもあると推論、地球と同様に生命が存在する星があるはずだと主張。国史の分野では神話と歴史を分けることを提唱。また霊魂や怪異を全面否定。現代人以上の徹底した合理主義者だった...司馬遼太郎さん、ひいきの人。
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「高安犬」

2006-01-01 20:27:27 | 柴犬の日常

 
明けましておめでとうございます。

今年はいぬ年。
新聞の河北新報2006.1.1「東北交流ワールド/TRY東北犬」に忠犬ハチ公などとともに「高安犬」”チン”の話が載っていた。「高安犬」(こうやすいぬ)は山形県高畠町高安周辺にいた地犬の日本犬。勇敢で疲れを知らぬマタギ犬だが昭和初期に絶滅してしまったとの記事。母方祖父は高畠のお寺の出、この犬とも祖先はつき合っていたのかもしれないと...

戸川幸夫氏が”チン”をモデルに「高安犬物語」で昭和29年に直木賞。
熊に挑むマタギは弱い犬なら殺す。この”チン”はマタギの「吉」の選び育てた名犬であった。高安犬保存のため旧制山形高生の「私」や周囲が説得し譲り受けるが、エサも拒否、山形市から脱走する。山を知り尽くした犬は、蔵王を宮城県側に峠越え、遠刈田、七ヶ宿から山形側に入り高畠の隣、マタギ「吉」の住む和田村に戻る..

日本犬保存の活動は天然記念物指定の功績あったが日本犬を大中小三種の類型化中心で日本各地の地犬の保存までには至らなかったという。
”チン”の仔も残念ながら取れなかった。

さて、柴犬ゲンちゃんの祖先は信州や山陰あたりで何獲ってたの?今年も、陽気でいいなあ!昭和33年戌年の正月は茶いろの雑種「ぺス」、小学2年生のボクしゃがんで、垂れ耳をなでて今年はお前の年だねと言ってやったのが干支を意識した一番古い記憶。

*******
「地球人ライブラリー 高安犬物語/爪王 戸川幸夫 小学館ISBN4-09-2510005-5」

高安犬物語/爪王

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