斬る!雑草魂

北京五輪なんかどーにでもなれっ

映画「トゥモローワールド」をみて

2006-11-28 | 雑文
映画「トゥモローワールド」をみて参りました。
感想は一言で言って“消化不良”でしたな。


【注意】以下一部ネタバレあり

まぁ、あらすじは、子供が生まれなくなった近未来(2027年)の英国が舞台となっております。2008年頃から何故か人類は生殖能力を失って18年間子供が全く生まれていない世界です。つまり若いモンでも18歳以上、おっさんとおばはんと年寄りばかりの社会ですわ。んで、世界は活力と明日への希望を失い疲弊荒廃しきってしまった、てなワケ。かろうじて社会機能を維持している英国には各国からの不法移民がなだれ込んで混乱し、それらの人々はかつてのナチスのような収容所に入れられて過酷な生活をしている。トンデモない社会。
そんななか主人公が奇跡的に身籠もった女性と出会い命がけで守る話し。

全く中盤以降は迫力のある戦闘ドンパチ場面が多くなっていて、アクション映画好きにはイイかと思うが、やや刺激の強い場面もあるので肝っ玉の強い人じゃないとキツイかも。最後もアレで終わりか、てな感じ。

んで、なんで子供が生まれなくなったのか?それがこの映画を見ても分からんのですわ。近未来SFて事でオイラは科学的なことに興味を持っていただけに、結局触れず終いではちょっと納得がいきませんでしたな。更これだけではなく物語の社会背景などもあまり説明されることもなく、わかりにくいモノとなっています。

このへんは観客の想像に任せているのかな?
オイラが想像するに、なんらかのウイルスが世界中の人に感染し生殖能力を失った、と勝手に解釈しているのですが。ま、それでもあり得ない事ですが。

今ひとつワケ分からん映画でしたが、観客に訴えたい事は、尊い新しい命が生まれる一方でドンパチ戦争やって殺し合っている場合か人類!て、やや説教じみたメッセージだろうか。
米英合作らしいが、全然アメリカ映画らしくなかったな。もしアメリカ人が作ったら、新しい子供が生まれて世界の救世主だ!バンザ~イ!マンセー!で終わりだったろうな。

いろいろと文句を言いましたが、まぁこれだけいろいろと考えさせられたのだから印象に残る映画には間違いありません。それが監督の狙いなのかもしれませんな。

評価(5段階)3.5☆☆☆★






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