斬る!雑草魂

北京五輪なんかどーにでもなれっ

地理本「国マニア 世界の珍国奇妙な地域へ!」

2007-03-26 | 地理ヲタ

最近、コレというネタがないので、今日は地理本ネタです。

「国マニア」(吉田一郎 交通新聞社)1429円

コレがなかなか面白い本なワケです。読みやすく面白い文章なので一気に読めます。地理ヲタならニヤニヤしながら読んでしまうでしょう(端から見るとヘンタイ)。
何が面白いて?まぁ題名どおりマニアックな国ばかり紹介しているワケです。
有名な世界最小国家バチカン市国から自称独立国のシーランド公国まで。

目次を見れば・・・
第1章 小さくても立派にやっている極小国家ベストテン
      バチカン・ナウル・モルディブなど
第2章 国の中で独立するもうひとつの国
      オトコだらけの国アトス山・チベット自治区など
第3章 ワケあって勝手に独立宣言した国々
      北キプロストルコ共和国・今もソ連な沿ドニエストル共和国など
第4章 常識だけでは判断できない珍妙な国・地域
      ピトケアン島・領土なき国家マルタ騎士団など
第5章 かつてはあったこんな奇妙な国・地域
      食人族の島ニューヘブリデス諸島・満鉄付属地など

これだけ見てもワクワクするでしょう? 

特に笑えるのが電話機の故障で国がまるごと音信不通となったナウル共和国や、島の成人男子の1/3(と言っても4人)が性犯罪タイーホされた英領ピトケアン島など。

あとコラムの「私的超ミニ独立国家の作り方」によれば、公海上の海底火山が噴火するのを待って島が出来たから直ぐ上陸して領有宣言すればおkらしい。

個人的には「ハットリバー王国」もネタに入れてほしかったが・・・

この本を読んだら、国家も個人同様個性に満ちあふれているな、と感じますし、国家の定義についても考えさせられます。


地図本がブーム?とは初耳

2007-03-15 | 地理ヲタ
ブームとは知らんかった・・・

「地図本」500円戦争・・・各社2匹目のドジョウ狙うが
地理に関するウンチクを集めた「地図本」がブームになっている。火付け役は「世界で一番面白い地図帳」(青春出版社刊)だが、ライバル他社も2匹目、3匹目のドジョウを狙い次々と似たような本を出している。ところが、青春出版社の本は1冊500円という破格の値段。後発組も対抗上、同じような価格にせざるを得ず、厳しいコスト削減を迫られている。地図本をめぐる「500円戦争」の内幕をのぞいてみた。

 【出版ラッシュ】

 聞き慣れない地図本というジャンル。実際に本をめくってみると、「世界で一番高いところにある首都は」とか、「なぜ太平洋は『大平洋』ではいけない」などのウンチクがぎっしりと詰まっている。

 草分けの「世界で一番面白い地図帳」はこれまでに約56万部が売れた。2005年7月の発売だが、昨年になってインターネット上の書店で火がつき、昨年の楽天ブックスでは年間総合ベストテンの1位だった。

 このヒットに気をよくした青春出版社は「世界で一番気になる地図帳」など続編も3作品出しており、4作品合わせると約96万部に達する。

 出版不況といわれるご時世。他の出版社も指をくわえてみているわけがなく、講談社が「世界まるごと謎解き地図」、廣済堂出版は「おとなの日本地図」、河出書房新社が「日本地図の楽しい読み方」を出版するなど、地図本出版ラッシュとなっている。

 売れ行きはといえば、さすがに青春出版社ほどではないが、各社とも好調。「世界まるごと謎解き地図」を出している講談社の関係者は「昨年12月下旬に出したばかりだが順調に売れていて、重版も間近」と喜ぶ。
【ZAKZAK 2007/3/14】--------------------

地理ヲタのオイラは以前この手の地理系雑学本を片っ端から買って読んでましたな。またコレが睡眠導入剤としても打って付けなワケです。

しかし、最近ではあまり買わなくなりましたな。と言うのも、乱発したせいかネタが被っていることも多々ありまして、目新しさもなくなりすっかり陳腐化しましたな。
更に最近じゃネットで地理ネタを拾うことも出来るワケです。まぁ2ちゃんの地理板なんぞはほとんどゴミの山のような状態ですが、そんな中から“宝”を探す作業もコレまた地理ヲタには面白いワケです。

それしてもブームとは知らなかった。まぁ確かに本屋でも目立つところに陳列されているけど。この前久しぶりにゲーム屋に行ったとき、DSの地図ソフトを見つけたときは驚いたな。「こんなの誰が買うんだ」と思いつつ買ってしまうオイラ・・・


地理ヲタの地図帳批評

2006-12-17 | 地理ヲタ

         【↑先日オイラが購入した「日本なるほど知図帳2007」】

以前にも触れましたがオイラは自他共に認める地理ヲタです。本屋で新しい地図帳・地理本を見つければとりあえず立ち読み、気に入れば購入しています。そんなこんなでオイラの部屋の本棚には大量の地図帳・地理本があるワケで、それはそれは異様な光景で、大地震が起きればきっと崩れてくるな、て感じ。まぁ地図帳に埋もれて死ぬなんて地理ヲタの本望ですわ・・・

そんな中で最近購入したのが昭文社の「日本なるほど知図帳2007」
5年くらい前から毎年改訂版が発売されている定番のシリーズ。

テーマ別コンテンツと題する資料集が半分以上を占めています。コレがなかなか良くできていて、スポーツ・生き物・歴史・自然からご当地麺料理、更にどーでもイイようなご当地キューピー人形など妙なこだわりを感じさせてくれる。
まぁ、これらのコンテンツは一般ウケを狙ったモノ。地理ヲタを唸らせるのは道府県別地図ですわ。海底地形表現が2007年版から付け加えられている。水深何メートルだとか浅瀬とか深海とか。こんなモノ、万能潜水艦ノーチラス号のネモ船長ならともかく、フツウの一般地球市民にとっちゃどーでもイイワナ。でもこのこだわりが地理ヲタを萌えさせる。事実オイラがこの地図帳の購入決断したのはここにある。
コリャ昭文社内に確信犯的な地理ヲタが生息しているとしか考えられない。

2008年版ではさらにマニアック度を高めていただきたい。