感じるままに

ポーランド ボレスワヴィエツ、クラクフ各都市と産品の紹介。欧州現地事情やニュース、隠れたスポットの紹介。

ポーランド カティン(カチン)の森 70年後の悲劇

2010年04月11日 22時00分55秒 | 日記
昨日書きましたロシア西部(ベラルーシ領内)のポーランド政府機墜落事故ですがブラックボックスの解析を待つ間今までに判明した事実を考えますと危機管理に問題はなかったか?と言う疑問が沸いてきます。
第一に製造後26年経過した飛行機を未だ使用していた事。(昨年12月には大きな改修をしている)
第二には機長の経験が浅かった事でなぜ彼が政府専用機の機長として今回のフライトを担当したかという事です。元カーゴパイロットで旅客機の経験は無く1997年からパイロットとなり特殊貨物の運搬を担当し、2009年から機長に昇格していました。
なぜか副操縦士は機長と同じ36歳ですが飛行経験は3521時間でした。

機長の写真はここ

悲劇の1時間半前にロシアの飛行機が同じスモレンスクの空港に着陸を2回試みて断念した経緯があり、ロシア側は何度も警告を与えたようですがそれを無視し、衆知の結果となりました。

もしかしたら飛行機内で何かあったのか? 
時間的には結構ぎりぎりでポーランド最大の暗い歴史の追悼式典に遅れるわけにはいかないとの思いが機長にリスクを負わせたのか? (ぎりぎりになったのは別途理由がありました)機内で機長以外の人間の意思が働いたのか? 疑問が沸いてきますがブラックボックスの解析結果が正しく発表されれば判明することですのでここまでに。

第2次大戦後最大の悲劇と現地のマスメディアも報じていましたがこの悲劇が第2次大戦中の最大の悲劇と言われる同じカティンの森近辺で起こったことは皮肉と言うには言葉が足りません。
現地メディアは「カティンの森はポーランドにとって魔のシンボルとなった」とも書いていました。

本日4月11日昼12時にポーランド国中が一斉に黙とうをささげました。 明日12日にはベルギー国中で2分間の黙とうが予定されています。

ポーランドの誇り音楽家のショパン生誕200周年記念の年2010年、陰と陽が全て現れる年の感があります。
残りの日々は陽の部分のみが前面に出ることを祈念しています。



ゴールデンウイーク期間中は表参道で展示販売会を行います。

ポーリッシュポタリーの郊外店舗はこちらから

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