ボレスワヴィエツ陶器の製造工程をご紹介します。
(写真は自ら撮影したものでボレスワヴィエツ製陶社より公開の許可を得ています)
ボレスワビエツ陶器、ポーリッシュポタリーとも呼ばれるボレスワヴィエツ陶器でボレスワヴィエツの街は中世より良質の粘土が採取された街で地質そのものがこの街の窯業を支えてきました。
約15社ある製陶社の中でも老舗ボレスワヴィエツ社の工程をざっとご紹介致します。写真の中の番号を参照しながらご覧下さい。
1.地下から粘土を抽出し、捏ねる工程です。
2.捏ねられた粘土は石膏型に入れて型抜きされます。最後の本焼きの後は型抜き された大きさより約10%程度小さくなります。
3.棚入れ乾燥
4.検品工程:バリを取ったり、粗面を落としたりします。
↓
5.850度で素焼きを行います。
6.洗浄して粉を落とします。
7.手で絵付けを行います。 (写真はスタンピング工程)私も絵付けさせてもらいましたが数枚だめにしてしまいました。
8.釉薬を吹き付けます。 釉薬の中身はノウハウで門外不出。一握りの社員のみが調合を行います。
↓
9.本焼き:1250度で16時間焼きます。 この本焼きの温度が高いことが 陶器の強度を増すポイントです。 この工程があってオーブンや食器洗い機に耐える食器となります。
10.底面をベルトグラインダーを使って磨きます。
11.完成後の検品作業です。
12.顧客へ
↓
ざっとですが紹介させて頂きました。すべて手作業で行うので大仕事ですが伝統的な作業とも言え、今後も継続していくことを願っています。
↓ここで作られた陶器が10月中に日本にやって来ます。
ボレスワヴィエツ陶器 ボレスワビエツ、ポーリッシュポタリーの入り口
Enter to Boleslawiec Polish pottery
携帯からはこちら For Handy users
ちょうどバタバタしている時で、返信できなくてスミマセンでした。私のブログにもリンクしますね♪
某ブランドのテーブルウェア担当だったので、この記事を興味深く拝読させていただきました。ありがとうございました。
興味を持って見て頂いて嬉しいです。
話題にマニアックなものが多いのでみなさん楽しんで読んで頂いているのか検討がつきませんが少し安心しました。
リンクの件も感謝です。
ビードロつくりはみたことあるのですが、
こういう工場内を見るのは初めてなので、面白いです。
結構リズミカルにスタンプしていて生で見ると面白かったですよ。
興味を抱いて頂きありがとうございます。
ショップは私の知る限りでは夏と冬で営業日が違っていたようです。土日もオープンだったりクローズだったようです。 うる覚えですみません。 お目当ての工房ショップに問い合わせするのが一番かと思います。 お役に立てずすみません。 チェコも良いところですね。
プラハは好きな街のひとつです。 アマデウスというモーツアルトの映画の主なロケ地でしたね。 それだけ中世の街並みが残っていて散策するのは最高でした。 お気をつけていらして下さい。