多良山系でラン、ラン、ラン

前回、多良山系で見ていたランの花は咲いているだろうか？
ということで行ってきました。

樹林帯の中は風が通らず蒸し暑い。汗をかきかき登ります。
　　　

涼しげな色のツルリンドウが励ましてくれます。
　　　　　　　　　　

ツリフネソウは群生していました。
　　　

面白い形の葉っぱの持ち主は、キバナアキギリだと分かって納得。
　　　　　

多良山系でもソバナが咲くんですね～
　　　

オタカラコウより小ぶりなメタカラコウの群生地もありました。
　　　

ヤマシグレはこんな実になっていました。
　　　

ツクシガシワ（ガガイモ科）は、面白い形の実を付けていました。
　　　


３時間くらい登って昼食をしていると、ガイドクラブのIさんと遭遇。
ミツバツツジの金立山でもお会いしましたね～
目的は違うようですが、行くところは同じ。一緒に登ることになりました。
　　　　　

初夏にコウモリに似た葉っぱを見ていたツクシコウモリソウに、花が咲いていました。
Iさんに勧められて匂いを嗅いでみると、バニラに似た甘い香りがしました。
　　　

この日のお目当てシュスランは咲いていましたよ～
　　　　　　　　

花は全開しないようで、少しピンク色をしていました。
　　　

暗緑色の葉っぱにくっきりとした筋が入り、葉っぱだけでも美しい。
別名ビロードランと呼ばれ、その美しさから昔から栽培もされていたようです。
この秘密の花園でいつまでも咲いていてほしいものです。
　　　

ところで前回シュスランかなと思っていた株は、葉っぱの色が濃いミヤマウズラでした。
　　　　　　　　　　

天使が飛んでるような可愛い花です。
　　　　　　

ミヤマウズラは登山道を歩くと案外見れました。
これはちゃんとウズラの羽根の模様をしていますね。
　　　　　　　　　　

この日はこれだけでは終わりません。
ベニシュスランも見れました。
花は終わりに近いようでしたが、シュスランのように葉っぱに筋が入っているのは分かりました。
　　　　　　　

これはジンバイソウかな～
同じ仲間のクモキリソウやコクランとはちょっと葉っぱが違うようです。来年のお楽しみ～
　　　


蒸し暑く体力を消耗する山歩きでしたが、いろいろな花やランを見れて大満足。

Iさんはじめたくさんの方に出会えて、心に残る多良山系でした。