暑い季節になりました。こう暑いとお風呂に入ってさっぱりすると気持ちいいですよね。今回は、特養でのお風呂のお話しを書きます。
私たちの施設では入所者のみなさんに、週二回の入浴をしていただいています。お風呂は二種類あり、「一般浴室」と「特殊機械浴室」です。
おおまか二種類の違いを書くと、一般浴室は自立(位)ができ、ある程度自力歩行ができる方にお使いいただくもので、旅館の大浴場にバリアフリーの要素を持たせた浴室ということになるでしょう。この浴室は一度に5名程度は楽に入浴することができます。現在、この浴室をお使いいただいている人数は約20名ですが、体調などにより入浴を控える方もいらっしゃるので、実際には毎回18名ほどが入浴されます。それを3~4名の介護職員が入浴と誘導&更衣の業務に分かれて介助していますが、一度に2~5名、それを4クールほど、約1時間半で入浴業務が終わります
介護職員は男性も女性もいます。女性の入所者の中には男性職員に介助されることを恥ずかしく感じている方もいらっしゃるみたいです。自立・自力歩行の身体能力がある方の多くは認知症の程度は低く、感性は施設外の方と同じですから異性がいる中での入浴は慣れるまでは違和感があると思います。
でも、男性入所者は女性職員に介助されても別に恥ずかしくないみたいですね。いや、むしろ嬉しいのかな
特殊機械浴室は、自立が難しい方にご利用いただきます。特養に入所されている方の中にはご自分の意思では全く動けない方もいらっしゃいますので、そういう方はこちらの浴室をご利用いただきます。車椅子から入浴用のリフトに私たちが介助しながら移乗していただき、そのリフト上で寝た状態で全身を洗い、全身がゆったり入る浴槽で入浴していただきます。全身を伸ばして入浴できるというのは気持ち良さそうです^^
こちらの浴室を利用される方は約40名、一般浴室のほぼ倍の人数です。一般浴室は半日の業務で終えますが、こちらは2日間の午前の1時間と午後の1間半、それぞれを使って全員の入浴を終える人数ですね。こちらの浴室も入所者の体調により全員が入浴するわけではありませんが、それでも2日がかりにはなります。
こちらは2台のリフトを使って、介護職員は4~5名が入浴・更衣・誘導に分かれて業務にあたります。夏場の浴室内は暑い。。。入浴している入所者は気持ちよいのでしょうが、私たちはサウナに着衣で入っているようなものです。私たちも脱水症状にならないように業務中の水分補給が欠かせません。
入浴時の入所者との会話は楽しいことが多いです。今度の機会にその会話のこともこのブログで書いてみます
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入浴の仕方が各フロアで違っており、私のフロアではどんな方でも一般の家庭浴槽に入ってもらおうという考え方です。一見、機械浴じゃないと・・・という方も浴槽内を工夫するなどして入ってもらってます。
ただ、お年寄りの中には自分の意思を伝える事が出来ない方も数名いて、本当に家庭浴に入りたいのか?機械浴の方が安心して入っていられるのでは?という疑問も出ています。
職員の中でも様々な考え方があり、どの考えが正しいのか分かりません。入浴介助も難しいです・・・
そうですよね。。。入所者の意思を尊重しなければならない。。。でも、その意思を知る術が無い。。。悩ましい問題です。
私も介護の一つ一つがとても奥深いものだと感じ始めたところです