10年 その２

　上の画像は、昨日、東京・立川市にある＜東京都農林総合研究センター＞の中で撮ったツバキです。光が当たっているように見える白い部分は花の色で、赤と白のグラデーションが綺麗な種類でした。
　ここの植物は研究用に育てられているだけあって、どれもがとても良い状態です。昨日は4月のお花見の時期より早く咲く寒桜なども撮ってみました。

  

寒桜

河津桜

　寒桜などは、去年だったら3月に入ってすぐの頃に咲いていたような覚えがあるので、今年は少し遅咲きなようです。この辺りでは、3月が寒桜などが咲き、3月末から4月初くらいに山桜やソメイヨシノが開花します。

*****************************************************************************************

　昨年暮れに＜10年＞と題した記事で、私が介護の仕事に就いてからの10年を振り返ってみました。新たな資格を得られる途が開けて、これからをどのような方向へ向かうか考えたいと、その時点では書きました。
　年が明けて、私の勤務先には大きな変化がありました。看護主任が退職して前任だった方が再任、介護職員の退職が相次ぎ、現員の人たちの負担は重くなり、体調を崩す職員も続出、計画された介護サービスが出来なくなるという更なる悪循環に陥っていきました。
　新たな職員の採用など、火急な対策が必要なのですが、それらは遅々として進みません。現場の危機意識は相当に高いのに、私には現場と経営陣の意識にかなりの違いがあると感じられました。
　10年前、全くの未経験者だった私を採用してくださった施設には深く感謝しています。今年になってから、今こそ知恵を絞りだす時だという気持ちで過ごしてきましたが、ある日の朝に、自分には到底許すことができない事態が起き、お昼前には『速やかに』退職したいことを施設長に申し出ました。
　これだけでは突然の出来事のような書き方ですが、今まで『自分が全て心得て、気持ちを抑えていれば良い』と、思っていたことに対して限界が来てしまいました。人が少ないから大変とか、仕事そのものの辛さからではありません。それだけに断腸の思いという表現がピッタリします。
　何を言われても理事長はじめ他の上司の引き止めにも応じるつもりは無く申し出ましたが、最後まで施設長は慰留してくださいました。正直なところ、この１年ほどは施設長と意見の食い違いが多々あり、ギクシャクした関係でもありました。私の退職の申し出をきっかけに、話し合いたいことを全て話し合った経過から、今は私は施設長のお考えを理解できますし、施設長も理解していただいていると思います。
　皮肉なもので、1年前にこの関係が築けていれば、ずいぶん違った流れになったかもしれない...と、今さら後悔しています。 しかし進めたコマは止めることもできず、私の退職に対しても施設長に納得していただきました。
　理事長からは『4月だけは残ってくれ』と言われており、それに応える形で来月は5回の夜勤に当るつもりです。

*****************************************************************************************

　介護の現場の仕事は各職員が交代で休みを取るため、なかなかまとまった休みを取ることができません。また、前職の不動産業から転職したときも3月31日まで旧職場、4月1日から今の職場と、永らくまとまった休みを取っていませんでした。せっかくなので今まで行けなかった所に行ったり、できなかったことをやってみたいと思っています。
　まずは4月の12日に開かれる山本恭司さんのソロ・ライブに行ってみます。

　＜千葉公演＞となっていますが、場所は外房の茂原市です。こんなときでなければライブのためだけには行けない場所かもしれません。このライブ会場はステーキハウス(簡単な演奏はできるようです)ということで、着席しながら少人数でゆっくり楽しめる贅沢なライブになりそうです。 

　山本恭司さんのライブは先月の江古田マーキーで聴いて以来の2回目ですが、歌と演奏の素晴らしさに加え、その場のあたたかい雰囲気が何より楽しみです。
　↓故郷の松江市で行われたライブの模様がYouTubeにアップされていました。 

　95歳になられたお父様とギターとハーモニカでの共演です。江古田では「父は昔気質の人で『恭司に何卒ご指導ご鞭撻のほどをお願いします』とか、言うんですよ～」などと、お父様との共演のエピソードなども話してくれました。
　4月12日のライブも、歌も演奏も語りも、全てが優しくあたたかい気持ちにさせてくれると思います。楽しみです！