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今まで勤めていた特別養護老人ホームを5月31日で退職しました。
不動産業から全くの異業種への転職でしたが、全くの未経験から始め、何とか10年勤めることができました。若い時期の転職ではありませんでしたが、あのときより遅かったら、体力的に介護の仕事に就くのは難しかったかもしれません。今でも最初の数か月の肉体的な疲れのほどは憶えています。
10年の間に辛いこともあったけれど、楽しいことがたくさんありました。仕事そのものも大好きで、定年退職まで勤めるかもしれないと思った時期もありましたが、3月に、とても残念な出来事があり、私の中で施設への信頼が失せてしまう事件がありました。
それからは決断は早く、その日のうちに施設長に退職を申し出ました。とはいえ即日で退職することは無理なのは当たり前で、4月までは勤務し、5月は、目いっぱい残っていた有休休暇の消化に充てました。
10年間、勤めさせてくれて、介護のイロハから教えていただいた施設には感謝していますが、コンプライアンス上の問題から自分とは相容れないと判断した結果なので、後悔はしていません。
6月は再就職先をどこにするかを調べる時期に充てました。
介護の業界で探すことは考えていましたが、私には特別養護老人ホームでの経験しかないので、いくつかの業種、施設や会社のことを調べてみました。有料老人ホームやグループ・ホーム、デイ・サービス、その他、一口に介護事業といっても様々です。業態を問わず調べ、その中から絞り込んでいき、7月に入ってから短期間に数社に応募しました。
その中から自分の希望に合い、先方も自分を評価してくれたデイ・サービス事業を行っている会社に就職することが14日に決まりました。ネット上の応募から2回の面接を経て約10日間のことです。
『家から近い事業所』というのが私の希望の一つだったのですが、この会社は、家から徒歩圏に新事業所を10月に開設する予定が決まったところでした。就職にも『縁』があると思っていますが、このタイミングも縁だったと思っています。
新しい仕事では、この10年間にほどんと使わなかったモノを、それ以前のように再び使い始めます。
ワイシャツやネクタイなどは、スーツを着る機会が増えそうなので10年ぶりにまとめ買いしました。
手帳もそうです。今までの介護職では、日勤と早番、夜勤、宿直の勤務が繰り返されるのみだったので、手帳は使っていませんでした。これからは社外とのおつきあいもあるので、これも10年前まで使っていたシステム手帳にしてみます。細かいスケジュール管理などは、私には紙の方が良さそうです。
何日か前に、就職先から電話があったのに鳴動せず、着信記録のみだったことがありました。先方から固定電話にかけ直していただいたときに伺ったら、『携帯電話がすぐに切れてしまったので、こちらにかけました』と、言われてしまい、まだ本体の償還期間が残っていましたが、これでは電話として役に立たないので、アンドロイドからiPhoneにしてみました。
仕事上の身の回りのモノを揃えながら、気持ちは会社員に戻ったようです。
不動産業とは違う点は多々あります。でも、特別養護老人ホームともまた違う、新たな業種に不安もあるけど、期待もしています。
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