Live*2 Steve Lukather & 国分寺エクスペリエンス

2012-04-15 | Music



 この一週間の間に2本のライブを聴きに行きました。

 一本めは、10日(火)の赤坂Blitzで行われたSteve Lukatherの単独公演初日です。
 彼の単独来日は2008年以来、4年ぶりになります。その間、去年はTOTOの一員としての来日もあったり、一昨年はRandy Brecker、Bill Evans達が中心となっていた“Souibop Special Edition”での来日があったりしましたが、それら全てに聴きに行き、もう[追っかけ]の様です。

 赤坂BlitzはTBSに隣接したホールで、スタンディングで1400人強、着席なら600人強という収容人数ですが、この日は着席仕様でした。当初はスタンディングということでしたが、案内の方から急きょ着席に変更されたとのことでした。それほどチケットが売れなかったということでしょうか...少々寂しい気もします。
 チケット番号順に入場することになっており、私は125番。自由席なので前方の席は無理かな?と心配しましたが、ステージから3列目の席に座れました。少々右手になりましたが、Lukatherとの距離は3~4mほどだったと思います。手元までよく見えましたし、PAだけでなくアンプからの音も聴こえてくるくらいの位置です。

 開演時間の19:00を10分ほど過ぎた頃、バンドのメンバーが登場し、のっけからエネルギッシュな演奏でした。以降、1時間45分にわたりアンコールも含めて全14曲、55歳になるSteve Lukatherは楽しそうにギターを弾きまくりました。
 TOTOでの演奏に比べ、よりロック色の濃い内容だったと思います。TOTOの曲は一切やらず、自身の曲とカバーを数曲という構成で、自分の本当に好きなことをやっているな...という印象です。セットリストは下記のとおりでした。

 1.Hero With a 1,000 Eyes
   from “Candyman” 1994
 2.While My Guitar Gently Weeps
   The Beatles cover
 3.Butterfly
   from “Through The Looking Glass” 2002 / Herbie Hancock cover
 4.Can't Look Back
   from “All's Well That Ends Well” 2010
 5.Songs for Jeff
   from “Candyman” 1994
 6.Don't Say It's Over
   from “All's Well That Ends Well” 2010
 7.Tumescent
   from “All's Well That Ends Well” 2010 - Drum Solo -
 8.Party in Simon's Pants
   from “Candyman” 1994
 9.Stab in the Back
   from “Ever Changing Times” 2008
10.Tears of My Own Shame
   from “Luke” 1997
11.Little Wing
   Jimi Hendrix cover
12.Flash in the Pan
   from “All's Well That Ends Well” 2008
 - encore -
13.Pump
   from “Luke” 1997
14.Smile
   Charlie Chaplin / Geoff Parsons / John Turner 

 “All's Well That Ends Well Tour”という割りに新作アルバムからの曲の比率が低かったのは意外でしたが、どの曲も素晴らしく、“Little Wing”などのカバーもLukather流の解釈もあり、ギター好きにはたまらなかったと思います。

 ↑新作の中の1曲、今回のライブでもハイライトだったと思います。“Flash in The Pan”のPVです。
 PVの中にも登場しますが、ドラムを叩いているEric Valentineが2008年のツアーに続いて、今回のツアーにも参加しています。彼のドラムも楽しみでした。ものすごくパワフル、そしてとても楽しそうに叩いていました。彼の参加がこのバンドの他のメンバーにも楽しく演奏できる空気をもたらしてくれているように思えます。

 アンコールの最後に静かなスタンダード・ナンバーを選び、Lukatherが“Good Night”と客席に語りかけた終演でした。高揚した気分が落ち着いた気分になって、観客みんなが幸せな気分になれたライブだったと思います。

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 ↑ウチのLukeです。
 虐待を受け声帯を壊された保護犬でしたが、Steve Lukatherの様に、豊かな感性で様々な感情表現をしてほしくて、彼のニックネームを愛犬の名前につけました。

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 2本めのライブは13日(金)、東京・国分寺にある“Morgana”というライブハウスでのものです。
 “国分寺エクスペリエンス”という、中央沿線を中心にライブ活動を続けているキャリアの長いバンドですが、最近になって知ったバンドで、彼らのライブを聴くのは2度めでした。

 4人のメンバーそれぞれがかなりレベルの高い演奏・歌唱力を持っていると思います。
 ドラムスの清水さんとベースの新海さんのお二人は、変拍子などにも動じないしっかりしたリズムで安心感があり、それにゆきをさんのギター、おちょこさんの歌が重なって、不思議な音楽世界を広げていました。
 私たちのバンド“ぼんくら~ず”でギターを弾いてくれているW君に、『絶対、勉強になるから一緒に行こう』と誘って行きましたが、彼も国分寺エクスペリエンスの演奏に感心していました。
 ギターのゆきをさんはJimi Hendorixがお好きなのでしょうか?弾くフレーズなどにその影響を感じましたが、これぞStratocasterの音!!というギターの音色で、聴いていて気持ちの良い演奏でした。個人的に大好きなタイプのギタリストです。

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 そして自分たちのライブはというと、はるか先、11月最後の土曜日に決まりました。あっという間に時間は過ぎていくのでしょう。この1週間の2本のライブはとても刺激になりました。私たちのライブも良いものにできるようがんばります


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2 Comments

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良い演奏を聴くのは (Pepper)
2012-04-16 13:00:13
刺激になりますよね。

ベース弾きなので、ライブでもベースばかり注目していますけど「何か盗んでやろう」とか「このフレージングはいただき」とか思いながら。

聴く人に刺激を与えられるような演奏ができれば素敵なんですけど、それはなかなか難しい・・・
返信する
Pepperさんへ (non_B)
2012-04-16 14:25:14
良い演奏は、本当にタメになりますね。
昔っから知っているLukatherはもちろん、“国分寺エクスペリエンス”もとっても刺激的でした。
ライブへ行く機会があったらぜひご一緒しましょう。

Pepperさんのベースは、充分刺激になりますよ
返信する

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