一か月前に書いた記事の続きです。
前回は、旧五日市鉄道の〈郷地〉駅から〈武蔵福島〉駅までを辿りました。今回は、武蔵福島から〈南中神〉駅、〈宮沢〉駅、〈大神〉駅までを辿ります。
武蔵福島駅はJR青梅線の東中神駅の南側500mくらいの所、旧奥多摩街道のすぐ北側にありました。そこから青梅線に並行して中神駅の南側、これも500mほどの所に〈南中神〉駅がありました。
↑旧南中神駅があったと思われる位置から武蔵福島駅方向を撮ってみました。『止まれ』のペイントがされた部分の道路幅は4mくらい、鉄道敷きとしては狭い感じがしますし、その奥は道路は幅が広がっています。
旧五日市鉄道跡のほとんどの場所は、〈五鉄通り〉と名づけられた道路や幹線道路に変わっていますが、一部は民有地になっている所もあります。
↑南中神駅跡から南側、多摩川方向です。
旧奥多摩街道までは緩やかに下っていますが、そこから先の多摩川河川敷までは崖状になっています。画像奥に八王子市の宇津木台付近が小さく写っていますが、この南中神駅跡辺りも標高は100mくらいあります。
↑南中神駅跡から北側です。緩やかに中神駅辺りまで登って行く道は、中神駅の開業と同時に造られた〈中神停車場通り〉と名づけられています。
↑宮沢駅跡付近です。
宮沢駅があった辺りは道路が広げられ、旧鉄道敷きの面影は感じられません。すっかり生活道路になっています。
↑五日市鉄道が八高線をくぐり抜けていた場所です。今は綺麗に整備されていますが、10年くらい前までは、五日市鉄道が使っていたコンクリート造の壁などが残っていて、それを八高線が小さな鉄橋で渡っていたと思います。
↑旧大神駅跡には、そこに駅があったことを示すプラットホームや駅標、車輪、信号などが置かれていました。『駅』というより『停車場』と呼んだ方がしっくりくるような小さなプラットホームです。
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