富士山に登ってきました。といっても日本一高い方ではなく、標高100m強の小山です。
埼玉県所沢市にある<荒幡(あらはた)の富士>です。
明治時代に富士山を祀る浅間神社がこの場所に移転されたことから、当時の荒幡村の村民が総出で築いたものだそうです。富士山信仰から地元に小さな山を築き、それを富士山に見たてた<富士塚>は各地にありますが、ここは規模が大きいです。
近景を撮ってみました。画像の左側に鳥居があって、そこから登山道が始まります。
蛇行した階段を登っていきますが、これがけっこうな斜面でした。麓の浅間神社に到着するまでも自転車でかなりの急坂を登って来ていたので息が切れるほどでした。
ここまで走ってきた方向を振り返ってみました。今日は曇っていたので山々が鮮明ではありませんが、澄んでいれば丹沢方面まで望めると思います。
山頂に展望図がありました。山頂からはほぼ360度見回せます。この図では南西~西方向の山々などの解説が書かれていました。
展望図を基にすると、画像中央の白い建物の右側に富士山が位置します。晴れた日なら気持ち良い景色が広がっているのでしょう。
今度は北東側、所沢の市街地方向です。
麓にあった荒幡の富士の富士の解説です。『近郷近在に誇る最大級の人工の富士』とあります。
今回の荒幡の富士は、私が子供の頃から名前だけは知っていました。近所の方が、家から歩いて30分くらいのところにあったこの富士山を、『所沢に富士山があるんだよ。初詣はそこに行くんだ』 と言っていて、私は行かず終いでした。40年来の訪問です。
今回の経路図です。往復の距離は25.6kmでした。今まで多摩川沿いなど、なだらかな地形の所を走っていましたが、今回はちょっと急な坂道もあり、自分の脚力を試せました。
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