昨日の東京地方は未明から雪が降り始め、午後になるまで降り続きました。久しぶりにまとまった雪だったため、職場の回りも私が夜勤明けで帰る午前10時頃には20cmくらいの積雪になっていました。トップの画像がその頃のものですが、出勤してきた職員は駐車場に車を停めるのにも往生していました。
↑同時刻頃の職場周辺です。雪に包まれてモノトーンの写真のようになっています。正面に竹林がありますが、竹が雪の重みで大きくしなっていました。雪の勢いは、この頃が最も強かったようです。
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その雪の朝、いつもの通りに女性入所者Hさんのトイレ利用の臥床介助をしていたときに数え歌を歌ってみました。
『一番はじめは一の宮、二また日光中禅寺、三また佐倉の惣五郎、四また信濃の善光寺・・・』
と、私が知っている部分を歌って、Hさんがその後を継いで歌って下さいました。五以降を私は憶えていませんでしたが、Hさんはしっかり憶えていらっしゃいました。
五つ出雲の大社
六つ村々鎮守様
七つ成田の不動様
八つ八幡(やはた)の八幡(はちまん)宮
九つ高野の弘法様
十で東京招魂社(=靖国神社)
Hさんが歌ってくださった『五』以降の歌詞は上記のとおりです。現在70代後半のHさんが、幼い頃に[お手玉]をしながら歌っていたそうです。Hさんや、明治後期以降から昭和にかけて生まれた方々に親しまれた歌のようです。入所者の多くの方がご存知な歌かもしれません。次回の施設内ライブで採り上げてみようと思いました。
調べてみると、この歌の歌詞は地域によってや世代によって少しずつ違う歌詞が歌われたようで、例えば、『二で 二宮金次郎』、『十で 東京二重橋』、などです。Hさん以外の他の入所者の方にも聞いてみたくなりました。
さらに、私もまったく知らなかったのですが、もう一回し一から十までの歌詞もあるそうです。
例えば、
一 一列談判破裂して
二 日露戦争始まった
三 さっさと逃げるはロシヤの兵
四 死んでも尽くすは日本の兵
五 五万の兵(御門の兵)を引き連れて
六 六人残して皆殺し
七 七月八日の戦いに
八 ハルピンまでも攻め込んで
九 クロパトキンの首を取り
十 東郷元帥万々才(十でとうとう大勝利)
これも地域によって違うようですが、歌われだした時代が日露戦争直後だったからでしょうか、それに関係することが歌われています。子どもがお手玉をしながら歌うにはちょっと怖い感じがしますが、歴史的な戦勝で大人も子供も気分が高揚していたのかもしれません。この戦争がらみの歌詞は施設内ライブでは割愛した方が良さそうです。
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ライブはやっぱり楽しく歌って演奏できた方が良いでしょう。
↓最近、とても気に入っていて、よく聴いているTony Spinnerです。
彼を知ったのは、2008年にTOTOのツアーにサポート・メンバーで参加していた時でした。TOTOにはちょっと異質な感じを受けましたが、コーラスも上手いし、控えめながら気持ちの良いギターの音を聴かせてくれていました。TOTO以外にもMr.BIgのPaul Gilbertのサポートも担当しているそうで、器用でフレンドリーな人なのかもしれません。
そのTony Spinnerのソロ・アルバム“Down Home Mojo”↑を通勤の行き帰りに繰り返し聴いています。とにかく楽しそうにギターを弾いている感じが溢れており、自分達も彼に倣って楽しく演奏してみたいと思わされます。
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昨日、あれだけ降った雪も、今日は気温がずいぶんと上がったこともあり、午後3時頃にはすっかり融けていました。
愛犬とのいつもの散歩コースの根川で、至近距離のところにアオサギが居ましたが、やっぱり警戒心が強いのか、カメラを向けて間もなく飛び立ち樹上に移ってしまいました。
一昨日の午前中は、八王子市内から日野・立川市内と甲州街道を進みましたが、途中の緩い坂道でトラックなどが立ち往生して渋滞が発生して、約7kmに1時間くらいかかりました。
昔はわらべ歌の内容が海外に伝わることもなかったのでしょうし、今だったら周囲の人がまず問題視してしまうでしょう。
でも、子供が考える詞は、大人の考えていることを映し出すのかもしれません。
スタッドレスのタイヤを履いた車でも駐車場で立ち往生してしまいました。
数年に一回はこんな感じで雪に苦労することがある地域ですね。
『東京ブギウギ』は、私たちのバンドでも演奏したことがあります♪
上の動画で弾いているTony Spinnerのような感じに弾いても違和感の無い曲になりますね。
もう一度、やってみたくなりました。
子どもが無邪気に詞を作る数え歌は、後になって大人が作る以上に時代を反映することがあるかもしれません。
昨日・今日の暖かさで融けてはきたけど、雪に慣れてない人達は歩くのも大変そうだ。
(北海道生まれの私は雪道の歩き方を知っている)
時代を感じさせる歌は、今だと国際問題になりそうな内容ですな。
「ここは雪国か」
ってつぶやいてましたが、本当にすごかったようですね。私もこの日はさすがに雪かきしました。
機会があって、『東京ブギウギ』を聴いたのですがいろんな人が歌ってそれぞれに面白いと思いました。数え唄も色々あるようですが、それぞれに時代を反映しているのがまた興味深いですね。
数え唄も面白いですね。時代を反映しています。