農産物直売所『野尻の里』

安中市中宿の農産物直売所『野尻の里』のブログです。
こだわりある生産者が四季の農産物を皆様にお届けします。

長ネギの栄養

2014年03月09日 01時37分40秒 | うんちく・小ネタ

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ネギは葉の部分にβカロテン(ビタミンA)が多く、茎の部分にビタミンCが、多く含まれている野菜です。ネギには独特の強い香りがありますが、これは「硫化アリル」と呼ばれる栄養成分で、ニラや玉ねぎにも含まれています。

この硫化アリルは、ビタミンB1の吸収や働きを高め、疲労を回復させる効能や、消化液の分泌を良くして、食品の消化、吸収を高める効能があります。このため、ビタミンB1が多く含まれている豚肉や牛肉と一緒に、調理するのがおすすめです。硫化アリルは、血液をサラサラにして、血行を良くして体を温める働きもあります。

ネギの葉に多いβカロテン(ビタミンA)は、眼の網膜にある光を感じる「ロドプシン」という物質の材料で、夜盲症(とりめ)の予防効果がある栄養成分です。また、粘膜や皮膚を健康に保ち、ウィルスや細菌の侵入を防ぎ、体の免疫力を高める効能もあるビタミンです。

一方、ネギの茎に多いビタミンCは、体に有害な活性酸素を分解する働き(抗酸化作用)があり、生活習慣病や老化の進行を、防ぐことが知られています。


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大根・・・健康に良い免疫力を高める食べ物

2014年03月06日 01時24分00秒 | うんちく・小ネタ

大根の原産はアジアの暖かい地方や地中海だといわれています。
日本にも古くから渡来し、古事記に、すずしろ、おおねの名前で書かれています。
おろして良し、煮て良し、漬けても良しと、淡白な味わいながら大根ほど様々に調理される野菜は少ないです。
年間を通して出回っている野菜ですが、旬は秋から冬です。
ことに冬場は、寒さでぐんと甘さが増し、冬のメニューにかかせない素材となっています。

大根の栄養素として、まず豊富なビタミンCがあげられます。
ただし、大根のビタミンCの分布は平均しておらず、中心部より表面の皮のほうが約2倍も多く含んでいます。ですのでなるべく皮はむかずにきれいに洗って皮ごと食べることをおススメします。
また、見逃せないのが、葉の栄養でビタミンCも根の部分より多く含まれているほか、根には含まれていないビタミンA(カロチン)も、葉には多く含まれています。
さらに葉の部分には、ビタミンB1、B2、カルシウム、ナトリウム、リン、鉄などの成分を含み、まさに栄養豊富です。
葉つき大根を手に入れた際は、もったいないので葉は捨てずに食べるようにしてください。
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