「がんばれタブチ君」効果? 田淵が一服の清涼剤に(夕刊フジ) - goo ニュース
【台中=宮脇広久】星野ジャパンの北京五輪出場が決定した瞬間、星野監督は右に田淵ヘッド兼打撃コーチ、左に山本守備走塁コーチを従えるようにしてベンチから出てきた。「仲良し内閣」との批判を受けながらも、大学時代から親友のトリオが一緒に獲得した北京キップ。特に田淵コーチの存在は、指揮官とチームにとって一服の清涼剤でもあるようだ。
星野監督が明かす。アジア予選初戦のフィリピン戦の試合前のことだ。ナインは、事前に宮本主将から「まるで自分の体でないみたいになるぞ」と予告されていた通り、五輪特有の緊張感に包まれていた。そこで星野監督に促され、田淵コーチがスタメンを発表する。
「1番セカンド西岡、2番指名打者…イナバ」。稲葉が「ええっ!?」と悲鳴を上げたのも無理はない。すかさず、「井端やろ!」と星野監督の怒声が飛ぶ。田淵コーチは慌てて読み直したが、今度は「2番指名打者、イバナ」。もう誰のことだかわからない。これでジャパン戦士たちはすっかり自然体を取り戻すことができた(?)。
さらに田淵コーチは最後に「ピッチャーはツツイ(正解は涌井)」とオチまでつけた。これには星野監督も「そういえば、そんな名前のピッチャーがおったな(阪神・筒井和也投手)」と苦笑いするしかなかった。
実は田淵コーチ、来年2月に上の歯のすべてをインプラント治療(人工の歯を根元からつくる手術)する予定。現在はその前段階として上の歯がごっそり入れ歯になっており、はっきり発声しづらいという、かわいそうな事情があるのだ。
そんな田淵コーチも、報道陣の前で“暴露返し”。「台湾に入ってからすぐ、4人(3コーチ&大野投手コーチ)で食事に行ったのだが、3人が頼んだ親子丼はすぐ来たのに、監督のカツ丼だけなかなか来ない。揚げ句、品切れときた。いやあ、久しぶりに監督が激怒するのを見た。燃える闘魂を見たよ」と笑わせた。まぁ、本当に仲の良いことで…。
もえ!超もえ!
これなんて眼鏡のドジっ娘?
「指名打者イナバ・・・はわわ~、間違えちゃいました~!えーと、イバナさん!あれれ?」みたいな。
どうせなら日ハムの稲田もいたらもっと楽しかったと思います。(ややこしい)
そしてカツ丼品切れに激怒する星野監督の漢っぷりに惚れ直しました。ものすごい緊張感の中、ゲンをかついでカツ丼頼んだのに、さんざん待たされたあげくに「品切れ」って言われたらそりゃブチ切れるわな・・・その後は結局どうなったのでしょうか。すげー知りたい。