始まりは店に掛かって来た一本の電話📞からだった。
『おう!アンタか店長は…👤』
この先にボクを待ち受けている事が
〖ワクワクするような出来事では無い〗と直ぐに分かる一言だった。
この電話📞の1ヵ月ほど前、当時ボクが店長を勤めるパチンコ店にチンピラ風の男性が来店。
挙動不審だった為、現場リーダーが理由を付けて男性👤を足止めした事があった。
結果的に不正は見付からなかったが、本当に急いでいたのか男性は景品(5000円相当)を受け取る事無く店から姿を消した。
電話口の男は👤その事を言っているのだった…
👤『よぉ!客に散々金💰使わせておいて交換した景品渡さないってどういう事よ。』
ボク『お渡ししなかったのでは無く、お渡し出来なかったので預からせて頂いておりますが…。』
👤『ふざけんなバカヤロー、お前こんな事してタダで済むと思ってんのか!あぁー💢』
ボク『困りますね、怖いです。脅迫でしょうか?ご来店頂ければ景品はいつでもお渡し出来ますよ。』
その後もやり取りは続いたが、相手は『あー言えば、こう言う』ボクに呆れたのか
👤『アンタは店長だから口が上手いんだろうけど…、覚えておけ!』と悔しそうに電話📞を切りました。
うわぁ~厄介な事になったなぁ
何でオレ店長なんだろう…(´Д`)💦
店の前に💩撒くとか嫌がらせされるんじゃないかな?と暫く不安な日が続きました。
対策としてボイスレコーダーを持ち歩く事にしましたが、意外にもその後は何事もありませんでした。
そして2ヵ月ほど過ぎ安心しきっていた頃、又もや一本の電話が…📞
👤『おう!こないだ電話したモンだけど裏に車止めてっから、ちょっと出て来いや。』
えぇーっ!そんな前の事なのに…今更かよ?(T_T)
外に出ると黒塗りのベンツの中に、3人の男が見えました。
なんか現実感が無く、雲☁の上を歩いているような気分です。
運転席の男(景品を置いていった当人)は、助手席🚐のドアを開け『乗れ!』といいましたがボクが『乗る事は出来ませんね。』といったので、ボクは中腰のまま相手と話す事になりました。
気が付くとボクの後ろには副店長が来てくれていました。
運転席🚐の男👤が先ず言ったのは
『こうやって兄貴達も来てくれてるんだから
誠意💴を見せるとかあるんじゃないのか?』
ボクは『誠意を見せろ!』と言わない所が上手いなぁ~(座布団1枚)とか頭の中で別の事を考えていました。
授業中に先生の話を聞けないのと一緒で、
ボクは〖頭の中の自分の考え〗が勝ってしまい、人の話に集中出来ないのです。
『少々お待ち頂けますか?』と係の者がお伝えした筈ですが?何故お帰りになられたのですか?😓
『当日に景品をお渡し出来なかったのは申し訳なく思いますが、それとこれは話が別ですよね?』
更にボクは、相手が口を開きかけるのを遮り『そこは御理解頂けますよね?』と畳み掛けました。
内心『やるなら徹底的にやってやる💥』と云う気持ちでした。
普段ビクビクしているボクのような気の小さい人間は🐀追い詰められると豹変🐆します。
怒ったカンナ💢😠💢
ボクは『やべーオレ、またスイッチ入っちゃった💦』と、出来るだけ冷静に…と必死でした。
そして、景品を置いて帰ってしまった運転席の男に『少々お待ち頂ければ、景品をお渡し出来ます。とお伝えしましたよね!?』と念を押しました。
(…まあ、ウソをつきました💦)
だってオレその場にいなかったんだモン
運転席の男は『う、えっ…。』と口籠もってしまい、後部座席の兄貴に『おい、お前どうなのよ?』😩と言われる始末。
そもそも既に3ヵ月も前の話、お互いに覚えている訳がありません。
相手側にも諦めの様子が見え、ボクは勝負あったな!と思いました。
しかし、最後まで油断は出来ないと思い
『景品をお渡ししますので、こちらへどうぞ~』と店内に案内
彼等は先程と打って変わり、親しげに話し掛けて来ましたが『絶対油断しない!』と最後まで気を緩めませんでした。
現在はアウトレイジな方々の商売方法も電子化され、こんなアナログな手口は使わないはと思いますが参考になればWi-Fiです🎵
対応のボイ…ポイント
①彼等は交渉術に長け、弱味に付け込んで来ます。言葉遣いには気を付け、家族構成など情報は絶対に漏らさない事。
②相手だって数を揃えて来ているんだから、出来れば更に多い人数で対応しましょう。
③カメラやボイスレコーダー等で証拠を残す。
④対応は出来るだけ人目のある場所で、相手に有利なスペースは避ける。
⑤挑発に乗らない、挑発しない。
状況にもよりますが警察がどうとか、訴えるとかは逆効果の場合が…
ボクはいつも『勝ちも負けもせず、引き分ける』事を念頭においています。
その為には『コイツとやっても勝てない、いや、勝てるかも知れないけど厄介だし面倒くさい。』と思わせる事です。
【一度でも相手の要求に応じたら、地獄】お忘れ無く…(^_^)b