昨晩のことである。
夕食を終えてタバコを買いにセブンに寄ってから会長に電話をした。
そろそろ出よっか！というつもりであった。
登録してある番号を選んで発信。
出ない・・
あれ？何で？と携帯を見てみると画面がまっくろ。
なぜか電源が落ちていた。
おっかしいなあ？と立ち上げようとするが、一瞬だけついてすぐまたまっくろ。 
あ～もお！と自宅に戻って充電したりバッテリーをはずしたりとりあえず拭いてみたりもしたが一向に直る気配はない。
それどころか、なんか立ち上がろうとし、またまっくろを自動的に繰り返し始めた。
最悪である。
大晦日を明日に控えた夜に携帯が壊れちまった。。。。
気を取り直して明日ソフトバンクに行くことにする。
いかんせん携帯いじってもう３０分は経っている。
このままじゃ遊べなくなるからさ。
で、会長に事務所からかけようとして気づいた。
「会長の携帯番号がわからない！」
ここんとこ電話番号は全部携帯に登録してあるのでメモっていなかったのだ。
う～んと考えて卒業アルバムをさがすことにした。
とりあえず自宅にかけるしか方法がないからね。
・・・１０分探してあきらめた。
もうどこに直したのかわかんないのだ。
しかたねえ！とゼンリンの地図を取り出す。
ＮＴＴの番号案内にかけるにしてもおやじさんの名前なり住所なりがわかったほうがよかろう！と思ったのだ。
・・・ちょうど直方と宮田の中間でどちらの地図にも明確に載ってなかった。
再び振り出しに戻り携帯をさわる。
と、瞬間的に携帯が立ち上がった！
速攻でアドレスを開き、会長と数名の携帯ナンバーを控え終えたところでまた電源が落ちた。
ここでだいたい予測がついた。
どおやら携帯本体と言うよりバッテリーがダメになったようだ。
とりあえず一瞬のラッキーで番号がわかったから夜は会長と遊び、帰ってからぐるナイを観て５：００頃就寝。
８：００に起きてソフトバンクにＴＥＬし、１０：００開店だと留守番電話が言ってたからジャストの時間に訪れる。
ソフトバンクの女性は「バッテリーは取り寄せで10日ほどかかるんですよ。」と言っていた。
「んじゃすぐ使える携帯を買います。」と言うと嬉々と在庫を調べてくれていたが、会社の印鑑などは持ってきてないので一旦中止。
まいったなあ・・とハンサムで上品なウレイを忍ばせていると、「あっ、ちょっと待ってください！」と裏口に引っ込み、中古のバッテリーを出してきた。
「これはうちで使っている中古品ですが、試してみませんか？」と言うわけだ。やってみると見事に立ち上がるではないか！
「こ、これでいいです。これください！いくらですか？」と言うと「差し上げます。どうぞお使いください。」だって！
もちろん「充電も確認もしてないからいつダメになるかはわかりませんよ！」とも言われたけどね。微笑みながらさ。
なんてやさしいんだ！
そんなこんなで今僕の手元には今までどおりの携帯があたりまえのように居座っている。
どこにかけるにもどこへメールするにも何の問題もない。
これが実力です！と言わんばかりの携帯を見て思った。
携帯ってのは悪女だ！
つい便利さに甘えて、ナンバーメモったりスケジュール書いたりしなくなるのもこいつのせいだ！
さんざん迷惑かけといてその態度なねーだろ、まったく！
しかたねえからもう少しだけつきあってやっか！
