釜山の夏 ３

夕食は鍋。
ヒロタンの鍋リクエストを受けてのことである。
「それじゃなんか何の鍋がいいか？」とギロに聞かれたけど本当は何の鍋でもよい。トマトときゅうりが入ってなければいいのだ。
じゃがいもと言っておいたらカムジャタンというヤツになった。



なんか、かむじゃというのがポテトのことだと教えてもらったら、チョン会長が豚肉のことだ！と言っていた。
どっちが正しいのか知らんが僕はチョン会長派なのでカムジャは豚肉である。
そうなのである。



一口食べるとこれがまた絶品！
もうおしゃべりもせずにかぶりついていた！
食べ終わるとすぐにチョン会長がよそってくれてそれもかぶりつく。
食べ終わるとすぐにギロがよそってくれてそれもかぶりつく。
まるでカニ道楽ならぬブタ道楽である。
はしが全然止まらない！



と、そこにメガネをかけたヤツが登場。
こいつもわざわざ僕らに会いに来てくれたようだ。
メガネは「まだ汗は出てませんね？」とか言ってたり、煙草吸いたいというと灰皿用意してくれてりするいいヤツである。



お腹いっぱいになったところでチョン会長とギロとメガネ、ヒロタンと僕の５人でカラオケに移動。



爆弾酒飲んだり挨拶させられたりもしたが、何の選曲もしてないのにまた「ぎんぎらぎんにさりげなく」を流され熱唱する。
ぎんぎらぎんは僕のテーマソングかっちゅうねん！



途中であごの長いメンバーも合流してくれた。
こいつもわざわざ僕たちの為に来てくれたのだ！
本当にありがたいよねえ！！



水割りを作ってくれるおねえちゃんは日本語をしゃべれない。
せっかく横についてくれているのに悪いなあ。。と思い僕の切り札をしゃき～んと出した！

そう！ケイゴに借りてきた任天堂ＤＳの韓国語会話である。



「あなたのお名前は何ですか？」
「ちゃなんとかです！」
「・・・・」

「あなたは何歳ですか？」
「２６歳です。」
「・・・・」

「これは何ですか？」
「これはももです。」
「・・・・」

任天堂さんよ！次の会話はどうすりゃいいんだい？



まあそこんとこは韓国語をしゃべれないキャラ全開で勝手にあだ名をつけたり（目の前にいる子が爆笑してた・・）、簡単な日本語を教えたりもした。
途中から全部英語になったような気もするがその頃には酔っ払っているので怖いものなしである。



そんな感じでいっぱい飲んでいっぱいしゃべって（いっぱいトイレでげ～して）超愉快に過ごす。
いつ解散したのかもどうやってホテルに戻ったのかも覚えてないが、気がつけば朝であった。



みなさん本当にお世話になりました！！
最後にちゃんとお礼をいったかどうかもわかりませんが心から感謝しています！
ありがとう！チョン会長をはじめ北釜山のみんな！！




＊入れ違いにチョン会長は明日日本に家族旅行だそうだ。
今回は無理だが、次回来ることがあれば全力で接待しようと思う。



＊ヒロタンが「松村さん。本当に楽しそうですね！」と言ってた。
困ったことに本当に楽しくって仕方がないのである。
もうたまらんぞ、おいっ！

釜山の夏 ２

９：００発のビートルに乗った僕とヒロタンはしばらくすると超お腹が空いた。
「なんか買ってきましょうか？」
「ダメだ！釜山でカルビ食うまで我慢や！我慢やでえ～」
「・・・わかりました。賛成です。」
賛成多数で可決し、１・２の三四郎を読みながら３時間を過ごす。



そしてついに釜山港に到着！
天気は上々でまさに「釜山の夏！」って感じである。
後で聞くと前日は雨だったらしいが、僕は超晴れ男なので傘なんか用意しなくて結構である。



税関を抜けてフロアーに出ると「マツムラサン！」と声がする。
振り向くとなんとなんとチョン会長！！！
ギロと一緒に港まで迎えに来てくれていたのだ！！！



これはうれしかったなあ！
お互いとびっきりの笑顔で握手をし、僕も慣れない韓国語で「かむさはむにだ！」なんて言っちゃって何ともたまらん！



ギロの車で昼食に向かう車中でギロの通訳のもと改めて「わざわざすみません。」と言うと「来週からは忙しいけど今日は暇だから大丈夫です。」なんて言ってた。
そんなわきゃねえのは僕でもわかる。
本当にやさしい人だ。



で、その昼食は超うまいカルビ！僕のリクエスト１号である。
今まで食べたなかで最強である。猪木カルビである。
なんか土地と建物はチョン会長の持ち物らしい。相当な大金持ちである。
あとでギロに聞くとチョン会長の建設会社は釜山でもとても有名らしく○○億円の売り上げがあったりもする。
まあゼニカネでつながってるわけじゃないけど、チョン会長の側面がすごくてちょっと嬉しかったりもする。



死ぬほどとろけるカルビを食べ、冷麺を食べ、フルーツやアイスも食べて超マンプクになったところでサウナである。
僕は汗かきの反動で清潔好きだったり温泉に浸かったりするのが大好きである。
そして僕のリクエスト２号でどうしてもあかすりしたかったのだ。



暑いサウナで汗を流し、冷蔵庫みたいなサウナで汗をひかせ、なんとかいうカキ氷みたいなもんを食べ、ドクターフィッシュに足を食わせてからあかすりへ。
身体を洗わず我慢した甲斐あって結構な垢が出て超おもろい！
マッサージも兼ねてるようにごしごしこすってもらったのだが、僕は基本が清潔好きなので改めて身体を洗って風呂に浸かる。


ゴクラクである。
（トリモツには地獄であろう。）



ギロが行方不明になったヒロタンを探して右往左往していたが、脳みそまで溶け出した僕は「もうヤツはここにおいておきましょう！」としか思わない。
　　　　


すっかり夕方になってしまい、今度は夕食へ。



と、長いので一旦休憩する。

釜山の夏

昨年の北釜山ＪＣ公式訪問は直前理事長なので行かなかった。
やっぱりケイスケが理事長として行くのに僕がちやほやされちゃいけない。
直方ＪＣのしきたりである。
気持ちを察したリュウが色々別の大義名分を探してくれてはいたんだけどね。



今年の公式はＯＢなので当然ダメだが、アスパック釜山は大会支援という名目は立てることができた。
だけどケイゴが参加するのでさすがに止めた。
仕事をほったらかして２人も抜けるのは本末転倒である。




そんな感じでずっと行きたくても行けなかった釜山。
ずっとチョン会長とおみやげのやりとりだけで２年の月日が流れた。



と、リュウと話していて突然朗報が入ってきた。
どうも数名でプライベートで海を渡る計画があるらしい。
速攻でお誘いに乗った！！



結局は仕事などで２名が欠けた。
ヒロタンから「どうしますか？止めますか？」と電話をもらったがもう心はひとつである。

絶対に行く！



ヒロタンも「よかったあ！僕と２人じゃ止めたって言われるかと心配しました！」なんて言っていたが、まったく心配無用である。
もう完全に韓国モードなのである。






１２日の夜、思い立ってヒロタンにメール。
「朝出る前に電話して」と送っておいた。
中途半端に寝ないでギリギリまで起きておこうという作戦である。



というのは僕はすぐに乗り物酔いする。
リュウからキミテは貰ったが、やっぱり危険なので３時間の船旅を全て寝て過ごすのである。



６：００にヒロタンよりＴＥＬ。
結局２時間ほど寝て電話よりも先に目が覚めていた。
自分でも興奮しているのがわかる。



ヒロタンが到着し、ヤツの車で港を目指す。
車中では眠くなることもなくずっとべらべら。
高速を使って予定通り出航一時間前に到着。



ガードマンさんに一緒に写真を撮ってもらったり、「おみやげ何買った？ねえ何買った？？」なんて話をしたり、「５分でいいからチョン会長に会いたいって話はちゃんと伝わってる？」なんて聞いたりしながら９：００の出航を待つ。



そう、僕の真の目的はチョン会長に会うことである。



アスパックでも支援に行けなかったし、今年は韓国ＪＣの副会長（かなりすごいことである！！）やってるらしいのにお祝いの言葉も言えてない。
忙しいことは重々承知なのであるがどうしてもちょっとでいいから会いたいのだ。



今回のテーマは「食い道楽！食いだおれ！」であるが、チョン会長に会えさえすれば僕はマックでも一向にかまわない。


＊ちなみに僕はベーコンレタスバーガーが好きである。
だのにトリモツに頼むとなぜかメガマックを買ってきやがる。。。
ヤツは僕を太らせておいて抜け駆けする気に違いない。。。



そんな感じで日本を経った１３日の朝。
どんな２日間になるのかは明日にでも書こう。
今日は帰ってきてから会長とリュウとぐんちゃんとトリモツに会ったりもしたのでもうくたくたである。
んじゃね～～！