松村 英樹 闘魂日記

燃える闘魂 MATSUMURA BLOG

インプラント2

2008-02-26 14:56:23 | Weblog
アポを取って福岡のK歯科に着いたときにはほぼやる気であったが、あまりに知識がない。
いろんな事を聞きたいし、無理のある話なら反論しちゃうもんね。


出てこられた先生は想像以上に陽気な感じ。ナースと軽口を交わしながら僕を院長室へと誘う。


で、「入れ歯がイヤなのでインプラントを考えているのですが、どういったものか見当がつきません。いろいろ聞かせてください。」と切り出すとことのほか親切丁寧に教えてくれた。


新聞に先生の顔写真つきで載っていたので言っていいと思う。
今の最新医療の話などいろいろ聞かせてくれた。


K先生曰く、本来虫歯を抜くのは治療法のひとつとして有効だが、その歯はもう使えないと考えるのは早計だと考えているそうだ。
歯医者の技術にお兄さんである久留米大外科医の技術をミックスさせて考えたのがマイナス197度(だったかな?)での冷凍保管だそうだ。
本来ある歯はその人にとって最もバランスがいいものであるからいかせる歯は利用すべきだということだ。
この複合技術によってとても人間の口とは思えないほど歯並びの悪い方をすごくきれいに修復した写真を見せてくれたりもした。聞けば下の歯を上に移し変えたりもしているらしい。
アメリカの学会に報告され高い評価を得ているようだ。


インプラントにおいては一般的なただあごの骨にボルトを刺すやりかたでは不安定である。いくつかの方法を教えてくださったあと、あえて歯肉内にて安定期間を置くやり方を推奨するとも言われた。


さらに、歯肉から出てきたボルトの柱に歯形をつけると出来上がりなのだが、本来人間にない金属があることのデメリットとして細菌が繁殖しやすいことを挙げられた。それを解決するために2段ロケット方式(本来の名称は忘れた)を推奨された。


さらに、人間は老いと共に歯肉が減少する。インプラント手術をはじめそれを補うために口内の細胞を使うのが一般的だが、むしろ脊髄を使うほうが良いことも教えてくれた。
(これは僕には必要ないことではあるけどね。)


もう半年ぐらい前のことなのにインパクトが強かったので結構覚えているものだなあ。。。


1時間以上も最新医療の話を丁寧に聞かせてもらって僕はすっかりこの先生に惹かれてしまった。
実績も理論も人柄も文句なしである。
その場でやりますっ!と決めてしまった。


そんな感じでまたまた定期を崩し、手術台に乗ったのが昨年10月のことであった。

つづく??(つづかないかなあ??)





2007最後の聖戦

2008-02-26 00:47:10 | Weblog
僕は小さい頃からすっと歯医者さん通いをしなければならなかった。
それなりに歯は磨いていたつもりだが、なんでか知らないけど気がつけば虫歯になってしまうのだ。こういうのも遺伝ってあるのかな?よくわからん。


とにかくそれが原因で病院が大嫌いになったのはたしかだ。今でこそ大人になったので頭痛にしろ尿管結石にしろひどくなる前にお医者さんにかかるようにしているが、ちょっと前までは自然治癒しかアタマになかった。
ひびがはいった肋骨も足首もそれでなんとか治ったし、頭痛は肩こりのせい!と決めつけてマッサージして終わりだったしね。


でもそんな僕でも歯痛ばかりはどうしようもなかった。
小学生の頃は、んなもんに負けるか!と自分で自分をビンタして顔が3倍になったり、冷やせばなんとかなる!と氷をクチに加えてべらぼうにしみてしみてハニワ顔になったりしながら悟ったのだ。
今考えるとバカ丸出しである。。


昨年、とうとう4本目の奥歯を抜かざるを得なくなった。
Mさんも尽力してくれたのだがとうとう限界がきちまったのだ。


Mさん曰く「仕方ありませんね。奥は目立たないから入歯にしますか。」
「・・・・やだっ!」
「とにかく型をとりましょう。」
「精神的に無理っ!今日はやらない!」
だだっこである。


翌日ハラをくくってM先生のもとを訪ねると「インプラントって知ってますか?」と聞かれた。
「インプラント?中の構造物ってナンですか?」
「最新の方法であごの骨にボルトを固定して歯の柱を作るんです。」


一瞬サイボーグという言葉がアタマをかすめたが、乳歯、永久歯に継ぐ第3の歯という言葉に大いに気を惹かれた。なんかその道で有名な方が福岡在住でMさんも知ってる人らしい。
よし、まずは話を聞きに福岡に行ってみよう。


何度もブログに書こうとして、なんかかっちょ悪い・・とか見せてって言われるのがヤで止めておいた第3の挑戦がインプラントなのである。
昨年9月のことだった。

つづく。。