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nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

特急列車でローマへ

2020-05-28 22:58:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2003年夏、イタリア、その8

旅の最後は、アッシジ駅から特急列車でローマ・テルミニ駅へ。ファブリアーノ駅でも見かけたETR450という高速列車用の特急電車です。


アッシジ駅の駅舎はこんな感じでした。

ユーレイルパスを持っていたので、1等車に乗りましたが、車内は、ゆったりしていました。



当時の時刻表をひもとくと、
ES9333列車
Perugia 発 18:01
Assigi 発 18:20
Foligno 着 18:32
Foligno 発 18:34
・・・・・・・・
Roma Termini 着 20:07

アッシジからローマ・テルミニ駅までは、2時間弱の旅だったようです。
翌日の飛行機の時間が朝早かったらしく、空港のホテルに泊りました。部屋から空港アクセス線の列車が眺められたようで、窓から撮ったと思われる写真が残っていました。





2003年夏の旅は、これにて幕です。

<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら

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鍾乳洞、演奏会、アッシジ

2020-05-26 14:41:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2003年夏、イタリア、その7


マチェラータ滞在中には、音楽セミナー一行の遠足につきあい、バスでフラサッシの鍾乳洞(Grotte di Frasassi)を見学に行きました。何でもヨーロッパ有数の規模の鍾乳洞だそうです。残念ながら、入口の写真しか残っていませんでした。

おそらく、バスの駐車場が駅前にあったようで、鍾乳洞の最寄り駅Gengaの写真がありました。停まっている列車は、前回ご紹介した高速列車ETR450です。


別の日は、セミナーの仕上げとなる演奏会会場のあるマチェラータ近くの村(?)Ussitaへ。趣のある館が会場でした。


セミナーは終わり、アッシジで観光をして帰路につくとのことだったので、アッシジまで同行し、世界遺産にも登録されている有名なサン・フランチェスコ大聖堂を見学しました。



その後、駅まで送ってもらい、さくらこさんと私は、列車でローマに向かいます。

<参考>
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マチェラータを走るローカル線を完乗して終点へ

2020-05-07 15:18:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2003年夏、イタリア、その6

マチェラータ滞在中に半日ほど空き時間ができたので、ここを走るローカル線の完乗を試みました。アドリア海沿岸のチヴィタノーヴァ・マルケ駅からマチェラータ駅間しか乗っていなくて、マチェラータから先は未乗。また来ることはないだろうから、と内陸部の終点ファブリアーノ駅まで往復することにしました。時刻表を調べてみると片道1時間20分から30分程度と結構ありますので、終点で街歩きはしないで、往復乗車するのみです。

すっかりお馴染みになったディーゼルカー。車内の写真です。

各駅停車のローカル列車なので2等車のみの編成でしたが、結構ゆったりしていました。

なだらかな丘陵地帯をゆっくりと進んでいきました。渓谷や山越えがあるわけではなく、のどかな田園地帯を走ること1時間半で終点のファブリアーノFabriano駅に到着。ここは、首都ローマにつながる電化された幹線との乗換駅。長靴の半島を横断する路線で、伯備線のような感じがしないでもありません。となると、新見みたいな駅でしょうか?

マチェラータへ戻る列車は、しばらくありませんでしたが、幹線の列車には何本か遭遇しました。まずは、貨物列車が通過します。

近郊型客車をつないだ普通列車もやってきました。



ちょっとした車両基地もあって、急行用?の電車が停まっていました。

鉄道模型でも見たことがある入換用ディーゼル機関車もいました。

マチェラータを通るディーゼルカーもたむろしていました。

ここでの滞在時間のハイライトは、首都ローマへ向かう特急電車ETR450。



この特急電車には、旅の最後にローマまで乗りましたので、あらためてご紹介します。このあたりでマチェラータへ戻る列車の発車時間が近づいてきたので、この旅ですっかりおなじみとなったディーゼルカーに乗り込みました。


<参考>
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マチェラータの街歩き

2020-05-02 17:07:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2003年夏、イタリア、その5

さくらこさんの歌のセミナーに付き合ってマチェラータには1週間ほど滞在しました。宿泊したのは、ホテルではなく駅近くの修道院Seminario Vescovile。質素な宿舎でした。


小さな町ですが、ほかの街同様、広場や教会はもちろんあります。滞在時の昼間は40度ほどの猛暑でしたので、歩きまわったのは、朝夕に限られました。町の中心、リベルタ(自由)広場のバールでお茶しました。




こちらは、聖母教会Madonna della Misericordia と大聖堂Duomo





街の中心では朝市もありました。


しかし、マチェラータで一番有名なのは野外劇場スフェリステリオ Sferisterio。夏に開催される「マチェラータ音楽祭」の会場で、オペラが上演されます。もちろん何日か通いました。歌のセミナーも音楽祭に合わせて行われたのです。




<参考>
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インターシティで大移動

2020-04-24 16:28:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2003年夏、イタリア、その3


ヴェネツィアの休日を楽しんだ翌日。

ヴェネツィア・サンタルチア駅より、このときの旅の目的地、イタリア中部マルケ州にあるマチェラータまで列車で大移動することになりました。

朝9時54分発のIC(インターシティ)1516列車 "Andrea Doria"、ミラノ経由Savona行。電気機関車牽引の客車列車です。編成を、先頭の機関車から最後尾の客車まで見ていきました。





国際列車と異なり、同じ色の客車ばかりが連なっていて、きれいな編成です。最後尾の客車は運転台付きの制御客車。ミラノ中央駅のような行き止まりのターミナル駅では、機関車の付け替えをしないで、制御客車が先頭になって逆方向に進みます。いわゆる「プッシュプル・トレイン」です。

ユーレイルパスを持っていましたから、1等車に乗ります。6人一部屋のコンパートメント(個室)でした。





新しい客車なので、通路や車内のドアはガラス張り。洒落た感じがしました。

この列車にはVerona(ヴェローナ)まで乗り、11時22分着。似たようなIC(インターシティ)719列車Pescara行きに乗り換え、Verona発、11時53分発。

ボローニャ Bologna 13時21分着、32分発。
その後、アドリア海の沿岸に沿って南下。
Civitanova Marche(チヴィタノーヴァ・マルケ)駅に16時19分着。
ここまで、6時間半くらいの長旅でした。
目的地マチェラータ Macerata までは、もう少しかかりました。

<参考>
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