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nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

ライプツィヒ市内のトラム旅、その2

2020-06-14 14:00:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ、その6

前回は、ライプツィヒ郊外のKnautkleeberg に出かけたものの、電停から湖畔まで遠すぎて断念したという話をしました。それで、次の日は、再チャレンジというわけで、別の湖畔を目指して、西の方にあるLausen を目指して1番系統の電車に乗りました。

ところが、終点近くで激しい雨に降られてしまいました。電車から降りるのをやめて、そのまま戻ろうとしても、乗務員に「ダメ」と言われたので、すごすごと電車から降り、雨宿りをするはめになりました。幸い、すぐに晴れてきましたので、終点のループ線の写真を撮ったりしました。



画面左の1番の電車は、手前にやってきて、右に大きくカーブし、ぐるりと1周して、画面奥の電車の位置に進んで、左の位置で本線に合流して、市の中心部に戻ります。これが、ここLausen のループ線の仕組みです。

天気が回復したので、湖畔まで歩こうと、線路に沿って進みます。周囲は郊外の団地のようでした。ふと見ると虹が綺麗に架かっていました。電車と絡めたかったのですが、やって来るまでに消えるかもしれないので、とりあえずさくらこさんを立たせて記念撮影です。


予想通り、電車がやってきたときには、虹はあっけなく消えてしまいました(泣)


それほど遠くないところに湖がありました。Kurkwitzer See(クルクヴィッツ湖)。夕方だったので、人影もまばらで、方向によっては暗くなってしまいました。




ご参考までにライプツィヒのトラムの路線図の一部を載せておきます。まんなかの左にLausenとクルクヴィッツ湖を見つけることができます。前回の Knautkleeberg も地図の中ほど下に出ています。


<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら

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ライプツィヒ市内のトラム旅

2020-06-13 16:52:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ、その5


ライプツィヒ滞在中のある日、トラム(路面電車)に乗って郊外へミニトリップに出かけました。乗ったのは、3番のKnautkleeberg行きです。

少し進むとSportforumという緑豊かな公園があるところ。ちょっとだけ降りてみました。

再び3番の電車に乗車。次の停留所Angerbruecke Strbf.は他の系統が分かれるところでした。そのせいか車庫があって、様々な電車が並んでいました。

さらに進みます。車内はクロスシートなので旅気分。さくらこさんもご機嫌です。

次第に緑が豊かになり、ふと気づくと単線の線路を走っていました。

どんな辺鄙なところに行くのかと思ったら、終点は意外に平凡な市街地。すぐ近くにDB(ドイツ鉄道)の駅がありました。風情のある駅舎です。電停がKnautkleebergでしたが、DBの駅名はknauthain。微妙に違っていました。

無人駅で改札もなく、ホームに出ると、ちょうど列車が発車していくところでした。

地図には湖があるので、それが目当てだったのですが、歩くと相当距離があるとのこと。それで断念して再び電車(トラム)で市の中心部に戻ることにしました。

中央駅を経由して市の反対側に行くようで、行先はTauchaとなっていました。

<参考>
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ライプツィヒのトラム

2020-06-05 15:09:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ、その4

ライプツィヒには数日間滞在し、市内や郊外へのお出かけにはトラム(路面電車)のお世話になりました。トラムの路線網は相当充実していて、とても数日間での完乗は無理。車両も新旧様々で、見ているだけでも楽しくなります。

新しい車両の標準的なタイプです。

ラッピング車両もバラエティに富んでいました。

世界的なオーケストラであるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地ゲヴァントハウス(織物会館=現在はコンサート専用ホール)の前を通過するラッピング車両です。

車内はクロスシートが主体なので、旅人には嬉しいです。

車両ごとに愛称がついていました。偶然見つけたトラムの「ヨハン・セバスチャン・バッハ号」


新型車両に混じって味わい深い旧型電車も健在でした。




たまたま見かけたイベント用の観光電車。バッハゆかりのトーマス教会の前を走っていました。



レトロ車両もいました。Sonderwagen(特別車両)の表示付き。鉄道ファン向けのイベント電車でしょうか?


<参考>
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廃駅ライプツィヒ・バイエルン駅訪問

2020-06-04 17:19:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ、その3


ライプツィヒ滞在中にライプツィヒ・バイエルン駅(Leipzig Bayerischer Bahnhof)を訪問しました。ライプツィヒはザクセン州にあるのに、なぜバイエルン?これは、パリ・リヨン駅などと同じ命名方法、つまり南部のミュンヘンなどバイエルン方面へ向かう列車の始発駅だったからです。1842年開業という歴史ある駅なのですが、現在は南部バイエルン州へ向かう高速列車ICEなども、中央駅発となっていて、今は廃駅なのです。

兵(つわもの)どもが夢のあと・・・。草生した線路が残る廃墟。列車がやってくる心配は皆無なので、さくらこさんは線路の上で遊んでいました。






酔狂にも廃墟でデート? いえ、違います。実は、ここは廃駅を利用したビア・ホールだったのです。酒豪のさくらこさんは、酒が飲めるとなったら、嫌と言うはずがありません(笑)





残念ながら、ビアホール内での写真は見つかりませんでしたが、パンフレットが残っていましたので、それを見て雰囲気を感じてください。






<参考>
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ICE「ヨハン・セバスチャン・バッハ号」でライプツィヒへ

2020-06-01 19:17:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ、その1

2001年夏は、さくらこさんと初めて一緒に渡欧した記念すべき年でした。当時、彼女はバッハの宗教曲を歌っていたので、ゆかりの地ライプツィヒへ行きたいとのこと。そこで、成田発のルフトハンザ機でフランクフルトに着くと、翌朝、中央駅から列車でライプツィヒに向かいました。

どうせなら、と選んだ列車はドイツの高速列車ICE「ヨハン・セバスチャン・バッハ号」。現在では、ICEに列車名を付けることはやめてしまいましたが、当時は、すべての優等列車に律義に愛称をつけていました。そして、フランクフルト中央駅発7時23分のICE1555列車が「バッハ号」だったのです。普通なら、朝一番の列車はパスするところでしたが、何せ時差ボケで早朝に起きてしまいましたので、余裕で乗ることができました。






フランクフルト中央駅で乗車前の記念写真。DB(ドイツ鉄道)の駅員さんに撮ってもらいました。


編成中には食堂車Bord Restaurant が連結されていました。


車内はゆったりしていました。ユーレイルパス利用でしたから、1等車に乗車です。


かつて、DBの列車には、車掌室がありませんでしたが、ICE-T(振り子式のICE第3世代。動力分散式の完全な電車でした)には車掌室があり、ドイツ的な(笑)女性車掌が陣取っていました。


車内には電話室がありました。携帯電話が普及した現在では、必要ないですね。これは、電話しているふりをしているモデル写真です。


3時間少々でライプツィヒ中央駅に到着。係員が窓を拭いていました。4分停車して、進行方向を変えて、ドレスデンへ向けて発車していきました。


<参考>
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