nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

東武スカイツリートレイン登場

2012-10-27 22:34:00 | 国内の鉄道
東武鉄道の新しい展望列車「スカイツリートレイン」(形式はスカイツリーの高さにちなんで、634(ムサシ)型)のデビューに先だって、26日に報道関係者対象の内覧会と試乗会が行われました。取材の声がかかったので、喜んで参加しました。

まずは、とうきょうスカイツリー駅に隣接する車両基地での内覧会。スカイツリーをバックに車両の撮影会がありました。

車両自体は、浅草から日光・鬼怒川や野岩鉄道方面へ向かう快速電車用クロスシート車6050系の改造です。窓を大きくして、車体もカラフルになりました。

スカイツリートレインというだけあって、サイドにはスカイツリーのイラストも描かれていました。


さて、車内ですが、2両一組の構成で、1両が、ゆったりしたクロスシート車、もう1両は最近はやりの窓を向いた座席のペアスイートという展望車両になっていました。




とりあえずは団体列車用なので、車内にはカラオケ・スペースもあります。観光バスみたいですね。


さて、試乗会は浅草から日光まででしたが、時間の都合で春日部で途中下車せざるを得ず、残念でした。そこまでの車窓のハイライトは、やはり隅田川を渡るときに見えるスカイツリーでしょうね。

詳しくは、別のところ(All About)でご紹介していますので、今日はここまで。ともあれ、楽しい取材でした。

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なお、他の観光列車については、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車』(平凡社新書)をご覧ください。
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廃止まで5か月を切った東横線渋谷駅

2012-10-22 17:45:00 | 国内の鉄道
横浜へ出かけるときは、いつもなら東京駅からJR東海道本線か都営地下鉄+京急で行くのですが、今日は珍しく渋谷経由、東横線と少々大回りです。そのわけは、来年3月に東横線と地下鉄副都心線が直通運転を開始するため、駅が地下に移り、今の地上ターミナル駅が廃止になってしまうため、今のうちに記録しておこうと思い立ったからです。間際になると、カメラを持った「同業者」が殺到して混乱するのは目に見えていますからね。

この特徴ある外壁。すっかり馴染んでいましたが、なくなってしまうのですね。
さて、改札を通って中へ入ります。

関西の阪急梅田駅や南海難波駅に比べれば、規模は小さいですが、行き止まりのターミナル駅というのは、東京では貴重な存在です。

2番線ホームが一番長いので、先まで行ってみました。先端は狭いですが、幸い「同業者」はいなかったので(3番線にはカメラを持った親子が一組いました)、窮屈な思いをしないで撮影できました。でも、こんな写真をのんびり撮影できるのも今のうちでしょうね。


横浜方面元町・中華街へ向かう電車と到着する電車を撮影。



こうした分岐の様子も、まもなく消えてしまうのですね。

再び、改札寄りに戻って、2番線から出発していく電車を撮影。

実は、学生時代6年間(学部と大学院)東横線の武蔵小杉に住んでいたので、よく2番線から急行に乗ったものでした。ですから、この情景は懐かしいのです。もっとも、あの頃は、7000系、時々は7200系がメインでしたが、すでに東横線では走っていません。そんなことを思い出しながら、その頃は存在しなかった「特急」に乗って横浜へ向かいました。

いすみ鉄道(千葉県)にやってきたキハ28、初公開

2012-10-14 20:36:00 | 国内の鉄道
昭和40年代以降、国鉄で全国を旅した時、必ずと言っていいほどお世話になったのが、キハ58系急行型気動車(ディーゼルカー)でした。どこにでもいたので、珍しくも何ともなく、あまり写真を撮りませんでした。時は流れ、国鉄はJRとなり、キハ58系は数は減ったものの、塗装を変えて各地で活躍していました。しかし、21世紀になり、次第にレアな車両となり、JR西日本で活躍したものを最後についに2011年3月、引退してしまいました。

ところが、国鉄型キハ52を譲りうけて走らせている千葉のいすみ鉄道が、国鉄形第2弾としてキハ58系のキハ28形を、キハ52同様、JR西日本から譲り受け、11日に大多喜の車両基地に到着、本日14日(日曜)「鉄道の日」に初公開してくれました。今日は、キハ52形の車両オーナー&サポーター会員限定イベントということでしたので、ささやかながらサポーター会員である私も撮影会に参加しました。


大原発のキハ52形急行に乗れば、必ず撮影会の整理券をもらえるということで、素直に急行券300円を払って、クロスシートに座って、一路大多喜へ。すぐに鳥塚社長の先導で車両基地へ案内されました。

金沢からやってきたということで、それに敬意を表してか、行き先が城端になっています。




車両の所属は「千カウ」(千葉・勝浦機関区)と早々と地元仕様に変わっていました。

サボ(行先表示板)を時々入れ替えて遊んでくれます。金沢らしく、今は亡き急行「能登路」を再現しました。しかし、しっくりくるのは、これですね! 両国発とは嬉しい演出です。

今度は、場所を変えてホームから撮影。

やがて、キハ52形が急行として大原へ向かうお仕事の時間が迫ってきたので、キハ28を切り離してホームへ向かいます。このとき並びが撮影できるとあって、ファンが大勢集まってきました。

キハ52が行ってしまったので、キハ28のみに。キハ52に乗って帰ってしまった人もいるようですが、イベントはまだまだ続きます。キハ28にヘッドマークをつける試みです。

しかし、サイズが合わないようで断念。それでは、というわけで別のものにトライします。

何だかガムテープを使っての応急処置です。せっかくの塗装が剥げないのかと心配している人がギャラリーの中に少なからずいました・・・。

何とか完成!

「方向幕」は「臨時」です。ふとサイドを見ると、サボ(行先表示板)も「うち房」に合わせていたとは芸が細かいです(「館山⇒両国」ですって!)。


21日は、一般公開、その後整備を完了させて、試運転、営業運転となるようです。乗れる日が待ちどおしいですね。

最後に、本日使った切符や整理券の画像です。



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なお、国鉄形車両については、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車』(平凡社新書)をご覧ください。
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ひさしぶりの『SLやまぐち号』撮影、その4

2012-10-09 16:03:00 | 国内の鉄道
9月29日に、SLやまぐち号重連の往復を撮影し、満足でしたので、夜から台風の影響で雨となっても、しょうがないやと思っていました。しかし、意外に台風のスピードが早くなり、30日は起きてみたら雨はやんで、天気は回復基調でした。こうなったら、もう一度、SLやまぐち号の撮影をしたくなりました。といっても、午後は下関に向かわなくてはなりません。撮れるのは、往路のみ、クルマではなく、列車利用ですから、なるべく新山口に近いところに限られます。山口駅までは、山口線の列車本数も多いのです。というわけで、山口駅の出発を撮ることにしました。新山口駅の発車でもいいのですが、どうせ撮るなら架線がないほうが、すっきりします。それと、20年くらい前に山口駅に行ったときは、踏切あたりから広い構内が見渡せた記憶があったものですから・・・。

しかし、時は流れ、山口駅脇には立体駐車場ができていて、すっかり変わってしましました。そりゃそうですよね。でも、工夫すれば何とかなるもの。幸い同業者はいないし、他人があまり撮らないであろうカットを撮ることができました。










最後尾の展望車は、鈴なりの人。手を振って見送りました。さようなら、SLやまぐち号。また、そのうち再会しましょう。

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なお、動態保存のSL列車については、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車』(平凡社新書)をご覧ください。
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ひさしぶりの『SLやまぐち号』撮影、その3

2012-10-07 17:23:00 | 国内の鉄道
津和野駅構内で、C57とC56の入れ替えや整備の様子を見学後、復路(新山口行き)の「SLやまぐち号」を撮影するため、津和野駅をあとにしました。以前、津和野大橋を渡るC57を撮ったことがあったので、今回は別の場所を探します。駅から歩いて30分ほどの踏切まで行くのはちょっと遠いし、いつ雨が降り出してもおかしくない空模様だったので、なるべく近いところをと、駅からの通りを歩いているうちに、津和野川を渡って、山口線が通りをオーバークロスしているところまで来ました。

その手前で線路沿いに進む坂道があったので、そこを上ってみます。お手軽で中々いい感じです。道はくねってさらに山に登っていきます。一応、先まで行ってみましたが、俯瞰するには邪魔が多すぎるので、最初の場所に戻りました。ちらりと同業者が集まっているスポットが目に入りましたが、行きにくいうえに、定員オーバーみたいです。今回は、ここに決めました。道路の脇で案外クルマがよく通りますが、他に同業者は来ません。

津和野発車時刻になると、汽笛2声。列車は、まだ見えませんが、煙が高々とあがって、駅を出発した模様です。

この頃になると、汽笛の音を耳にした観光客やら、親子連れが数名近くに駆けつけてきました。こうしたSL運転ではいつものことですね。

やがて、汽笛を鳴らしながら列車が接近。カーブを曲がって勢いよく驀進して、そして煙を残して去って行きました。










暗い空が、残った煙で一層暗くなりましたが、石炭の香りが漂い、余韻に浸ることができました。蒸気機関車は、何回見ても感動的です。帰りの列車までは、たっぷり時間があるので、津和野の街を散策することにしましょう。

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なお、動態保存のSL列車については、拙著『旅が10倍面白くなる観光列車』(平凡社新書)をご覧ください。
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