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nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

およそ30年振りのJR武豊線(2)

2015-03-29 09:09:00 | 国内の鉄道
終点の武豊から大府行きに乗車し、2つ目の半田で途中下車しました。ちょうど対向列車とすれ違うので少々停車。すかさず、その模様を由緒ある跨線橋を入れて撮ってみました。

実は、この跨線橋、JRとしては日本最古のものなのです。下車するために利用したら、中に掲示がありました。

駅前には、かつて武豊線で働いた蒸気機関車C11が展示してありました。

この展示は隣接する半田鉄道資料館のもののようですが、資料館は毎月第1、第3日曜日のみ開館とのこと。月2回とはずいぶん少ないですね。

このあと、半田と乙川の間にある鉄橋で撮影しようかと考えましたが、一駅歩いても20分程度のようなので、ぶらぶら散策しつつ移動することにしました。半田市は酒や醤油など醸造業の盛んなところで、川沿いに蔵の街として古びた家並みが保存されていました。

↑旧小栗家住宅を利用した観光案内所

↑酒の文化館

10分ほど北へ向かうと、十ヶ川と阿久比川が並んで流れているところを一気に渡る武豊線の鉄橋がありました。川と川の間の堤防から電車を撮ってみようと待っていたら、すぐに武豊行きの電車がやってきました。

この電車は半田で大府行きとすれちがうはず。待っていたら、5分もしないうちにやってきました。同じ位置では後追いになってしまうので、今度は真横から狙いました。

そのあとは、乙川から電車に乗り、東浦で下車。何もなかったけれど、上下列車の並びが撮れました。

最後は石浜あたりで撮ろうかと考えましたが、午後遅くでは逆光になってしまうので、それはやめにして大府の一つ手前の尾張森岡で下車、10分ほど大府方向に歩いて東海道本線を跨ぐために高架になっているあたりで狙いました。



これにて取材は終了。大府まで歩き、東海道本線で名古屋に出て、新幹線で帰京しました

およそ30年振りのJR武豊線(1)

2015-03-28 23:21:00 | 国内の鉄道
およそ30年振りに愛知県のJR武豊(たけとよ)線を訪問しました。名古屋出身とはいえ、ほとんど乗ることのなかった武豊線。歴史はあるのに近代化から取り残されていましたが、開通129年にして、この3月1日にようやく電化が完成し、電車が走るようになったのです。

東海道新幹線の三河安城駅で初めて下車し、東海道本線で大府へ行き、この駅が起点となる武豊線にいよいよ乗車です。ホームで待っていると、ピカピカの2両編成の武豊発の電車が到着。これが折り返し武豊行きとなるのです。

JR東海の各線でお馴染の313系電車。静岡あたりではロングシートでしかも常時満員ということで旅人にとっては不愉快な思い出しかない車両ですが、武豊線の車両はクロスシート。ホッとしました。

平日の昼間ですが、発車するときはほぼ満員。ディーゼルカーと違って、軽やかに走りだしました。車窓は、名古屋の近郊ということもあって住宅が目立ちます。ところどころ広々とした田畑の中を走りますが、遠くに住宅や工場が見え、雑然とした感じです。

大府から16分、5つ目の亀崎で途中下車しました。古びた駅舎で、開業当時から残る日本最古の駅舎との説があります(火事で焼けたという話もあって、確定ではないようです)。それでも、歴史的建造物にはちがいありません。

武豊線は全線単線で昼間はほぼ30分おきの発車です。亀崎で30分待っているより、次の大府行き電車で一旦戻った方が効率がいいので、緒川まで乗りました。座れなかったので運転台後ろで前面展望を楽しむことにしました。

緒川で下車し、再び武豊行きに乗って、今度は終点まで乗車。緒川から武豊までは25分くらいでした。



ひさしぶりに武豊線完乗。帰路は、再びあちこち途中下車し、天気も良いので、撮り鉄もすることにしました。

つづく

東海道本線の駅巡り

2015-03-21 22:06:00 | 国内の鉄道
上野東京ライン開通で、複雑になった東海道本線の列車ダイヤ。今まで、上り列車の行先は、ほぼ東京行き一色だったのですが、すっかり様変わりしました。現状を視察しようと、青春18きっぷ片手に駅巡りをしてみました。

横浜駅は、それほど目立った発車時刻表はなく、最初に目に留まったのは、大船駅の大きな発車時刻表でした。

なにしろ、上野東京ライン直通の東海道本線のほかに従来からの湘南新宿ライン、それに総武線快速直通の横須賀線も乗り入れています。停車駅を図解しているのは親切ですが、鉄道に疎い人が理解できるかどうか・・・。

さらに進んで、平塚駅で降りてみました。この駅で折り返す電車がありますから、気になったのですが、発車案内は意外にシンプルでした。

それにしても、東海道線なのに行き先がすべて北関東の駅と言うのが違和感ありすぎです。そのうち慣れるのでしょうか?

そして天井から提灯が吊るされている小田原駅です。

ここも平塚と大差ない案内でした。たまたまですが、高崎行きが2つありますが、湘南新宿ラインと上野東京ラインですから、大宮方面に行くのならともかく、都内に用のある人は経由駅をしっかり把握していないと路頭に迷いそうですね。

それと、たとえば所要時間が短いのはどちらかな、と調べてみると興味深いですね。写真の状況では、16:02発の高崎行きは特別快速なので通過駅があり、大宮着は17:53、一方、16:12発は、大宮着が18:07と小田原では10分差だったものが、14分差になっています。場合によっては追いぬいたりする場合もでてくるかもしれませんね。時刻表を読み解くのが楽しみになってきました。

JTB時刻表90周年記念イベント

2015-03-21 21:23:00 | 作家活動
JTB時刻表が創刊90周年を迎え、その記念イベントが「テツの聖地」(笑)といわれる書店の書泉グランデ(東京都千代田区神田神保町)で開かれました。JTBパブリッシングの関係者から案内をいただきましたので、報道関係ということで取材に出向いた次第です。


女性アイドルならともかくオジサン編集長の握手会なんて集まるのかなあ、と思って会場に着いたら、すでに長蛇の列ができていました。熱気ムンムン、鉄分の濃度高すぎの人々が結集していました(笑)

40分ほどで握手会が終わると、つぎは歴代編集長4名によるトークイベントでした。司会は、貞平麻衣子さんという女性アナウンサー。ホリプロの人だそうで、やはりその筋の人みたいでした。


編集長4人のトークは実に興味深く、製作現場の裏話がたっぷり聴け、大いに参考になりました。

私も仕事でお世話になったことのある木村元編集長は、長らく時刻表編集に携わっていらしただけあって、過去のエピソードをユーモアを交えて語ってくださいました。

1時間少々のトークイベントはあっという間に終了。聴衆からの「編集長への直訴」は鉄分濃すぎで、さすが書泉グランデで開催のイベントですね!

上野東京ラインに初乗車

2015-03-16 15:22:00 | 国内の鉄道
3月14日に開業した上野東京ラインの様子を見てきました。上野東京ラインという名称の順番で、まずは上野駅へ。コンコースは、すっかり春の装いでした。

改札を入って、真新しい発車標示板を見ると、熱海や品川という行き先が目に入り実に新鮮です。「特急ひたち」が品川行きと言うのも違和感大ありです(笑)

ホームに出て、まずは上野駅の駅名標を見ると、ちゃんと次は東京となっていました。とうとうつながったのですね。


そして待つこともなく、熱海行きの電車がやってきました。

あとで時刻表を調べると、宇都宮発熱海行きとのことでした。上野駅で熱海行き、ということが分かるような写真を撮ってみました。

1本見送って次の品川行き電車(常磐線)で品川へ。先頭車に乗ってみましたが、鉄道ファンなら誰もが考えることは同じで、運転台のすぐ後ろは超満員。前面展望を見ることは諦めました。

秋葉原を通過すると35パーミルの急勾配で一気に新幹線の上に出て、神田を過ぎると今度は急降下して、首都高の下をくぐれば、あっけなく東京駅。ジェットコースターみたいです。5分ほどでした。とりあえず、用もないのに品川駅へ。常磐線の電車が品川駅に停車するのは新鮮です。

品川駅の発車表示板は、小田原、熱海、高崎、いわき、土浦などなど関東一円の駅名が表示され、どこへでも行けそうですが、迷ったら大変ですね。


最後は東京駅へ行って、ホームの神田寄りから、発着する電車を数本撮ってみました。ちょうど常磐線からの特急ときわ72号がやってきましたので、急勾配を降りてくるところから、秋田新幹線こまちと出会うところまで、ご覧ください。





おわりに東京駅の駅名標も撮影。次の駅は上野となっていました。