nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

両毛線を走ったD51の試運転列車

2018-04-30 19:08:00 | 国内の鉄道
1カ月近く前の4月5日の話です。

こんどの5月19日に予定されているJR両毛線を走るイベント列車「SL本物の出会い栃木号」の第1回目の試運転が小山~高崎間で行われましたので撮影してきました。蒸気機関車はD51-498、電気機関車はEF60形が使用されました。途中駅の停車時間がかなり長いので、電車でも充分に追いかけ可能のため、3回撮影でき大満足の1日となりました。

まずは、上野駅から東北本線(宇都宮線)の普通列車で小山へ行き、両毛線に乗り換えて、小山から一つ先の思川駅で下車。小山方面へ歩いて行き、2つ目の踏切で待機しました。同業者30人ほどが待つ中、電気機関車EF60形を先頭にして回送列車が小山へ向けて走って行きました。



回送列車の折り返しは、蒸気機関車D51形498号機が牽引する試運転列車です。ゆるやかな上り勾配なので煙を吐いて力走する姿を期待したのですが、かなり強い風のため煙が流れてしまいました。


思川付近で撮影の後は、電車で追いかけ、SL列車を岩舟駅で追い抜きました。その先の富田駅で下車し、あしかがフラワーパーク方面へ歩いたところにある陸橋から、富田駅を発車したばかりのSL試運転列車を撮影しました。



撮影後は、富田駅に戻らず、できたばかりの「あしかがフラワーパーク駅」へ。10分ほどの距離のはずですが、線路を越える場所が分からず、ちょっと迷ってしまいました。地元の人に道を尋ねて何とかたどりつけました。





あしかがフラワーパーク駅から電車で桐生へ。SL列車は、桐生の先にある下新田信号場付近の車両基地で2時間ほど休みます。車両基地の脇には、わたらせ渓谷鉄道の下新田駅があるので、わ鉄のディーゼルカーに桐生から一駅乗って現地へ。狭いホームは先客で一杯でしたので、ホーム脇の空き地から撮影することにしました。柵があるので、狭いホームよりは安全です。

15時15分頃、回送列車が電気機関車を先頭に桐生駅へ向けて発車して行きました。D51は最後尾に連結されていて、一旦、桐生駅に戻り、再びD51を先頭にして、ここを通過するのです。



やがて、桐生駅を発車する汽笛が聞こえ、数分後、煙を吐いたD51牽引の列車が、高崎へ向けて驀進して行きました。


3月で運行を終えた115系電車が留置されている脇を通過。高崎地区でのこの並びは、これで見収めと思われます。

D51の走りを3回も撮影できて大満足。高崎を経由すると大回りになるので、15分ほど歩いたところにある東武桐生線の相老駅から東武特急「りょうもう」で帰京しました。

なお、2回目の試運転は4月25日に行われ、3回目も5月に予定されているようです。

関西の旅(4)~京都鉄道博物館

2018-04-28 18:07:00 | 国内の鉄道
叡山電車「ひえい」に乗ったあとは、京都駅前のホテルで1泊し、翌日は京都鉄道博物館へ。
2年前の報道関係者向け内覧会以来です。あのときは、SL関係は未整備でしたので、今回は特に旧梅小路蒸気機関車館関係、今は梅小路蒸気機関車庫をたっぷり見学しました。


SLスチーム号の牽引機はハチロクでした。


俯瞰撮影も。

スチーム号に乗車もしました。

梅小路公園の桜などが綺麗だったので、館外へ出て(再入場OKです)、梅小路公園でSLスチーム号の撮影もしてみました。

勇壮な姿ではないのは、しょうがないですね。館内へ戻って、一般の車両なども見学していたら、あっという間に半日過ぎてしまいました。それでも、充実した一日でした。夕方の新幹線で帰京し、2泊3日の関西の視察旅行は無事終了しました。

関西の旅(3)~ラピート、京阪、ひえい

2018-04-28 17:53:00 | 国内の鉄道
水間鉄道視察の翌日は、午後で解散となったので、送迎先の関西空港から南海電鉄「ラピート」で難波へ。




難波から地下鉄で淀屋橋へ移動し、京阪電鉄のプレミアムカーで出町柳へ。
そして、話題の叡山電車「ひえい」に乗車しました。

詳しくは、下記の記事をご覧ください。

京阪プレミアムカーを使って叡山電車「ひえい」に乗りに行った






「ひえー」と誰もが驚く!京都・叡山電車の観光用車両「ひえい」登場


関西の旅(2)~水間鉄道に乗車

2018-04-01 16:56:00 | 国内の鉄道
ハプニングがあったため、視察団には貝塚駅で合流。何とか水間鉄道の体験乗車時間には間に合いました。

南海電鉄の貝塚駅の隣に小さな水間鉄道貝塚駅がありました。発車時間が迫っていたので、あわただしく乗車券を受け取って改札口を通ってホームへ。

電車は、旧東急電鉄7000系。かつて大学へ通っていたときに乗った電車なので懐かしいです。


水間鉄道には、小学生低学年の頃、夏休みに母方の実家に遊びに行ったとき、母の友人が水間鉄道沿線に住んでいるとかで訪問するために乗ったことがあります。それ以来ですから、半世紀以上経っての再乗車です。ですから、沿線の様子などほとんど記憶になく、初めてみたいなものでした。


単線の線路をごとごと進みます。周囲は大阪郊外の住宅地という感じ。景勝路線ではありません。JR阪和線の下をくぐって交差しますが駅はなく、南海に忠誠を尽くしているような雰囲気です。

途中の名越駅で対向電車と行き違い。すれ違いができる唯一の中間駅でした。

15分ほどで終点の水間観音駅に到着。あっけないです。

写真左手に見える建物は駅舎ではなくカフェのようなもの。ここの2階で、水間鉄道社長、社員、それに貝塚市副市長や職員の方々、視察団で意見交換などを行いました。

ホームの先にはかつて走っていた電車が静態保存されていました。

この車両の今後のありかたについても意見交換をしました。社長はバーにしたいようなことを話していましたが・・・。

旧型車両の写真を撮っていたら、貝塚行きの電車が発車したので、慌てて後追いで車庫に停まっていた電車との並びを撮影しました。


それぞれの電車にはヘッドマークが取り付けられていましたが、1万円払うとオリジナルヘッドマークを10日間取り付けてくれるとか。増収策の一環のようです。

水間観音にちなんだ駅舎は開業当初からの由緒ある建物で、有形登録文化財となっています。

このあと、マイクロバスで沿線にある名所を見学し、山奥にあるひなびた温泉宿に向かいました。

関西の旅(1)~「はるか」で関空へ

2018-04-01 16:32:00 | 国内の鉄道
大阪府貝塚市のお招きで水間鉄道沿線活性化視察団に参加することにしました。3月21日の午後に関西空港集合ということだったので、参加者のほとんどは羽田空港から航空機で向かったのですが、往復の交通は自分で手配せよという話だったので、敢えて陸路で向かいました。関空アクセス特急の「はるか」にも「ラピート」にも乗ったことがなかったし、こんな機会でもないと永遠に乗らなさそうだったので、行きは新幹線「のぞみ」で京都に向かい、京都始発の「はるか」に乗ることに決め、指定券を取ったのです。

予約した「はるか」の折り返しとなる列車が、京都駅に到着しました。

行先表示盤は、こんな感じ。

車内(普通車)の様子です。それほど混んではいませんでした。

定時に京都を発車。久しぶりに在来線である東海道本線を下り、新大阪にも定時着、発車。これより貨物線を経由して、大阪駅の裏側あたりを通過、大阪環状線に乗り入れることになります。ところが、大阪駅の裏あたりで停車。信号待ちかな?と大して気にしていませんでしたが、意外にも長引きます。どうしたのかな?と思っていたら、車内放送があり、阪和線の大和川橋梁付近が強風で基準値を超えたため運転を見合わせますとのこと。これは大変です。40分ほど立ち往生したのち、やっと動き出しましたが、天王寺までは行くけれど、その先は運転再開の見込みはないとのことでした。

JR西日本の指示にしたがって、天王寺から大阪環状線の電車で一駅戻り、新今宮から南海電鉄に振り替え輸送となりました。関西空港集合時間には間に合わないので、幹事に連絡し、貝塚駅で合流することと変更になりました。

貝塚には「ラピート」は停車しないので、急行に乗車しました。


南海電鉄への乗り換え駅で指定券払い戻しの手続きをしました。すぐに払い戻しをする時間はなかったので、払い戻しの記載をしてもらい、指定券はとりあえず持ち帰りました。


南海の振替票の画像は、こちら。

何だか前途多難な始まりとなってしまいました。