nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

ちゅーるちゅーるトレインの撮影

2022-03-08 23:32:00 | 国内の鉄道
期間限定で走っている東京メトロの「ちゅーるちゅーるトレイン」。キャットフードの「CIAOちゅーる」のPR列車で、銀座線と丸ノ内線で、それぞれ1編成だけ走っています。銀座線のは車内のみラッピングですが、丸ノ内線は外観もラッピングされているとのこと。

All About News の記事で取り上げることにしたのですが、どうせなら外観の写真が欲しいところです。車内の写真は先日、出掛けた時に偶然、銀座線で遭遇して撮影したものがあるのですが、それだけでは物足りないですね。PR事務局に外観写真を借りれないか問い合わせたのですが、車内写真しかない模様です。

さて、どうしたものかと迷いつつ、公式Twitterを見ていたら、運行情報が出ていました。


15時38分というのは、どの駅発? さっそくデジタル時刻表で調べてみました。池袋でも荻窪でもなさそう。きっと、車両基地の最寄り駅発かな?と予想して中野富士見町駅と茗荷谷駅の発時刻をチェックすると、茗荷谷駅発、池袋行きに15時38分発というのがありました。この時刻から1時間ほどの間に、夕方のラッシュ対策として10分おきくらいに始発電車が出ているのです。

というわけで、茗荷谷駅に行ってみました。拙宅からは30分ほどの場所です。乗った電車が後楽園駅を発車し、短いトンネルを抜けると、地上を走り、左手に車両基地が見えてきます。目を凝らしてみていると、「いました! ちゅ~るちゅ~るトレインが!」。

迷うことなく茗荷谷駅で下車。撮影しやすい荻窪方面行きホームに移動します。しかし、15時38分発は、赤い2000系! はずれです。次の15時53分発、16時05分発、16時15分発、いずれも空振りです。ひょっとしてウヤ(運休)? ここまで待つと、もうやけくそで待ち続けます。反対側のホームにも同業者が2人ほどいます。じゃあ、走るのかな?

16時26分もダメ。残るは、16時33分発と16時43分発しかありません。全滅だったら、車両基地の見えそうな場所を探して、遠くから停車中の電車を撮影してお茶を濁そうか・・・。そう思っていたら、天は我に味方してくれました。16時33分発が、ちゅ~るちゅ~るトレインだったのです!




この電車は、池袋駅で折り返すはず。10分少々待っていると、16時46分発の方南町行きとして戻ってきました。もちろん乗車します。


車内は満員ではなかったので、パシャパシャと撮影しました。




さっそく記事が公開されましたので、残りの写真は、こちらをご覧ください。

JR九州『或る列車』の試乗会

2021-11-06 21:14:00 | 国内の鉄道
ほぼ2年ぶりに飛行機に乗り、九州まで出かけました。泊りがけの旅に出たのも1年ぶりです。
JR九州から試乗会に誘われましたので、福岡空港まで飛び、試乗会の集合場所である由布院までは「ゆふいんの森」で出かけました。

試乗会とは、このたびスイーツ列車からコース料理が堪能できる列車に大変身する『或る列車』。
博多までの道中でコース料理をごちそうになりました。

詳しくは、こちら





深谷といえば思い出すのは・・・

2021-05-02 18:16:00 | 国内の鉄道
NHK「ブラタモリ」や「鶴瓶の家族に乾杯」でも取り上げられるなど埼玉県の深谷がブームになっています。もちろん大河ドラマ「青天を衝け」の宣伝なのですが、私が深谷と聞いて思い出すのは、渋沢栄一でもネギでも煉瓦でもなく、自民党の代議士だった荒舩清十郎(あらふね・せいじゅうろう)のことです。


1966年8月、彼は佐藤内閣の運輸大臣(現在の国土交通大臣)に就任。まずやったことは、選挙区の深谷駅に急行列車を停めるため、国鉄に圧力をかけることでした。その年の10月のダイヤ改正から一部の急行列車が深谷駅に停車することが分かるとマスコミは大騒ぎ。

しかし、彼は言い訳するでもなく「急行のひとつやふたつ停めたっていいじゃないか!」。堂々と言い放つのが凄い。国鉄総裁も「ひとつくらいは・・・・武士の情けで・・・」。結局、10月になって大臣を辞任。しかし、その後、選挙演説で「深谷駅に急行を停めて何が悪い」と全然反省などしなかったようです。

いつしか、深谷駅には特急も停車するようになりましたが、最近になって特急「草津」は通過するようになり、通勤ライナー的な「スワローあかぎ」「あかぎ」のみが停まっているようです。

余談ですが、荒舩清十郎はテレビで竹下景子と共演したあと「息子のお嫁さんにしたい」といったとかで、竹下景子さんは「お嫁さんにしたい女優」と言われるようになりました。

冒頭の写真は、数年前の深谷駅。最近引退した185系の特急「草津」が停車しているところです。東京駅を模した駅舎にしているのは、当地が日本の煉瓦発祥の地だからです。駅舎だけではなく、駅周辺には煉瓦を模した建造物がいくつもあり、町おこしに一役買っているようです。最後の写真、JR高崎線の線路脇には煉瓦造りの(本物?)橋が架かていました。たまたまやってきたのは貨物列車でした。


門鉄デフのC57牽引「SLばんえつ物語」を撮影

2020-11-17 21:04:00 | 国内の鉄道
JR磐越西線を走る「SLばんえつ物語」の牽引機C57形180号機。期間限定で「門鉄デフ」が装着されるという情報がファンの間で流れました。JRがリリースで発表したのですからデマではありません。かつて国鉄時代に九州の機関車に装着された「門鉄デフ」とは門司鉄道管理局仕様のデフレクター(除煙板=煙突の両側に象の耳のように立っている板)のこと。実用上、下半分がなくても問題ない上、機関車の点検上も「ない」方が整備しやすいなど利点が多く、しかも外見上も優美な感じがします。とくにC57形やC55形にはよく似合い、「貴婦人」という愛称にぴったりでした。したがってファンも多く人気の的でした。JR東日本新潟支社も、そうしたファン心理をうまくつかみ、時たま、通常のデフを「門鉄デフ」に取り換えて運転を行っているのです。私は2009年に千葉を走る門鉄デフのC57を見ていますが、磐越西線のような非電化区間を走る姿は見ていません。しかも、11月15日は快晴との予報。いざ、出陣となりました。

クルマでの追いかけはしないので、撮影場所は、新津発の列車は山都駅近くの一ノ戸橋梁で、帰りの列車は喜多方発車後と2か所のみ。まずは、山都の鉄橋から。


続きは、twitterをご覧ください

午後の列車は、喜多方発車直後に、濁川を渡って第1舞台田踏切に差し掛かるあたりで撮影しました。

写真は、こちら

満足の行く撮影行でした。

京急大師線、貨物列車など

2020-11-14 13:54:00 | 国内の鉄道
数日前に、京急大師線沿線を取材してきました。



何年ぶりかなあ? もちろん、産業道路駅が地下になり、大師橋駅と改名されてからは初めてです。

何枚かの写真は、Twitterに載せました

終点の小島新田駅では、駅の目の前を走る川崎貨物駅の様子を陸橋から撮影。運がいいことに、神奈川臨海鉄道の貨物列車がやってきたので、何とか撮影できました。

写真は、こちら

帰りに、川崎大師駅で途中下車して、京急発祥の地を見学したあと、せっかくなので大師様にお参りしてきました。