やっとのことでJR全線完乗を達成しました。
JR東日本、JR北海道に関しては、大人の休日俱楽部パスがあったので、2013年頃には東日本全線完乗、北海道も2017年には完乗していました。JR東海については、2016年に、名松線(復旧後)および東海道本線の美濃赤坂支線&新垂井経由を含め完乗、JR四国は、2017年の牟岐線をもって完乗、JR西日本は、中国地方のローカル線に手間取りながらも、三江線廃止1年ほど前に、相次いで乗車し、最後は2019年の小野田線(本線と本山支線)、おおさか東線で完乗していました。JR九州に関しては、2018年6月に未乗区間を一気に片付けたものの、その前年2017年に日田彦山線の添田~夜明が豪雨災害で不通になったままでしたので、この区間のみ残ってしまいました(2022年の西九州新幹線は開業取材で乗車しました)。そして、もう1線、日南線(田吉~志布志)が手つかずのままでした。日南線の南宮崎~田吉は、飛行機で九州入りした時に、宮崎空港駅から宮崎まで列車に乗りましたので、そのときに日南線経由ということで乗車済です。
ということで、残ったのは、日田彦山線(添田~夜明)、日南線(田吉~志布志)の2線2区間。しかし、コロナ禍だったのと、日田彦山線が復旧しないままだったので、全線完乗のための行動はストップしたまま。数年が過ぎました。結局、日田彦山線の不通区間は鉄道としての復活は叶わないままに終わりました。2023年8月28日、BRTひこぼしラインが開業、法律上は鉄道路線の廃止とはなっていないので、バスとはいえ無視できません。長大な釈迦岳トンネルの前後は線路を舗装した専用軌道になっていて、一応、列車からの車窓とほぼ同じ眺めです。
こうして、11月13日、この2区間を制覇するため、「のぞみ」で小倉入りし、翌11月14日、朝9時22分の列車(日田彦山線田川後藤寺行き)で旅が始まりました。田川後藤寺で添田行きに乗り換え、添田到着。ホームの反対側にBRTひこぼしラインの乗り場がありました。
このバスに乗って約1時間半の旅。やや小ぶりな車両の上、満員でしたから窮屈な乗車でしたが
予定通り日田に到着。これにて、日田彦山線は完乗です。
日田からは久大本線を走る特急「ゆふ」で大分に出て、日豊本線の特急「にちりん」で宮崎へ。
宮崎到着は夜の19時29分。この日は朝から夜まで列車(そしてBRTのバス)内で過ごしました。
駅前のホテルに投宿し、翌11月15日、いよいよ日南線に乗車します。
まずは、油津行きに乗車。2両編成で、ボックス席がすべて埋まるものの相席にはならないくらいの混み方でした。眩しいですが、進行方向左手、海側に座りました。
列車は油津行きなので終点で下車。志布志行きは、まだ入線していないので一旦外に出ます。
ここは、プロ野球・広島カーブが春先にキャンプをする場所なので、駅舎は真っ赤なカープ仕様です。ファンは喜ぶことでしょう。
折り返しの志布志行きが到着時刻になったのでホームへ。乗ってきた列車との並びを撮りました。
写真左側が志布志行き。1両(単行)です。乗り込んだのは5人ほど。空いています。
そして、乗ること1時間11分。12時18分定時に志布志駅に到着しました。
駅舎内にあった観光案内所でまちあるきのアドバイスや昼食場所について教えてもらいました。親切なおばさんだったので、ついでに記念写真も撮ってもらいました。
JR全線完乗の記念撮影です。
駅前の定食屋でお昼を食べた後、志布志だらけの看板を見に志布志随一の名所・市役所へ。まちあるきマップにも乗っている正真正銘の観光スポットです。駅前からゆっくり歩いて10分少々の距離でした。
市内でのんびり過ごした後、夕方のフェリー「さんふらわあ」で志布志を後に大阪へ。一夜をゆったりとした船内で過ごし(防犯上の観点から鍵のかかる個室を予約してありました)、翌朝、大阪南港に到着。新大阪から新幹線に乗り継いで帰路につきました。