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nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

バッハゆかりのトーマス教会

2020-06-02 19:28:00 | ドイツ
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ、その2

ライプツィヒでは、まずさくらこさんの希望通りバッハゆかりのトーマス教会を訪問しました。

教会の脇にあるバッハの像の前で記念写真を撮りました。

順番が前後しますが、トーマス教会の遠景と正面からの写真です。



中に入ります。祭壇の前には、バッハのお墓がありました。亡くなって、ここに葬られたのではなく、トーマス教会には第2次大戦後、移されたとのこと。


教会内の椅子に座るさくらこさん。後日、オルガン演奏会を聴いたと記憶しています。


外に出ると、先ほど記念撮影をしたバッハ像の前には、バッハ博物館がありました。


カフェーもありましたので、中で寛ぎました。


バッハの作品には、「コーヒーカンタータ」という曲がありますから、それにちなんでコーヒーを飲みます。とは言え、やはりビールの方がよかったみたいでした(笑)


<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら

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湖上の街ラッツェブルク

2018-09-17 18:30:00 | ドイツ
1990年夏のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第8弾

リューベックとメルンの間にあるのがラッツェブルク。当時は、リューベックの次の駅でしたが、一駅20分くらい。メルンへ出かけた時と同じディーゼルカーで行きました。

駅は市街地から遠く20分くらい歩いたのを覚えています。湖上の街ですが、築堤があったような気がします。それもかなり広い公園付きの並木道といった感じ。長い橋を渡った記憶がないので、島とは気づかなかったと思いました。

やっとのことで町中に到着!

この町のシンボルと言うべきは大聖堂。13世紀に完成したもので、ロマネスク様式のレンガ建築では北ドイツ最古のものだとか。ちょっとユニークな形をしています。ライオン像は、ハインリッヒ獅子王にちなむものです。



ラッツェブルクの市街地。

こちらは市役所。

これはKreismuseum。郷土博物館のようです。


Paul Weber Hausというのは動物を使った風刺画の美術館。新聞や雑誌に寄稿した作品の原画のようでした。


Ernst Barlach-Museumは独特の作風で知られる彫刻家バーラッハの作品を展示した美術館。

あれこれ見て回って駅に戻ると、駅舎内のレストラン入口にドイツの蒸気機関車の写真と鉄道模型が飾ってあったので、釘づけになり思わずシャッターを押してしまいました。


世界遺産の街リューベック

2018-09-17 16:19:00 | ドイツ
1990年夏のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第6弾

リューベックに連泊し、近郊の町々を取材してまわりました。「地球の歩き方」編集部からエリカ街道の観光スポットを取材するよう依頼されていたのでした。リューベックもエリカ街道の街のひとつです。

リューベック中央駅を出て東へ進むと、町のシンボルであるホルステン門がありました。

門をくぐり、トラーヴェ川を渡ると旧市街です。

リューベックは作家トーマス・マンの故郷で、長編小説「ブッデンブローク家の人々」の舞台ともなった生家がブッデンブロークハウスとして記念館になっていました。写真の白い家です。

教会の写真などは編集部に渡してしまったのか手元に残っていませんでした。もっとも、後年、2005年に「列車で巡るドイツ一周世界遺産の旅」(角川書店)の取材でリューベックを再訪し、そのときの写真が多数ありますので、それは本でご覧いただくか、そのうち2005年のフィルムをデジタル化した時にお目にかけます。

なぜか、トラーヴェ運河とトラーヴェ川を周遊する観光船の乗り場の写真が発掘されました。

この船に乗った記憶はなく、たぶん街歩きしていてスナップしたものだと思います。

思い出のインターシティ(ドイツ鉄道)

2015-09-06 21:45:00 | ドイツ
ある新聞の依頼により、10月から夕刊の連載記事を担当することになりました。平日は月曜から金曜まで毎日、年末まで3カ月続きます。全部で60回近くになりますので、内容も多岐にわたります。もっとも、鉄道に関してのエッセイというかコラムです。

実用情報ではなく、思いつくままある程度自由に書いてよいということなので、ヨーロッパの鉄道についても書く予定です。すでに10月分は3週分ほど脱稿し、第4週目はヨーロッパの思い出話にしました。最近は、すっかりヨーロッパにご無沙汰ですが、まずはドイツの列車について書いてみました。毎回、写真を1枚添えることになっているので、古い写真、それもネガプリントを引っ張り出して、思い出に耽りながらの作業です。さて、どの1枚にしようかな?というわけで、ちょっと並べてみたのが、以下の写真です。

最初のは、南ドイツの温泉地バーデンバーデンの駅で撮ったもの。もう20年も前になってしまいました。この頃は、ドイツならどこへ行っても、この卵型の103型電気機関車がインターシティの先頭に立っていました。またか、という感じで何気なく撮った1枚でした。


2枚目は、バイエルン州南部のリゾート地ガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅で撮ったもの。このあたりから長躯ベルリンを目指していたインターシティです。機関車は111型。ややローカルな路線なので、103型は使われていなかったと思います。


3枚目は、風変わりなヴィスバーデン・シティという列車。温泉地ヴィスバーデンは、インターシティの路線網から外れてしまっていたので、最寄りのインターシティ停車駅マインツまで、リレー号みたいな形で運転されていた別格のようなインターシティでした。近郊型客車を改造したような車両が3両ほどつながっていました。マインツからの特急券を持っていれば乗車できるという条件付きなので、ほぼガラガラでした。


そして最後は、非電化区間のインターシティ。ディーゼル機関車重連というのは、北海道を走った寝台特急みたいですね。南ドイツのケンプテン駅に到着した「ネーベルホルン号」。ウルムからは電化区間に入り、牽引機も電気機関車に代わりました。

ひとくちにインターシティといっても、結構ヴァリエーションがありましたね。20世紀終わりの話で、今や白いICEの全盛時代。時代は確実に変わってしまいました。

メルクリン身売り!

2006-05-13 10:27:18 | ドイツ
今朝(5/13)の日経新聞にこんな記事が出ていました。


鉄道模型の独メルクリン、英投資会社に身売り


 世界的な鉄道模型メーカーの独メルクリンは12日、英投資会社キングスブリッジ・キャピタルへの身売りに合意したと発表した。1859年の設立から創業者一族を中心に経営してきたが、少子化やコンピューターゲーム人気で売り上げが激減。ファンド傘下で業績回復を目指す。

 売却額は明らかにしていない。メルクリンの2004年の売上高は前年比10%減の1億4900万ユーロ(約210億円)。05年はさらに減少したとみられる。

 メルクリンは独南西部のゲッピンゲン市で創業。1935年に軌間16.5ミリのHOゲージの電動式模型を発売するなど、同社製品を基に国際的な鉄道模型の規格化が進んだ。90年代にはより小さなNゲージの老舗だった独トリックスを吸収合併し、商品群を拡大した。

 欧州では伝統的な玩具メーカーの経営不振が目立つ。
 プラスティックのブロック玩具で有名なデンマークのレゴもドイツなどのテーマパーク「レゴランド」を売却し、業績回復を急いでいる。
(フランクフルト=後藤未知夫)

メルクリン社のサイトに
公式プレス発表の記事(ドイツ語)
があります。

ちょっと前は、業績好調とか聞いていたのですが、実は不振だったのですね。最近、新しいゼロイチのモデルのパンフレットが届いたばかりだったので、ショックです。どうなってしまうのでしょうか?
 メルクリンといえば、ゲッピンゲンにあるミュジアムを訪問したときのことが、思い出されます。詳しくは、拙著「ドイツ=鉄道旅物語」をご覧下さい。
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