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京都市 魯山人も絶賛の「鷺知らず」をブランド化へ

2013-12-31 | 雑記
子供の頃、魚とり・魚釣りが大好きでした・・・

その中でも、川に石で堰を作りその石のすき間に隠れている魚を手掴みするのが大好きでした・・・

中でも、綺麗な赤色をした「アカバエ」をつかまえるとテンションが上がったものです。

私達が言っていた「アカバエ」とは「オイカワ(ハエ)のオス」のことで、

メスより大きくて綺麗な赤い色が付いているのです。


私は知らなかったのですが、京都には「オイカワの子」を「鷺知らず」といって、

佃煮にして食べているというのです。

京都市では、この食文化を見直そうと、ブランド化にする計画が進められているようです。

今朝は、その詳細を紹介してみようと思います。

~以下、12月31日読売新聞朝刊より抜粋~

「鷺知らず」魯山人も絶賛

 鴨川の小魚 冬の味覚 

「鷺知らず」のつくだ煮とオイカワ
「鷺知らず」のつくだ煮(左)。右はオイカワ(下京区で)

 京都には「(さぎ)知らず」という美味(うま)い小魚がある――。古都の冬の味覚として、かつて美食家・北大路魯山人(1883~1959年)もこう評した鴨川の小魚「鷺知らず」を、特産品として復活させる取り組みが始まった。世界無形文化遺産に登録された「和食」への関心が高まる中、都の食文化を見直し、身近な川の環境にも目を向けてもらおうと、京都市が推進。今後、漁獲量の調査や試食会を通じて、「夏のアユ」に並ぶブランドに育てたい考えだ。

京都市、ブランド化へ

 「鷺知らず」は、淡水魚のオイカワ(ハエ)の稚魚で、体長3ほどのものを呼ぶ。さまざまな説があるが、川魚を餌とする鷺が見向きもしないほど小さいことから、その名がついたとも言われる。旬を迎える冬の早朝には、水があまり流れないたまり場で、群れになっている。

 京都では、少なくとも幕末頃から、つくだ煮などで食べられてきたと伝わり、佃煮そのものを「鷺知らず」と呼ぶこともあるという。明治時代の歌集・鉄道唱歌には「扇おしろい京都紅 また加茂川の鷺しらず 土産を提げていざ立たん」と名産に挙げられ、幅広い芸術に通じた北大路魯山人も、著書で太鼓判を押している。

 かつては専門の漁師もいたというが、食生活の多様化や河川環境の変化などで、食する機会は次第に減少。鴨川に近い飲食店でもほとんど見られなくなった。

 こうした中、市は都で育まれてきた食文化の魅力を見直そうと復活を計画。商品として売り出すには、一定の漁獲量が必要なため、先月から賀茂川漁協(澤健次組合長)と「鷺知らず」の歴史や販売状況の調査に乗り出した。

 土産物としての商品化や産卵場造成といった環境整備の課題についても協議。さらに資源量の調査を続け、近く市民らを対象にした試食会も開く計画だ。

 京都市農政企画課の中筋祐司係長は「昔ながらの食文化を伝え、川の資源を活用することで、環境保全の大切さも知ってもらいたい。豊かな鴨川を残す機運が高まれば」と話している。

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