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着々と進む・第三次内戦型世界大戦の予行演習。

2021年04月23日 10時47分57秒 | 戦争

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)4月23日(金曜日)
   通巻第6876号  
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 ロシア、クリミアで大規模軍事演習。突然引き揚げ命令
  トルコ製ドローンをロシアの無人攻撃機「神風」が破壊した
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 次世代の軍事ロボット戦争はすでに始まっている。
 米国ペンタゴンは近未来の戦争に投入するAI搭載ロボットの研究・開発に巨費を投じ、軍事産業に試作品の作成を急がせている。これまでにもドローンは実用化され、イラン革命防衛隊のトップを爆殺した。イスラエルも本格的なドローン攻撃機を配備している。
 
 対抗するロシア軍は「ロボット部隊を発足させた」と米シンクタンク「ジェイムズタウン」が報告している(『ユーラシアモニター』、4月21日付け)。

 シュイグ国防相が最近、モスクワ近郊にある軍事企業を視察し、工場を見学しており、当面のロシアの「ロボット軍は地雷処理、無人戦車に地対地ミサイルを積み込み、標的の正確な絞り込みAIで行わせるプロットタイプの戦車」を実験に投入したとされる。

ロシアのドローンはいまや高性能を誇り、なかでも「神風」と命名された無人攻撃機は、先般のアゼルバイジャン、アルメニアが争ったナゴルノ・カラバスにトルコ製ドローンが活躍したが、これをロシア「カミカセ」が破壊したとして映像を公開している。
https://english.pravda.ru/news/world/19771-bayraktar/
 これらのロシア軍の軍事ロボット開発は「ロボット技術コンプレックス」と喚ばれる産学軍の複合施設に集中していて、「ウラン5システム」と呼称されるプロジェクト等はすでに地雷撤去の作業をテストしており、成果は上々だという。

米国は「将来、ロボット軍団が戦場に投入されるだろう」と予測し、こうした「急激なロボット化」は、将来の核の戦場でも展開される可能性があるとし、「今後、戦場で戦うのは兵士ではなく、オペレータと機械操縦者になり、兵隊は戦場から消えるだろう」 

拙著『軍事ロボット戦争』(ダイアモンド社、絶版)の刊行は1982年だった。防衛庁幹部に見せたら「漫画の世界だな」と嘲笑気味だったが、あれから40年の歳月が流れ、日本の防衛産業は絶滅寸前となった。

欧米のメディアはウクライナ国境に数万のロシア軍が集結していると大きく報じている。
またクリミアの軍事演習にはロシアの黒海艦隊や空軍も動員され、艦船は上陸用大型運搬船など100隻を超え、空軍はジェット戦闘機のほか、戦車も積み込める大型輸送機、大量の装甲車などを動員した。
NATOの軍事演習の対抗措置をロシア側は発表している。

プラウダ英語版によれば、ジェイク国防大臣は「軍事演習は成果をあげた」として、23日から撤退を命じたという。
     ◎☆◎◎み☆◎□☆や□◎◎☆ざ◎◎□☆き◎☆◎◎  


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