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貴金属の最後の相場

2012年09月11日 18時51分51秒 | 日記

今年の1月に、ブルームバーグが、金の関係者の予想を載せています。去年の
9月から暴落開始したので、悲観的な予想が主体ですが、それでも悲観過ぎます。
分析では株が上がれば、金から資金が逃げて暴落するとの予想である。

時期        ゴールド予想平均値(1tozドル)

2012年(1-3月)   1775
2012年(4-6月)   1800
2012年(7-9月)   1850
2012年(10-12月)  1900

2013年         1931
2014年         1600
2015年         1380


今世界にはお金はいくらでもあります。ある意味無限大です。その根拠は
リーマンショック、ユーロ危機と立て続けに危機が表面化した為に、世界の
中央銀行は何処でも超低金利策を採っている事である。つまり、世界の
金融機関は必要ならタダ同然の金利でお金を借りられると言う事です。


少しでも利益が出ると思われるなら、膨大なお金をつぎ込むことは、前回のバブルが
証明しています。銀行は自己資金の13倍までは他人に貸す事が出来ます。
貸さなければ彼らの仕事そのものが無くなります。中央銀行から→
大手の銀行→中小の金融機関、海外の銀行→ノンバンク→
とお金が流れるたびに、お金はどんどん増えていきます=信用乗数効果。
日本でも金融機関等は、何せ1000兆円ものお金を国に貸していますし、
そしてそのリスクは、BISのお墨付きで、ゼロで、丸々資産に
成りますから、それを元手にいくらでも貸し出しは出来ます。

 
株が上がれば金価格は下がる→これは株の時代、例えば1982~2000年の
時代の話です。この間ダウは11倍以上に上がっています。この様な時期は
金は下がります。商品の時代は逆です。1966~1982年がそれに
相当しますが、株は上がったり下がったりして、全体として水平調整
です。一方貴金属は暴騰し1980年にピークをつけています。

1966年から見れば、1980年は27倍前後の金価格の上昇です。
31→850ドル/1オンス。此れが商品の時代です。大体平均15年前後で、
株と商品の時代を繰り返します。此れが30年サイクル=15+15=30
の理論の根拠です。又30x3x3x3(90年、270年、800年)サイクルの
理論的根拠です。これは地球が1年で太陽の周りを回るのと同じで
自然のサイクルですから、だれもこれから逃れることは出来ません。


従って今回は、早ければ2016年~遅くても2018年に貴金属がピークになると
予想できます。今の価格の上昇から、今年の末は1900~2000ドル/1オンス前後と
予想されます。年が明けて一旦調整しますが、2014~2016年=6000ドル。
2016~2018年=1万ドル/1オンスに向けて、最後の勝負です。

先物業者とは全く予想が異なります。スペインとイタリアの金利の波動がまだ最後の
5波を形成していないことは前に書きました。従って最後の貴金属の相場を
押し上げるのは、スペインとイタリアの最終危機と予想できます。
此れに日本を加えても良いと思います。


少し気になる事があります。最近、彼の有名なジョージ・ソロスが独に警告しています。
“ユーロを助けるか又はユーロを去るか” これは国際金融機関の最後通牒でしょうか?
彼はいったい何者でしょう? 国際金融帝国の使者でしょうか? 多分・・・・・。


前回支配階級交代の270年サイクル、東西の800年サイクルを見てきました。
此れは教科書を見ても書いてありませんので悪しからず。

1776+270年=2046年が米の資本主義の終わりと仮定すれば、
後34年残っていますが、次の株の時代と商品の時代を34年から除けば
34-15-15=4年。又は34-14-14年=6年。又は34-13-13=8年。

今までの種々の予想から、6又は8年が考えられます。つまり今回の商品の時代は
2012+6=2018、2012+8=2020年に終わることが予想できます。
1982~2000=18年=株の時代でしたので今回の商品の時代も
18年間、2000~2018年の予想が無難です。

つまり今回の商品の時代は2018年に終わり、2018+14=2032年まで
最後の第5波が続き、2032~2046年でUSAの資本主義の崩壊が
起こると言う事です。第3波が長く第5波は短いと言う一般的指針にも合います。

ラビバトラの言う2010年から崩壊が始まっているとすれば、その象徴が、
アフリカンアメリカン大統領の登場とすれば、スポーツ界でその筋力を発揮
している彼らが次代のUSAの腕力軍国主義の象徴とは皮肉なものです。

谷深ければ山高し。







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