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中国の行方

2012年08月08日 18時34分07秒 | 日記

その国の時代背景を読めば、その国の基本思想が読めるし、ある程度の行方も
想像出来るでしょう。歴史家ではないので細かい事は専門書に譲りますが、
此処では、30x3x3=270年サイクルでその国の時代を読みたいと思います。

1912年清が崩壊し、中国は戦国・軍人時代に突入したと言いました。その根拠は
何処にあるのか? それは略270年サイクルを繰り返していると分析する事で
根拠に代えます。

清が勃興したのが1636年。明が滅びたのが1644年。清が滅びたのが1912年。
各々276年、268年かかっています。270年説にぴったりです。

明が勃興してから滅びるまでが276年です。1368~1644=276年間。
此れも270年説を支持します。

北宋が崩壊後=1126年から、元が滅びるまでが242年=1126~1368年。

唐の時代は618~907=289年ですが、黄巣の乱の時代に実質的には滅びたと言います。
黄巣の乱=875~884年。乱の始めと終わりまでを計算すると、266、257年に成ります。

その後5代10国の時代を経て、北宋の支配と崩壊まで、開始を黄巣の乱からとすれば
1127-875=252年、1127-884=243年となりますが、乱自体が既に新時代への突入の
合図とすれば、875~1127=252年が望ましいでしょう。

北宋が崩壊後から元の崩壊までが、1126~1368=242年。  元1271~1368年。

面白ことに殆どか、270年前後の長さを持っています。略間違いないでしょう。
この観点から歴史の再評価をしてほしいものです。

つまり、今の中国を戦国・軍人の時代とすれば、後はサーカー師の理論を
自動的に当てはめれば良いのです。

清=富者の時代。明=智恵者の時代。元+アルファ≒軍人の時代。
5代10国+北宋の時代=富者の時代。唐=智恵者の時代となり、その時代の特徴と
精神が見事に一致します。

唐の時代は、貴族の時代で階級がはっきりとし国家の制度も隅々まで整備されていたと言う。
正に知恵者の江戸時代にそっくりです。其処では平民は下層とみなされます。士農工商です。

此れに対して次の北宋の時代は、中国でも唐宋変革論と言われるぐらいの社会の階層の
断絶があると言います。つまり、宋の時代は平等の社会です。明治の士農工商の廃止
と同じく社会革命です。

その後の時代は、元が支配者となった様に、まさに武力でアジアを統一する時代です。
武者の時代です。日本の戦国時代と同じです。

日本では、元寇に対して活躍した武将に対して、領土の褒美は無かったと言う。
これが富者の時代の終わりをつげ、幕府が崩壊し戦国時代の幕を開けたとも言えます。

この意味でも、中国と日本は少し時代がずれます。つまり、中国の元の時代≒軍人の時代が
崩壊後は日本は既に戦国時代に入っています。そのずれは220~230年前後と推定します。

つまり明の知恵者の時代≒1368~1644=276年に対して、日本の江戸は1603~1868=265年と
言えるからです。同じアジアでも、日本のリズムと中国のリズムは異なるのです。

明治時代に中国に対して、西洋に対抗して同盟しようと心がけた日本に対して
中国が全く反応せず、逆に日本との対立を選んだのは当然な歴史の背景です。

今中国は一見資本主義の時代に突入していますが、これは軍人の時代の更に
一段下の90年サイクルの知恵者の時代です。初めの軍人の軍人の時代は1912年清が
崩壊後の混乱の時代に毛沢東が勝利し小平が南巡講和する時代までです。

智恵者の小平の生き残りをかけた変身ですが、これは疑似資本主義です。彼らも云うように、
社会主義的市場経済です。分かるようでわからないのがこの言葉です。
異なるものを足したのがこの言葉ですが、これを矛盾と云います。

軍人だからこそ出来る強引な矛盾です。反対者は直ちに軍隊が出動です。
自衛隊がシビリアンコントロールの日本とは時代が異なります。自衛隊の方々間違っても
クーデターは考えないことです。30年後のアメリカ、120年後の日本でなら良いでしょう。

従って中国に進出している企業はこの様に理解すべきです。戦国時代の日本で
知恵者が一時代表として君臨している場所に、会社を作っているようなものです。

力の時代に現代の裁判システムが働くと思いますか? だから中国の民衆は地方の
役人と力のゲームをしているのです。庶民が役人の横暴に耐えかねて役人を殺しても
民衆と云う味方があれば、裁判どころか無罪放免となるのは、力が唯一の解決の
手段だからです。後170年この様な時代が続くと考えられます。

勿論軍人の最後の時代は軍人富者が登場しますが、このころ日本は戦国自衛隊の時代に
突入です。第三次大戦の危険がある時代とは、そういう時代です。

このころは、勿論日本は核を持ち、中国もある程度豊かになっている時代です。
末期の腐った富者軍人と、コチコチのフレッシュ軍人の対立の時代です。

君子危うきに近寄らず。

従って今の中国の動きは、相手の弱点を分析し、力で日本の領土を奪おうとする
第二の元寇です。貴方は、この元寇にどう対処します?




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