nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

薬丸岳 神の子 上・下

2017-01-31 11:22:50 | 本・雑誌・ドラマ

薬丸岳さんの最新文庫 神の子 上・下 を読みました。
上下巻それぞれが、550ページに及ぶ超大作でしたが
あまりのおもしろさに一気にのめり込んでしまい、あっという間に読み切ってしまいました。

あらすじ・・・・上(「BOOK」データベースより)
少年院入所時の知能検査でIQ161以上を記録した町田博史。
戸籍すら持たぬ数奇な境遇の中、他人を顧みず、己の頭脳だけを頼りに生きてきた。
そして、収容された少年たちと決行した脱走事件の結末は、予想だにしなかった日々を彼にもたらすこととなるー。
一方、闇社会に潜み、自らの手を汚さずに犯罪を重ねる男・室井は、不穏な思惑の下、町田を執拗に追い求めていた。

あらすじ・・・・下(「BOOK」データベースより)
身許引受人の町工場で働きながら、大学に通いはじめた町田。
知り合った学生たちの起業を手伝うことにもなり、他人と過ごす時間が彼の心を少しずつ解きほぐしていく。
だが、忌まわしい過去は、彼を易々と手離しはしなかった。
ふたたび町田に接近する室井の真意とは…!?
吉川英治文学新人賞作家が描く、エンタテインメントの醍醐味を存分に詰め込んだ圧倒的傑作!

薬丸さん独特の少年犯罪物ですが、少年たちの生い立ち、更生、その後・・・と長期にわたった物語。
登場人物も多く、それぞれが不思議に絡み合って複雑なストーリー仕立てになっています。
戸籍がなく、教育を受けられなかったのにIQは抜群で、振り込め詐欺シナリオを書くことで悪事に手を貸していた博史。
少年院に入り、外に出た後は、やさしい身元引受人のもとで、大学に通いながら更生を目指していくのですが
人生に絡む多くの人たちによって、いいようにも悪いようにも運命が変わっていきます。
誰が味方で誰が敵か?影の力の本当の目的は何なのか?最後まで真相がわからず、めくる手がもうドキドキ!
読み終えて、よく練られた物語だったと大きな感動がありましたが
なんとなく予想と違っていたような物足りなさが、モヤモヤとして残っています。

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