今日の朝刊でまた 「パワハラ」 が原因で自ら命を絶ったある公務員の記事が載っていた
パワハラとは 『パワーハラスメント (和製英語: power harassment) のことで 「職場の権力 (パワー) を利用した嫌がらせ』 のことだが、そのような不幸な事が後を絶たないことに心が痛む思いがする
だが、今では亡くなる前の状況などの情報が公の場で開示されるからまだしも、かつてはそのようことは一切闇の中に葬られて世に出なかったのでないだろうか?
私の永い会社生活の中で、パワハラではないかと思える忘れられない嫌な想い出がある
それは有能な現場上がりの若い課長さん (便宜上Yさんとしておこう) が、朝出勤するためにマンションの自宅を出てすぐに投身して命を絶った事件が起こった
その事件は公表しなくても工場内に知れ渡り、どこからともなく 「あの部長がYさんを殺した」 との風評が流れて潜在的に騒然となった
それは以前からYさんがその部長から激しい嫌がらせ (当時はパワハラの表現は無かった) を受けていたことは、いわば公然と知れ渡っていたからだった
しかし当時の企業内ではそのような事件が起きても調査も情報開示も無く、上司たる部長には何らのお咎めも無いのが一般的な社内事情だった
当時、Yさんの人望は厚く、多くの人がその死を悼んだが、どうにもならない内にうやむやになって、いつしか忘れ去られてしまったが、一番悲しんだのはやはりご家族の方ではないだろうか?
当時、会社側とご家族との間でどのようなやりとりがあったのかは判らないが、今だったらいろいろと事実の解明などで、ご家族に少しの安らぎを与えられたであろう
時が過ぎて、その部長はいつしか退職したが、部長職で退職すると傍系会社の取締役に再就職するのが慣例だったが、その部長にはそれは適用されなかった 会社側からYさんへのせめてものお詫びの意味があったのかもしれない
「パワハラ」 と言う言葉を聞く度にYさんのことを想い出す
だが、もう遠い昔のことでもある
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人並みのことが言える立場ではありませんが
私の職場内でのパワハラではなく業務のコンサル
のなかで人員整理とか配置転換とか退職勧告
など今にして思えば大変なことをしてきました
仕事とは言え会社をとるか一部の職員をとるか
何度も悩みましたが・・昔から現在まで
パワハラが・・あるなかで、先日も子供の
いじめの届け出が大きく増加したことの問題を
単に親が学校が教師がそして子供たちが・・
と一概に言い切れません。
なんとも悲しく、生命を立つ前にせめて私にでも
相談してくれれば・・なんて思ったりしています
残念ながらその妙案は思い当たりません
いろいろと事実が隠されてしまったようですが
Yさんの話以外でも似たような事はたくさんありました
中には完全に精神的に落ち込んで
退職した人もいました
そのような人は一流大学を出て
将来は重役か社長になる可能性もあったのにと
人ごとならず気の毒になってしまいました
でもどんな環境でも絶対に負けない人もいて
そんな人は皆から一目おかれていました
精神的な弱さのある人は
その弱さを付かれて余計に弱くなって
可哀想な社員をたくさん見てきました
それにしても「子供のいじめ」は起こらないように
大人はもっと真剣に考える時かもしれません