今日妻はDSへ
私は独りで買いたい物があって 「所沢航空発祥記念館」 の売店へ行った
買い物を終えてから一階ロビーの天井に展示されている飛行機をじっくりと眺めてみた
その飛行機とは 「陸軍会式一号機」 で日本航空界草創期の有名機だが
そのレプリカがここに展示されている
「陸軍会式一号機」 は明治44年徳川好敏大尉の設計・製作により日本で初めて作られた軍用機
この前年に代々木練兵場で日本で初飛行に成功した 「アンリ・ファルマン機」 を参考にして
より高い性能を持つ飛行機を作ることを目的として、所沢飛行場格納庫内で製作された
でもこの機体を見ていると、今の飛行機感覚が先走って
本当に飛んだのか? と、考えるような機体で
大がかりな模型飛行機のようにも見える構造だ
だた当時は最新鋭機だからその感覚に視線を合わせて見よう
先が尖った白い筒のようなものが 「操縦室」 だろうが
当時の操縦士はこのような吹き晒しの中で命懸けで飛んだのだろう
エンジンは 「グノーム回転星型7気筒」 で出力は50馬力だが
気筒が回転するいわゆる 「ロータリーエンジン」 で
このエンジンも当時としては最新型であったに違いない
エンジン後方に二本あるのが燃料タンクだが、これでも三時間も飛べたそうだ
今の飛行機のように揚力を増すためのフラップとかエルロンとかの
補助装置は無いから機体を浮かすにはそれなりの苦労が多かったことであろう
先が曲がったパイプは機体を支える後部車輪の役目をするのだろう
左右に二枚の正方形のプレートがあるが、おそらくは方向蛇でしょう
前輪は4個
450キロの自重を支える車輪設計も苦労されたことでしょうが
スポークの本数がかなり多いのも当時の技術のせいでしょうか
でも飛行機技術は凄いスピードで進化したと思います
あのライト兄弟がキティホークの海岸で人類最初の飛行に成功したのは1903年
この 「陸軍会式一号機」 が完成したのが1911年
そしてあのジャンボ機 (B747) が初飛行したのが1969年
一世紀も経たないのに、このレプリカとは桁違いの飛行機が誕生しました
日本航空界の草創期に活躍した ”飛行機野郎たち” が
今のジャンボ機やエアバス機を見たら何と言うでしょうか?
写真説明: 陸軍会式一号機 (レプリカ)
撮影場所: 所沢航空発祥記念館ロビーにて (撮影: H270827)
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自分の力で飛べない分 頭の頭脳で飛ぶ・・
ライト兄弟・・も立派ですが、本当なのか嘘なのか
1785年(天明5年)、に今の岡山県玉野市に「幸吉」
という青年が空を飛んだとか・・・空を飛ぶという
夢を・・子供の頃からゴム飛行機を飛ばして・・
あたかも自分が飛んでいるが如く・・それから
何年もしないうちに・・・航空業界の進歩は
宇宙の進歩にまで・・油井さんがコウノトリを
操って日本人チームがそのすべてをやり遂げた
素晴らしい偉業・・米国もソ連も失敗している分野
日本の無人技術は素晴らしい事に繫がっています
近代史では陸軍会式一号機から出発ですから
すごいことですね
「陸軍会式一号」の重さは450キロ
B747-400の最大離陸重量は約400トン
それだけ比べても航空機技術の進歩は
凄いスピードで進化したことが判ります
「陸軍会式一号」が飛んだ頃は
操縦するのも大変だっと思われます
風は飛行機にとっては友達ですが
時には逆に敵になって
無理な風を起こして当時の機体を苦しめたことでしょう
でも一度飛んだら大空の素晴らしさの虜になったはずです
その頃の飛行機はのんびりとした雰囲気の中で
飛んでいるようで、その姿は長閑です
所沢にはその草創期の歴史がたくさんあるそうです