今日午前、またも雨模様なのでMとの散歩はお預けになったが、朔日の前日は私にはいろいろとやるべき仕事がたくさんある。
まずは仏壇の清掃。埃を払い、仏具を磨きながら日頃のご加護を感謝する。
それが終ると屋内の数カ所に清めの意味で置いてある 「浄塩(」 の器を集めて洗い、明日に備える。新しい浄塩は朔日の朝、お供えする。
次ぎは大神宮様、大黒様、おかま様の灯明受けを清掃、新しいローソクを準備する。これらの神々にもいつもお世話になっているはずだ。
次ぎは食卓にある四脚の椅子を時計回りにローテーションする。これは常時使っているのは私とMだけなので、他の椅子の出番も考えてのこと。これなら一ヶ月毎に出番があるので、使用頻度も平均化するだろう。
次ぎは数カ所あるカレンダーを来月用に替える。残りは三枚、また速い時の流れに感無量な気持ちになる。 「あと、三枚か?」 と薄くなったカレンダーを見ていると 「今年、残りの日々も息災で」 と、また神頼みした。
終わりの仕事は一階と二階にある固定電話の子機をローテーションする。いつも使うのは一階にある子機なので、平均して使うようにと、電池のことを考えて一ヶ月毎に位置替えしている。
どれを見ても簡単なような仕事だが、念入りにすれば二時間もかかる。かつて旧宅ではこれらの仕事は全てがMの仕事だったが、今は私の仕事。それもまた人生だから仕方のないことだ。
13時半過ぎ、雨も降っていないのでMを誘って川沿いを歩き始めたが、曙橋の手前で俄に大粒の雨が落ちてきた。 「さあ~、早く帰ろう」 と、急いでUターンして帰ったが、台風24号がこれからやって来るとのことだが、まだ全くその気配は感じられない。
都営住宅前庭にある金木犀が満開だった。 しかし、これからやって来る台風の強風を受ければ、全ての花が落されてしまうだろう。この金木犀、どのようにしてあの芳香を発するのであろうか?
明日からもう10月、もう台風だけは打ち止めにして欲しいものだ。
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