今日は秋模様の良い天気だった。寒からず、暑からずの過ごし易い一日でもあった。
午前、Mと穏やかな雰囲気の中、川底が干上がった空堀川を見ながらの散歩だったが、秋は何とも言えない静けさがあるのが好きだ。
こんな穏やかな日は山でも歩きたくなるが、20代の頃は土曜日になると殆ど夜行列車を利用、尾根歩きを趣味としていた時代が懐かしく想い出される。
そして今日は私の 「入社記念日」 だが、もうリタイアして何年も経つのにこの日が来るとまだ働いているような感覚になる特別な日でもある。
入社は昭和34年だったが、くしくも好きな趣味である飛行機に関連する職業に就くことができたのは幸いだった。その日から航空機用エンジンとの付き合いが始まった。まだ若干18歳の時だった。
それから42年半勤めたが、エンジンテスト部門だったので数え切れない台数のジェットエンジンをテストしたが、良い仕事だと胸を張って働くことができた。
今はコンピューターが幅を利かす時代だが、その頃はまだ計算などはソロバンを使っていた。電卓などは夢の道具だったが、その頃の人たちは形振り構わずによく働いた。
今はパワハラなどが問題になっているが、当時はそんなことは当たり前だから、良い先輩もいたが、東大出での上司からは極度のいじめを受けたこともあったが、そのようなことを別に気にもせずに反抗することもない時代だった。
今日は59回目の 「入社記念日」。懐かしい想い出はまだまだ尽きないほど持っている。
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