日暮らし通信


その日暮らしの生活でも、感謝しています

日頃、見た事・聞いた事・感じた事・そして言いたい事などを発信します

自転車専用通行帯

2015年11月05日 14時54分10秒 | 街角から

日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

自転車専用通行帯

東村山さくら通りにて
(撮影: H271105)



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妻がDSへ行く日は、普段行くことが出来ない場所などへ買い物に行ったりするが、その時私の交通用具は自転車を利用することが多い

独りの時は車を使わないのが私の考えだが、行ける所なら体を使いたいのでなるべく自転車を使うことにしている

しかし、高齢者の自転車乗りはそれなりに大きなリスクを抱えているから要注意だ

事故は自分が注意していても不慮の事故もあるから、貰い事故の可能性は山ほどある

最近、自転車乗りで心掛けているのは、危険だと思ったらすぐに自転車を停めて成り行きを眺めること

急ぐ必要も無いから、ゆっくりと危険を回避する時間を持つことにしている

今日は妻がDSなので10時過ぎ、自転車で西武新宿線・東村山駅近くのお店に買い物に行った

この駅の西口から東方面に延びる 「さくら通り」 はかなり整備されているが、この都道は将来的にはJR武蔵野線・新秋津駅に通じる予定だがまだ多くは未完成でもある

今日始めて見たのはこのさくら通りは二車線だが両脇に 「自転車専用通行帯」 が設けられてペイントも鮮やかに塗られて、その通行帯が路上に表示されていた

自転車は軽車両なので道交法では 「車道の左側側を通行する」 ことになっているが、市内ではこのように 「自転車専用通行帯」 を設けているのは珍しいことだと思うが、実際に見ているとこの通行帯を走る人は少なく、やはり歩道を走っている人が多い

所々の道路側端には 「自転車レーンは逆走禁止・矢印方向に進行」 とか 「自転車は車道左側の自転車専用通行帯を走行」 などと注意を喚起する立て看板があって、ルール遵守を呼び掛けている

しかし、今日私がこの通行帯を走っていたら、前方から高齢男性が逆走して来たのには驚いてしまった。永年常識を溜め込んで、良いも悪いも充分に判っているはずの高齢者なのにこんなルールが守れないなんて情けなくもある

最近、高齢者の方が車で道路を逆走して事故を起こすニュースを何回も聞いたが、正規に運転しているドライバーとすれば恐ろしい気持ちになることは必至だ

だがこのように 「自転車専用通行帯」 を設けられる道路は限られているから、狭い道路での自転車走行には充分な安全意識が必要でもある





傾いたマンション

2015年10月22日 14時21分30秒 | 街角から

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■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

立ち並ぶマンション群
(K駅周辺)

空堀川沿い右岸にて
(撮影: H271022)



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今日、妻はDS行きなので、私は西武新宿線・K駅まで歩くことにした

9時前に家を出て、空堀川右岸を上流に向かって30分ほど歩くと前方に高層マンション群が見えてきた

この辺りは戦後、市内で最も環境が変化した所だと私は思っている

何故ならばかなり遠い昔、私が小学五年生の時、この周辺を新聞配達していたから、その当時のことを想い出すと天と地の違いのように変化した景観に驚くばかりだ

その当時、武蔵野特有の雰囲気の中で雑木林が続きこのような原野に人が住むことなど考えも及ばなかったことだった

ところでこの写真のようなマンション群を見ていたら、今話題となっている横浜市の 「大型分譲マンションの傾き問題」 が頭に浮かんできた

このような大型マンションが現実に傾くのであろうか? と、私は理解出来ないのだが現実にはそれが起こっているらしい

このような超重量の物体が傾くなんてあの 「ピサの斜塔」 でもあるまいし、恐ろしいことでもある

原因は基礎工事の時、(くい)を固い地盤である支持層と言われる深度まで打ち込むのが正規工事なのに数十本の杭が深度不足 (不足最大2メートル) で支持層に達していないことが原因らしい

しかもこのような不具合を見つけたのは住民で、他棟との手すりがずれていたためその差で傾きが判ったとのことだった

このようなマンションを購入した住民からすれば 「杭打ちの深度不足」 だとは知る由もなかったことで気の毒だとしか言いようのない不幸な買い物になってしまった

 「手抜き工事」 と言えば隣の某国だけの話だと思っていたのに、日本建築界でも起こるなんてとてもショックな出来事でもある

1件、このような不具合が見つかれば、同じ業者が施工した過去の物件はどうか? と、必ず問題になるが、同じような 「深度不足の杭打ち」 がまだまだ世に出てくるかも知れない? さて、同業他社の杭打ち作業は問題無いのであろうか? 過去の検証が必要では?

そのようなことを考えながら歩いてK駅に着いたのは10時前、約1時間歩いたことになる

帰りは久米川駅から電車に乗って西武新宿線・T駅で西武池袋線に乗り換えてA駅へ。家に帰ったのは10時半でした





カーナビのこと

2015年08月26日 14時25分58秒 | 街角から

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■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

府中街道 と 西武拝島線

府中街道にて
(撮影: H270821)



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妻が通院する時は府中街道を走るが 「ダイエー小平店」 前を過ぎると写真の高架橋が見えてくる

すると、カーナビで音楽やラジオを聞いていても 「この先、踏切です。ご注意ください」 と、女性の音声が流れて私に警告してくれます

でも 「踏切がないよ」 と思うでしょうが、かつてこの高架橋の下には府中街道を横切る踏み切りがあった所なのですが、今は立体交差化されて踏切が無くなり高架部を西武拝島線の電車が走っています

やはり踏切が無いと車の流れもよくなるようで、渋滞緩和にはお役に立ったようです

種を明かすと、私のカーナビはバージョンアップしてませんので、まだ踏切があるつもりでそのような音声を流しているのです

勿論、バージョンアップして最新情報を聞きたいのですが、そのCDロムは二万五千円もするから、どうしても経費削減の(わな)(はま)ったままです

あまり遠出もしないから旧バージョンで我慢しているがカーナビは便利な道具です

今は標準装備されている車種もあるようですが、現在のカーナビは多目的な機能を持っていることでしょう?

カーナビでインターネット接続できればバージョンアップなども簡単にできそうですが、実際にはどうなのでしょうか

私の場合はナビよりも殆ど音楽を聞くのに使っていますが、それでも実際には踏切が無いのに、警告音が出るのはちょっとアンマッチな雰囲気になってしまいます

妻が病気になってからはこの場所を数え切れないほど通りましたが、府中街道沿いも年々変化があって様変わりしていることが実感できました

その中でも西武遊園地線・八坂駅から → ダイエー小平店 → ブリジストン小平工場前に通じる府中街道は長期的な工事を経て車幅が広くなって、前述の立体交差化が実現して大きな変化を遂げました

その工事過程を見ていると、現状を維持しながら、巧みに少しずつ進められていくことに道路拡張工事技術の高さを感じました。お見事!! 日本の道路技術です

さ~て、当分はこの旧バージョンのままカーナビで妻と好きな演歌を聞くことにしています






街中にタカサゴユリ咲く

2015年08月24日 10時52分24秒 | 街角から

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■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

タカサゴユリの花

志木街道沿いにて
(撮影: H270823)



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いつも妻と近くのスーパーで買い物が終わると、志木街道沿いの歩道を250メートルほど歩いて空堀川・野塩橋に向かう

その途中、かつてはこの辺りでは珍しい熱帯魚関係のお店だったが、今はシャッターが降りたままになっている商家の前で写真のような
 「タカサゴユリ」 の花が咲いていた

よくよく見るとコンクリートの僅かな隙間に飛び種が発芽したのだろうが、こんな硬そうな環境でよくも成長して花を咲かせているとびっくりするほどの生命力だった

さらにここの家主さんは歩道側に茎が倒れないようにとの気遣いであろうか? ビニール紐で茎を支え、さらにその紐をシャッターの支柱にガムテープで貼り付ける方法で茎を守ろうとしていた

この光景、眺めていると私なりにいろいろな空想が湧いてきた

タカサゴユリの花は(さび)れてしまったお店を懐かしんで咲いたのだろうか? 

 「タカサゴユリの花とそれを気遣う家主さん?」 何か物語になりそうな街中の光景だった

ところでこの花の名は 「タカサゴユリ」 でいいのだろうか?






おばあちゃんとの会話

2015年08月08日 15時12分28秒 | 街角から

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■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

ツユクサ

路傍にて
(撮影: H270808)



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今日はやっと猛暑日から抜け出したように曇りがちの天気になった

日課の散歩はどうしようか? と、心配なのは妻が転んで打った膝のことだった

その膝と相談すると ”大丈夫です” とのことなので、今日は妻と歩いて近くのスーパーへ向かった

昨日の暑さと比べるとかなり気温が低いので妻との散歩では有難い条件だった

途中、農地からフェンス越しに飛び出して咲いているツユクサを撮っていると、畑仕事をしていたかなり年配のおばあちゃんから

 「お宅たち、どこから来たの?」 と、まず声がかかった

話を聞くと、そのおばあちゃんは私たちを時々見かけるので、いつかは話しかけてみようと思っていたそうだ

おばあちゃんの家はこの辺りの旧家で、母屋の前には細い道路越しに南側に広い畑が続いている

私はあまりこのおばちゃんを見たことはないが、逆に私たちを見ていることを知ったが、亡き母が 「誰もいないようでも、人間は必ず他人から見られているんだから、悪い事をしてはいけないよ」 と厳しく言われたことを想い出した

でも今日は気温が低いからまだしも、昨日までのような暑さの中で畑仕事をするのはすこぶる危険のように思われたので 「熱中症には充分気をつけてください」 と言った

このおばあちゃんの畑はいつも散歩の時に見ているのだが、仕事しているのはおばあちゃんとその連れ合いだけで、その他の人を見たことが無いのは何か寂しい気持ちになってしまった

 「跡取りさんはいないのですか?」 と聞きたかったが、失礼過ぎて言葉にはならなかった

 「近くに娘が家を建てて住んでるよ。だが畑は大変だね。すこし手を抜くと雑草だらけ、その上、固定資産税も馬鹿にならないし」 と少し愚痴めいたことも私に言った

本来ならもう隠居の身分なのに、この暑さの中で働いているなんて、ちょっと可哀想な気持ちになってしまった

だが、このように広い畑を高齢者夫婦で管理しているなんて、私はその行動力に脱帽しました
凄いことだと思ったが少し心配にもなった

いろいろな会話の後に 「キューリでも持っていくかい?」 と言われたが 「今度いただきます」 とお礼を言って別れた

いつもブログで言っているが、この辺りの畑では若い人が働いている姿を見たことがない
日本の今後の農政は大丈夫なのだろうか? と不安を持つのは私だけだろうか?

今日はやっと猛暑日から逃れたようだが、それでも気温は30度を越えている
その気温差のお陰で私の発汗量はぜんぜん少なくなった

心配した妻の歩き具合も問題無く元気に歩いた
 ”良かった” と、実感して日課の散歩も終わってホッとした





街の歯科医院にて

2015年07月25日 11時00分54秒 | 街角から

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■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

ハイビスカス

空堀川沿いの民家にて
(H270718 撮影)



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昨日、妻の一カ月定期検診で歯科医院に行った時の出来事を想い出した

9時過ぎ、妻は治療室へ入ったので、私は待合室で週刊誌を見ていた

間もなく一見私よりかなり年配の男性が来院して、診察券を受付に出して椅子に座った

すると受付の女性から 「○○さ~ん」 と呼ぶ声がしたが、その呼ばれた人がその男性だった

 「○○さん、今日の予約は11時ですよ」 と言った

 「えっ、そうでしたか?」 と、男性は怪訝(けげん)そうな顔をしている

どうも予約時間を間違えて二時間も前に通院してきたようだった

その後、二人の間で穏やかだが変わったやり取りがあったが、それはオフレコにしておこう

やがてその男性は医院を出て行ったが、また11時に通院することを受付の女性に確約していた。そんな光景を見ていると、何か寂しい気持ちになってしまった

もし、その男性に連れ合いが居るとか、家族が居れば二時間も早く通院することもないだろうが、どんな環境の中で生活している人なのだろうかと少し余計な心配をした

単なる間違いは誰でもあるが、今、社会で問題となっているのは 「高齢者の道路逆走」 で事故が発生していることだ

同じ間違いでもこの逆走は、間違いで済まされない大きなリスクを背負っている

だが 「通院時間を二時間間違える」 ことと 「道路を逆走する」 ことで生じる結果は桁違いに差があるが、両方共、本人に取ってはあまり問題意識を持っていないことが共通しているのではなかろうか?

そんな事を考えていたら、9時半過ぎ、医師から呼ばれたので治療室へ

 「歯をクリーニングしました。下歯裏側はよく磨かれていました。特に異常はありません」 とのコメントだった

そのような始めての褒め言葉は嬉しかったが、歯は妻にとっては大事な部品、これからも定期検診でこの医院とは付き合いが終わりそうにもない

だが心配なのはあの男性、予約の11時には間違いなく来たのだろうか?







満開 「大盃」

2015年06月12日 15時12分35秒 | 街角から

日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

満開 「大盃」

ある農家の庭先にて



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今日もいつものように妻と散歩に行くのだが、起きてすぐ着せた半袖シャツで大丈夫だろうか? とまた考えてしまった

9時過ぎ、雨は止んでいるが空はドンヨリとした梅雨特有の曇り空で、また降り出しそうな空模様だ

途中で降られたら面倒だからと、急遽妻に衣装交換を要求、やはり長袖シャツに着替えさせたが、9時半過ぎ家を出る時には、雨対策として妻用に 「合羽」 を買い物カートに入れるのも忘れなかった

この頃ではあちこちで最近まで咲いていた生垣のサツキの花ももう終わってしまった。街中の花の主役はサツキからアジサイにバトンタッチされたようだと、その季節の移り気を感じながらの私たちの散歩だ

途中、ある農家の庭先を見てびっくりした

写真のようにサツキが満開だった。この種類は街中ではポピュラーな 「大盃(おおさかずき)」 と言う種類で、その歴史は江戸時代に遡るほど古いサツキの一種だ

この半円形に仕立てられたサツキはいまが満開。でも街中にある 「大盃」 は殆どもう花を終えているのに、この木だけは何故今が盛りに咲いているのだろうか?

根元を見ると数本の株立ちから成り立っているようだが、この太さだとかなりの樹齢を数えているようだ

それにしてもぎっしりと花数が多い。だがサツキは花後の刈り込み次第で、如何様にも花を咲かせることができる

特にこの大盃は木姿を気にしなければ充分に刈り込んでも芽吹いて花芽を付けるから、初心者でも安心して扱える種類だ

 ”それにしても良く咲いているなあ~” が私の実感だったが、今日は買い物に行く途中で思いがけない満開の 「大盃」 に出逢った

だが今年のサツキも終わり、サツキ愛好家は植え替えに剪定にと、暇を惜しんで働くはずだ

私もサツキに熱中した若かった時代を想い出した。サツキの剪定、植え替えは6月中に終わらせる、それが来年に花を咲かせる重要なポイントでもある







農のある風景

2015年06月07日 14時46分47秒 | 街角から


いつも妻と歩いて近くのスーパーへ行く途中
ある農家が畑に写真のように南北に ”長~い(うね)” を作った

昨年は東西に畝を作っていたので
今年は連作を避けてこのような位置にしたのであろうか?

地方ではこのように長い畝は当たり前かもしれないが
この辺りではもう広い農地も少なくなったので
このように長い畝は見ることもなかった

ざあ~っと目測しても100メートル以上はある長い畝だ

畝はビニールシートで覆ってあるので
この畝には何を植えるのか? と興味を持っていたが
今日見るとその畝の一部にはサツマイモの苗が植えられていた

この農家では写真手前にあるような
 「サツマイモの苗床(なえどこ)」 を造って苗を育てているので
その苗を植えているようだ

それにしてもこのような長い畝は始めて見た

因みにこの写真、住宅の手前が空堀川です




買い物帰り、空堀川沿いから右手 (北の方角になります) を見ると
久しぶりに耕運機が農作業中でした

何か畝造りの最中のようですが
この農家も広い農地の持ち主です

でも手前の緑色の植物は雑草です
この辺りの農家ではこんな管理の仕方が多いのです

今はこのような耕運機で作業するので
人出も少なくて便利でしょうが
昔はこの広い農地を人間が(くわ)を使って耕していたのだから
時間も人出もかかったことでしょう

そしてどの畑を見ても雑草など生えていなかったから
昔のいわゆる ”お百姓さん” は優れたノウハウを持っていたはずだ

私は日本にはやはり 「農のある風景」 がよく似合うと思っている




    写真説明: 農のある風景
    撮影場所: 空堀川沿いにて (H270607 撮影)




コスモス咲く

2015年06月02日 14時39分09秒 | 街角から

日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

コスモス一輪

ある路肩にて



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今日もまた妻と歩いて家を出て近くのスーパーへ買い物に向ったが、(あたか)も ”夫婦亀(めおとがめ)” のようにゆっくりと歩いて約10分ほどは歩き続ける

この間、民家が多く立ち並ぶ狭い道路が続くが、意外といろいろな花が咲いているので、妻は時々立ち止まって見ることもある

この辺りは広大な土地持ちの農家が何軒もあるが、どの家でも若い人が農作業をしているのを見たことがない

農業が機械化されたと言っても人的労働力が低下しているのは現実で、そのため無耕作の農地ばかりが目について、作物の植え付けが無い空間が続いている

たまには農作業をしている人もいるが、それは皆高齢者ばかりなのを見ると 「日本の将来の農業」 はどうなるのであろうか? と不安になってしまう

本来日本は 「農業国」 のはず、いつからこのような変化が起きてしまったのであろうか?

そんな想いを脳裏に浮かべながら歩いていたら妻が立ち止まって ”もうコスモスが咲いているよ” と指差す先にはコスモスが咲いていた

 ”もうコスモスが咲く時期だっけ?” と、私もその花を眺めた

その広い休耕地の北外れにポツリと一本のコスモスが風に揺れながら固い蕾を従えて一輪咲いていた

コスモスは私にとっては不思議な花だ

この花を見ると ”武骨で不粋な私” でも、ふと安らぎの時を得て一瞬穏やかになったような気持ちなる

そんな気持ちでシャッターを押すから、コスモスの花を撮っても失敗することは少ない

それは ”写真は撮る人の心が写る” と、先輩から教えられた教訓に繋がっているのであろうか?

たった一輪でも活き活きとしたコスモスの花を見ていると、人間なんて何と小さな存在だろうか? と、また変な空想に捕われてしまった

 ”花一輪にも心あり” コスモスは私にとってはやはり不思議な花である







花のある風景

2015年06月01日 15時03分33秒 | 街角から

日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

花のある風景

志木街道沿いにて



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世の中には花好きな人はたくさんいることだろう

しかし、家の構造的な事情で草花を植えることも、鉢物草花を置くことに苦労している花好きな人も多いことだろう

私もそんな事情の一人かもしれない

建売住宅の狭い庭で如何にして草花を育てるか?

その第一条件である ”いつも陽当たりのいい場所に置く” を満たすにはどんな置き方がいいのかと、何回も試行錯誤を繰り返してきた

やっと今のレイアウトにするための置き場造りには五年もかかってしまったが、お陰さまで終日陽のあたる場所で草花たちも順調に花を咲かせている

でも世の中にはそんな事情をものともせず、空間を縦横に使って花を楽しんでいる人が街中にいる

いつも妻と近くのスーパーでの買い物が終わると空堀川沿いに行くために約250メートルほど志木街道の側道を歩く

その途中、理髪店と住宅を兼ねたこの建物はご覧のように花満載の光景だ

今は赤いバラが満開だが、これを管理しているのはこの家の女主人のようだ

見れば見るほど、いろいろな場所にプランターとか鉢物が置いてあるが、その数は半端ではない

でもこのようにたくさん置いてあると、水遣りは大変だろうな、と余計な心配をしてしまう

私は鉢物草花で欠かせないのは 「咲き終わった花殻を摘む」 ことだと思っているのだが、このようなレイアウトではどのようにして花殻を摘むのだろうかと、また考えてしまった

でも待てよ、咲いた花をどのように楽しむのだろうか?

だって家の中からは全部は花が見えないはず、私が写真を撮った位置からだとよく見えるので、もしかしたら 「道行く人に楽しんでもらう」 との思いがこの女管理人の真意かもしれない

私もその意を受けて、写真を撮らせてもらいました

見事な花模様だが、私にはどうしてもこのようなレイアウトに花を置くセンスは逆立ちしても浮かんでこないようなので、見物するだけで充分な気持ちになった






矢車草 と 王妃アンケセナーメン

2015年05月02日 14時07分21秒 | 街角から

日暮らし通信

■□ 写真タイトルと撮影場所 □■

咲く矢車草

ある民家の庭先にて






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ある民家の庭先に矢車草が咲いているのを見つけた

弱い風に少し揺らぎながら咲いているこの花を見ていたら、エジプトの若いファラオ・ツタンカーメン王の墓を発見・発掘した考古学者であるハワード・カーターの言葉を想い出した

この世紀の大発見の時、彼がツタンカーメン王の棺の上に置いてあった矢車草を見たときに次の言葉を残したそうです

『墓の中は、どこも黄金で輝いていました。しかしどの輝きよりも、その枯れた花の方が美しいと私は思いました。そして、その花が教えてくれたのです。三千年といっても、それはわずかな時間に過ぎないのだと・・・』と、矢車草を見た時の衝撃的な感動を述べています

それはツタンカーメン王の葬儀が終わって埋葬する間際に、野に咲いている矢車草の花束を王妃アンケセナーメンが手向(たむ)けたもので、ゆえにこの花は王妃の深い愛情を示していると言われている

だが何故、そこに矢車草があったのか? の真意については諸説があるようです

しかし、若いツタンカーメン王の死を悲しむ王妃が矢車草を添えて永遠の別れを惜しんだことは充分に考えられます

また、この花があったことで考古学上いろいろなことが判ったそうですが、その花が三千年後に発見されたことは重要な意味を持っているようです

かつて私はエジプト古代史に魅せられて、その奥深さを理解しようと熱中したことがありました

エジプト古代史に欠かせないミイラ、他の内蔵は取り除くのに、何故心臓だけは残すのか? 

その理由は? そんな疑問に挑戦するだけでも楽しみでした

通りすがりにふと見た矢車草、その花からツタンカーメン王と王妃アンケセナーメンの非運の物語にも想いを馳せてしまいましたが、それは三千年前にも(さかのぼ)ることなのです






全生園 の 桜花

2015年04月02日 16時48分26秒 | 街角から

同じ市内に住む知人から
 「全生園(ぜんしょうえん)の桜は素晴らしい眺めですよ
ぜひ一度見てください」 と勧められた

そう言えば全生園は我が家からは近いのに
桜の時期に行ったことはなかった

 「全生園」 は正式には 「国立療養所多磨全生園(こくりつりょうようじょたまぜんしょうえん)」 で
東京都東村山市にある、ハンセン病患者の収容施設であり
全国にある国立ハンセン病療養所の一つです

私が行ったのは全生園の東側の桜並木がある一画だが
まだ9時過ぎなので人影も少なく
私にとっては絶好のお花見兼ねての撮影条件だった

だが何ケ所か、ブルーシートが敷かれているのは
既にお花見の場所取りが完了のようだ

昨日は所沢航空記念公園での桜をご紹介したが
ここでまず気付いたのは全く雰囲気が違うことだった

それはこの桜並木に入れば、人は完全に花のトンネルの中に居るようで
立ち止まって左右に視界を求めれば全て桜花が迫ってくる

そして見上げれば桜花の隙間からは今日晴天の青空も覗いている

公園では外側から桜を眺めているようだが
ここでは桜花の中に囲まれている自分を忘れたかのように錯覚する

知人が言うように正しく 「素晴らしい眺め」 だった

願っていた青空も今日は天空にあり
思う存分かなりの枚数を撮り、よいお花見だった





































ところで写真を撮っていたら知人に会いました

昔勤めていた園芸農家で働いている女性のパートさんです
家が近いので自転車で毎日この桜並木を通り
園芸農家に行くとのことです

桜花から沢山の樹勢を受けての通勤
今日も良い仕事するのは間違いないでしょう

 「お気を付けて行ってらっしゃい」 と声掛けて別れましたが
遠ざかる自転車姿も、桜花に囲まれての絵姿になっていました



    写真説明: 全生園の桜花
    撮影場所: 全生園にて (H270402 撮影)




今日は快晴でした

2015年03月04日 14時54分44秒 | 街角から

今朝は7時過ぎまで降っていた雨も上がって
今日は4月上旬の気温になるとの天気予報でした

家を出てすぐに空堀川沿いに来ると
今日の富士山が活き活きと私の視界に飛び込んできた

天辺しか見えないのが残念だが
雨上がりで澄んだ空気の中に見る富士山は特に清らかに感じた






その雨のお陰で空堀川も水が流れていた
久しぶりに川らしい姿になっているが
また晴天になれば川の流れはいつの間にか消えてしまうだろう




このところ空堀川沿いではあまり咲く花も見られなかったが
都営住宅・前庭の桃がこんなに花を咲かせていた

思い切り咲く桃の花は澄み切った青空にぴったりの構図だった






農地に植えられた梅の木
手入れもされていないようなので枝は伸び放題
枝が重なり合った姿だが沢山の花を咲かせている






あれっ!! これは沈丁花(ジンチョウゲ)かな?

民家のブロック塀の上に置かれた鉢に咲いていましたが
今年初めて沈丁花を見ました




枝垂(しだ)れた桃の花越しに聞こえるのは
訪れていた保育園の子供たちの声

元気な大きな声が響き渡っていました




14時半過ぎ、庭の寒暖計は19度を指していたが
明るい陽射しは春を一杯含んだ穏やかな雰囲気でした

今の時期にぴったりなのが 「三寒四温」 の四字熟語
まだまだ春本番ではないようですが
いろいろな花がもう開花準備を整えているようです

咲く花に負けじと、木々の新芽も日毎にその膨らみを増しています



    写真説明: 今日の散歩で見た光景
    撮影場所: 空堀川沿いにて




自転車に気を付けて

2015年02月16日 20時49分50秒 | 街角から


写真説明: 志木街道沿いの歩道
信号は 「野塩橋交差点」

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冬の時期は9時半過ぎには妻と歩きで近くのスーパーに行って買い物をし、その後は空堀川沿いを歩いて帰る

だがスーパーから空堀川沿いまでは志木街道の右側歩道を約300メートル歩かねばならない

実はこの歩道を歩くのが、私にとっては少し気遣いが多くなる時でもある

それは歩道を走る自転車に対する注意でもある


道交法では自転車の通行区分については

 『歩道が設けられている道路においては、基本的に車道を通行しなければならないが、法で定められた条件を満たしている場合に限り、歩道を通行することもできる』

と、決められているので、自転車が歩道を通行することに異議は言えないのだが、私たちにとって自転車は危険な存在でもある

私はこの歩道を歩く時は、前後を見ながら自転車の通行に気を配る

もし、前後方に自転車が見えると妻と歩みを止めて右側端に寄って道を空け、通り過ぎるのを暫し待つことにしているが、自転車の人から見れば私たちが道を譲ってくれたと感じるに違いない

さて、妻と立ち止まって走り去る自転車を見ていると、いろいろな人間模様を感じることがある

 「すみません」 と言う人。 「有難うございます」 と丁寧な人。言葉は無いが頭を下げる人。何も言わずに、私たちが道を譲ることを当たり前のように思っているような人。スマホを見たままの若者。私たちに近付くと自転車から降りて歩く人、などである

これらの人を見ると、やはり人間の生き方としては、好意に対する気遣いの言動を示す人が輝いているように思った

空堀川沿いでも自転車事故があったと聞いた。今、自転車は要注意の交通用具だが、この志木街道沿いの歩道はいつも私にとっては 「危険度N0.1」 の気の抜けない場所である


駅前通りを歩く

2015年02月05日 16時09分35秒 | 街角から

今日は終日 「雪が降る」 との予報で
関東地方の天気予報ポイントの全部が
雪だるまのイラストなのも珍しいことでした

妻を迎えに来たDSのヘルパーさんが
 「今日は雪のため、早く帰るかもしれませんのでご了解を」 と
降雪の場合に備えての言葉だった

その後、私は雨の中を歩きだしたが
撮りたい写真があるので昨日と同じように
秋津駅前通りを歩いてみた

この時間帯は通勤客で賑わうのだが
この写真を撮った時は、丁度切れ目のようで
ご覧のように人の数が少なかったのです

右側に立っている人が持っているプラカードを見ると
 「明治薬科大学」 と書いてあるから
今日は入学試験なのだろうか?




この写真は西武池袋線・秋津駅とJR武蔵野線・新秋津駅を
結ぶ商店街の人コマです

両駅は極く近いので、武蔵野線誕生の時には
一つの駅に統合しようとの案もあったようですが
それに猛反対したのが商店街の人たちです

駅を統合してしまったらお客さんは激減するから
反対する気持ちも判るような気がします

でも武蔵野線開業の頃から比べると
ずいぶんと商店街も変わりましたが
それは昔からの商店の多くがシャッターを下ろしたことです

いつも私が永い間利用していた駅前で一軒の本屋さんも
いつの間にか消えてしまい
いまではドラッグストアになってしまいました

その他、増えたのは飲食店
食べ物屋さんは儲かる商売なのでしょうか?



JR武蔵野線・新秋津駅のホームを外から撮ろうと
少し遠回りしてトライしたのですが
ホームの屋根ばかりの写真になってしまいました

これは本当に ”や~ね” との実感でした




やっと新秋津駅前に着きました

ここでも 「明治薬科大学」 のプラカードを持った人が
受験生のような若者を案内していました

この頃から雨から雪に変わり始めましたが
受験生の皆さん、寒いけど頑張ってください




 ”さあ~て、帰りましょう” と
これで今日の散歩は終わりに近付いてきましたが
まだ自宅までは約10分ほど歩きます

雪が本降りになってきました



    写真説明: 駅前通りを歩く
    撮影場所: 秋津駅・新秋津駅近傍にて