いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

音楽と数学 その3 ~平均律~

2016年03月16日 | 音楽講座

音楽のチューニング(調律)方法である『平均律(へいきんりつ)』も、

数学的なやり方によって、作られています。

 

「『平均律』ってなんや??」

 

というと、現代の、特にピアノが一般的になってからの標準の調律方法で、

1オクターブの間を「均等に」12に分けるやり方です。

 

「ほんで、12に分けると何かいいことがあるんかいな?」

 

はい、他のキーに自由に行ける、つまり、「転調する」ことが自在にできます。

この『平均律』によって、複雑なコードを使う、ジャズなどの音楽が発達しました。

 

「ほな何かい、その平均律っちゅうやつやないと、転調できへんちゅうことかいな?」

 

『平均律』の対極には、『純正調』というチューニング方法があります。

純正調は、例えば、キーC(ハ長調)の中では、綺麗な響きが得られるのですが、

違うキーになった時には、濁ったような響きになります。

 

その原因に『ピタゴラスコンマ』という音楽がかかえるジレンマがあるんですが、

それは、また次回に。

 

ピタゴラスって音楽に関わってるんですね。

 

           (「音楽と数学 その4(最終回)」へ続く)

 

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今日、3/16は、コック・ア・ドゥードゥルズ at RAG (京都)

詳しくは、こちら↓

https://www.facebook.com/events/1033553976717629/

 


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