国際試合で力を発揮する選手、出来ない選手。

ＷＢＣにしても、オリンピックにしても、そいうった国際大会で力を出せる選手と出せない選手というのがいるように見える。
あるいは力を発揮できる、出来ない。向いている向いていない。強い弱い。いずれにしてそういった選手が存在するように思う。

今回選出された選手で言えば、青木、川崎、杉内などは結果が良い。
逆に、小笠原、福留、岩村、ダルビッシュ、藤川、などは力が出し切れないように見える。岩隈も前回のＷＢＣはまったく彼のピッチングが出来なかった。
ＷＢＣ、オリンピックでも若干の差があるから一概には言えないが、一番執筆人が気にとめていたのが４番に起用する稲葉、村田であった。
稲葉４番に異議がある訳では無い。野村監督が言う様に４番村田はやや役不足も否めない。だが今の日本の選手、なによりも選出された選手で考えれば、やはり４番は村田に打ってもらわないと困る。
だが村田は北京オリンピックで散々だった。国際試合で力が出し切れない、あるいは力が及ばない、そんなタイプに見えた。国内での長打力はダントツである。２年連続ホームラン王がそれを実証している。しかし、飛ばない国際球になるとなかなか持ち味が出せない。各国の投手の球は当然速いし変化球もキレる。振りが大きくなりがちな村田は当然苦戦する。
東京シリーズでの中国戦、韓国戦で打ったホームランは日本チームにとって大きなホームランだった。４番のホームランはチームを勢いづける。野村監督が言うように、イチローの打つ打たないがチームに大きく影響することは間違いない。彼が打てば、明らかにチームは活気付く。それと同じ意味で、チームに力を与えるのが４番の一振りだと言える。松井秀がなあ…、は今更言うまい。見たかったけど。

４番の村田がどんなカタチで機能するか、大きなポイントに思える。
それを踏まえて、国際試合に強い川崎の起用は不可欠である。中島の調子が良いだけに、セカンドを川崎に固定したい。岩村はサードの村田、あるいは小笠原と併用。そこでファーストに内川を据える。昨年のセリーグ首位打者である。東京シリーズでもいいところで打っている。器用だし、韓国戦で見る限り打席でも落ち着いて見える。

投手陣では、藤川は心配な存在ではある。しかし、やはり彼の抑えの位置は不動である。藤川はその為に選ばれたし、抑えは彼氏しかいない。それと、もうひとり、タイガースから出ている投手、岩田。彼のドロ～んとした変化球は有効に思える。山口、内海、馬原は少し心配。岩田の起用に注目したい。
岩田、渡辺の使いどころ、杉内、涌井の投入のタイミングなど、投手の起用は見極めのポイントが難しいだろうと想像する。
いずれにしても、当たり前だが先発の松坂、ダルビッシュの出来がそのあとの投手継投に大きな影響を及ぼすだろから、彼らがキッチリ抑えることがなにより重要だ。そういえばオリックスの小松ってまだ見てないな。どこかで投げたのだろうか。