ブログ、巨人軍。

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ベンチに蓄積した、負のパワー。

2005-09-25 00:22:22 | 2005年シーズン

誰の置き土産か。
あるいは誰かが今なお発し続けているのか。
ベンチの中に、負のエネルギーが停滞している。
 
このところ、なかなか試合を観る機会に恵まれず、
それでもニュース等で内容はチェックしているのだが、
ダイジェスト番組や、スポーツニュースの映像、
試合の後半終了間際の中継などに見るベンチの映像は、とても見るに耐え難い。
負けが込んでいるからというだけでは説明のつかない「何か」が、ベンチの中で巣食っている。
まるで、梅雨時のあのジメジメした湿気のように、選手達のカラダと心に重くのしかかる、
イヤな倦怠感、みんな、冴えない。

今、思い出せないことがある。
ジャイアンツは去年、何位だったか。
4位?5位?
いずれにしても、位置的には去年も今年も同じようなものか。
なんだか、今シーズンの現在は、去年からの続きで至っているようで、
まったく長くて鬱陶しいイヤなシーズンだこと。

そりゃあマイナス要素をあげればキリが無いくらいのシーズンだろう。
今シーズンに限らず、とくにこの2年(昨シーズンから今シーズン)は、
チーム全体にそんなパワーが覆いかぶさっている。
今シーズンに限ってみても、打線、投手の系統共にまったく機能せず、
チームのバランスは昨年同様バラバラ。
故障者は続出するわ、相変わらずおかしな外国人が次々来るわ、
暴言、反逆、首脳陣批判、更迭・解雇を匂わせるような抹消やら、
どこを切ってもマイナス負の負の金太郎飴、である。
戦っている選手や残された選手達が奮い立つような要素など、どこを探しても見当たらない。
そもそも、原が不当に解任され、川相があんなカタチでチームを去り、
年々募る球団への不信感が更に高まったところでローズに小久保である。
チームに一体感を求める方がコクである。
今にして思えば、こうなることをいち早く察知していたのが、松井秀喜ではなかったか。
ここではその内容(6月6日/仁志の気持ち)は割愛するが、
3年前、ジャイアンツを誰より愛する選手がチームを去り、
2年前、ジャイアンツを誰よりも愛する監督がチームを去り、
もちろん、残った選手達や、新たに就任した監督にせよ、
チームを愛していることに変わりはないだろうが、
そういった思いを前提にチームをまとめあげる指揮官と、
中心的支柱であった選手が去った後に、一体なにを球団が施したかと言えば、もう書くまでもないだろう。
そんな状況の中で迎えた堀内政権2年目のシーズン後半、只今消化ゲーム真只中である。
そりゃあ盛り上がらんだろうけど、あのベンチに停滞している負に満ち溢れたエネルギーと、
この2年に渡る堀内政権・負のパワーは、来年も、更にその先も戦い続けなければならない選手達に、
一体何をもたらし、一体何を植えつけたのかと、ふと考えて、不安にかられてしまう、
実は、お前が一番負のパワー浴びちゃってんじゃねぇかよ!って突っ込まれそうな、近頃の執筆人なのである。


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