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13WBC~丁寧なコントロールが勝敗を分ける。

2013-03-11 01:23:46 | WBC/五輪

思いもよらず一方的な試合となった日本対オランダの一戦だが、
まかり間違えば真逆の展開もありえた、
そんな恐ろしさを垣間見た試合だった。

台湾戦から際立つ鳥谷の活躍。
台湾戦の9回ツーアウトからのスチールにはじまり、
この日1番に座った鳥谷の一発で打線は完全に活気づいた。
国際試合でこんなに打った日本チームを見たのは初めてかもしれない。

その一方でオランダ打線を完全に封じた前田健太の丁寧なピッチングは快投そのものだった。
変化球、ストレートともに良くコントロールされてまったく打たれる隙がなかった。
どんなに豪快な打線であっても丁寧なコントロールと緩急でコースをつけば、
そうは打たれないというお手本のような投球だった。

かたやオランダチームの投手陣は前田健太とは対照的に、皆コントロールがあまかった。
ストレートは高く、変化球も真ん中に集まった。面白いようにボールは外野へ飛んでいった。

しかし前田健太の後を受けマウンドに上がった内海はストレートこそまあまあ走っていたもののコントロールがあまかった。
そうなるとオランダ打線を抑え込むのは難しい。打ち合いになれば分が悪くなるのは判りきっている。
一歩間違えれば逆に16点取られる可能性も充分にあった。

プールCやプールDの試合をCS放送で見たが、
ドミニカやプエルトリコのパワーとスピードはメジャーのスピードそのものだ。
雑な野球をすれば一気にもっていかれるだろう。
しかし、前田健太がオランダ戦で投げたように、
根気強く丁寧な投球を続けてゆけば、そうは打たれまい。
オランダチームと同じようにはいかないまでも、ある程度の青写真はオランダチームが証明してくれた。
その逆も内海が身をもって示してくれたといっていいだろう。

相手のミスを見逃さない野球。
相手に隙を見せない緻密な野球。
他国を上回る根気強い丁寧な野球が、強豪を押さえ込む重要なカギになる。




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