さて、今回は「英文の構造を理解する」のナンバー5。「え、まだやるの~」ですって?まあ、そう言わずに読んでください。次は別のシリーズにしますから…。今回のテーマは「助動詞」(Auxiliary Verb/Aux)です。ちなみに、「Auxiliary」は、「helping」とほぼ同じ意味だと思ってください。では、質問です。「助動詞」とは何で、英文の構造上、どの位置にあって、どんな働きをするものでしょうか?(考え中…考え中…考え中…考え中…)
もういいですか、ネ?「助動詞」はいつも以下の位置にあります。
S=NP+Aux+(V+NP)
つまり、主語のNP(名詞句)のすぐあと、述語を形成する動詞(主動詞)のすぐ前にあります(否、なくてはならないのです!)。では、以下を見てください。
1) I will go to Tokyo tomorrow.
2) My father can speak English very well.
3) Naoki may come, but I’m not sure about it.
助動詞は、それぞれ、「will」「can」「may」ですね。これら(他にもいろいろありますよね)は話し手の気持ちを表すので、Modal Auxiliary、日本語では、「法(=話し手の気持ち)助動詞」と呼ばれます。その使用目的は、その後に来る動詞を使うに当たって、その意味に付随する自分の気持ちを、それを表現する適当な助動詞に託してより正確に相手(聞き手、読み手)に伝えることです。つまり、文章構造的に言えば、「動詞」(主動詞)を「助」ける役割を担っているわけです。だから「助動詞」と呼ばれる、そう理解してください。
例えば、上記の3)の文章。まず、「ナオキ」「来る」という中心的意味(主語と述語)が頭に浮かび、文で表現しようとします。でも、「来る」は自分の言いたいこととはちょっと違う。なぜならば、実は、「来る」とは思っているのだが、はっきり「来る」とは断言できない。つまり、はっきりとはわからないので、「かもしれない」という気持ち(法)を「来る」に付け足して、「来る」「かもしれない」と言いたい…。まず頭に浮かぶのは、主語の名詞句と述語の動詞句。
S= NP(Naoki)+VP(come)
そこに気持ちを表現する助動詞を入れる。どこに入れるか?そう、英語では、必ず文の主語の名詞句(NP)のすぐあと、「主動詞のすぐ前」ですね。なので、
S=NP(Naoki)+Aux(may)+NP(come)となり、「Naoki may come.」という文が出来上がるわけです。
「まあ、そんな簡単なことをなんとややこしく…」って、思ってるでしょ?でも、これをしっかり理解していない人、結構多いんですよ。みんな、なんとなくはわかってるんですけどね。さて、またまた質問です。上の例文3つを見て何か気づくことありませんか?「助動詞」が「助」けている「主動詞」について?。その通り!「助動詞」がすぐ前に来ている「(主)動詞」はすべて原形ですね。原形?つまり、「時制」がない動詞だということです。
「主動詞」は、通常時制(現在、過去)を持つのですが、「助動詞」が前に来た(現れた)場合は、時制を持たない「原形」の動詞になるのです。簡単に言うと…、
1)「助動詞」は常に動詞の「すぐ前」に来る。
2)「助動詞」の後に来る「(主)動詞」は常に「原形」である。
今回は助動詞の中でも一番わかりやすい「法助動詞」を取り上げて、その英文の中での位置をみてきました。次回は、よく使われる別の「助動詞」について話をしたいと思います。そして「助動詞」の役割をより明確にすることにより、英文構造の全体を明らかにしたいと思います。乞うご期待!いやいや、そんな大したものではありません…(汗)。Today was such a humid day! I hate this humidity, but that means the summer is just around the corner. In the meantime, let's take good care of ourselves and wait for a nice summer weather. Bye now! Nao(N.N.)(C)2006
もういいですか、ネ?「助動詞」はいつも以下の位置にあります。
S=NP+Aux+(V+NP)
つまり、主語のNP(名詞句)のすぐあと、述語を形成する動詞(主動詞)のすぐ前にあります(否、なくてはならないのです!)。では、以下を見てください。
1) I will go to Tokyo tomorrow.
2) My father can speak English very well.
3) Naoki may come, but I’m not sure about it.
助動詞は、それぞれ、「will」「can」「may」ですね。これら(他にもいろいろありますよね)は話し手の気持ちを表すので、Modal Auxiliary、日本語では、「法(=話し手の気持ち)助動詞」と呼ばれます。その使用目的は、その後に来る動詞を使うに当たって、その意味に付随する自分の気持ちを、それを表現する適当な助動詞に託してより正確に相手(聞き手、読み手)に伝えることです。つまり、文章構造的に言えば、「動詞」(主動詞)を「助」ける役割を担っているわけです。だから「助動詞」と呼ばれる、そう理解してください。
例えば、上記の3)の文章。まず、「ナオキ」「来る」という中心的意味(主語と述語)が頭に浮かび、文で表現しようとします。でも、「来る」は自分の言いたいこととはちょっと違う。なぜならば、実は、「来る」とは思っているのだが、はっきり「来る」とは断言できない。つまり、はっきりとはわからないので、「かもしれない」という気持ち(法)を「来る」に付け足して、「来る」「かもしれない」と言いたい…。まず頭に浮かぶのは、主語の名詞句と述語の動詞句。
S= NP(Naoki)+VP(come)
そこに気持ちを表現する助動詞を入れる。どこに入れるか?そう、英語では、必ず文の主語の名詞句(NP)のすぐあと、「主動詞のすぐ前」ですね。なので、
S=NP(Naoki)+Aux(may)+NP(come)となり、「Naoki may come.」という文が出来上がるわけです。
「まあ、そんな簡単なことをなんとややこしく…」って、思ってるでしょ?でも、これをしっかり理解していない人、結構多いんですよ。みんな、なんとなくはわかってるんですけどね。さて、またまた質問です。上の例文3つを見て何か気づくことありませんか?「助動詞」が「助」けている「主動詞」について?。その通り!「助動詞」がすぐ前に来ている「(主)動詞」はすべて原形ですね。原形?つまり、「時制」がない動詞だということです。
「主動詞」は、通常時制(現在、過去)を持つのですが、「助動詞」が前に来た(現れた)場合は、時制を持たない「原形」の動詞になるのです。簡単に言うと…、
1)「助動詞」は常に動詞の「すぐ前」に来る。
2)「助動詞」の後に来る「(主)動詞」は常に「原形」である。
今回は助動詞の中でも一番わかりやすい「法助動詞」を取り上げて、その英文の中での位置をみてきました。次回は、よく使われる別の「助動詞」について話をしたいと思います。そして「助動詞」の役割をより明確にすることにより、英文構造の全体を明らかにしたいと思います。乞うご期待!いやいや、そんな大したものではありません…(汗)。Today was such a humid day! I hate this humidity, but that means the summer is just around the corner. In the meantime, let's take good care of ourselves and wait for a nice summer weather. Bye now! Nao(N.N.)(C)2006