Naoの誰でもわかる!英語の話

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気になる英単語(2)

2010-02-23 | Weblog
単語2)pertinent(パーティナント)

最初の「パー」を強く発音して、最後の「ト」は、ホントに軽く、上の歯の歯茎に軽く当たる程度に発音してくださいね。この単語の意味は、「関連(関係)のある」とか、「適切な、妥当な、的を射た」等の、何かに対して「それはいいね」といったポジティブな意味を表します。同じニュアンスの意味を持った単語が、relevant(レレバント)です。僕の語彙の中では、「それはいい質問だね」とか、「それはここでは関係ないよね」とか言いたい時には、まず、good (question)だとか、not relevantのように、goodとかrelevantという単語が最初に頭に浮かびます。pertinent(パーティナント)は、正直、使おうとしなければ出てこない単語と言えます。つまり、
That is a pertinent question.
It is not pertinent here.
とかは、すぐに出てこないということです。でもなぜ?…それが映画とかドラマで使われる状況を考えると、この単語は、ちょっと気取った感じ、堅い感じを演出する時に使われているように感じます。つまり、それほど使用頻度が高くない言葉なのか…。あ、あくまでも僕の「体感」ですが。

pertinentとrelevantにはどのような違いがあるのでしょう?思うに、relevantはもともとrelation, relative等と同じ語幹を共有していますから、「関係」「関わり合い」といった、「何かと別に存在するもそれなりの関連性を共有している」といった語感から、「関係がある、適切である」という意味合いが出ていると思われます。一方、pertinentはというと、その名詞形は、付属品、付属物(British Englishのようですが)であることから、何かに「付属する、くっついている」という意味で、「関係がある、妥当だ、的を射た」という意味が出ていると考えられます。これらの二つの単語の使われる頻度を考える時、より広い意味のベースを持っているrelevantの方が使われやすく、通常、形容詞としてしか使われない、つまり、語としての幅が狭い(類語がほとんどない)pertinentという単語は、その使用頻度がrelevantに比べてかなり低いことから、また、ひょっとしたら、英国から出た言葉であるためか(これはわかりませんが…)、その響きが、ちょっときどったように、また、堅く聞こえるのかも知れません。

どちらにしても、pertinentという単語は、りっぱな日常的英語であることには間違いないので、覚えて、そして、使ってほしいと思います。映画やドラマで「パーティナント」という音が聞こえたら、「あ、pertinentだ!」と思ってくださいね。では、今回のshort storyはここで…。See ya! nao




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