表現89)I'm all thumbs when it comes to assembling furniture.(家具の組み立てとなると、僕は不器用でさあ)
人間の5本の指って、それぞれ大事な役目をしていること、けがをした時によくわかりますよね。一本でも動かなくなると、物をつかみにくいし、力も入らない。特に親指(thumb/サム…thの発音ですが)は、手全体の機能を考える時、特に大事ですね。でも、もし指全部が親指ならば(つまり、all thumbs ならば)、こりゃまた問題で、物を持つ事は出来ないですよね(当たり前過ぎます…)。そんなところから出来た表現が、誰々は all thumbs(すべて親指)だ、つまり、誰々は「不器用だ」「ぶざまなもんだ」というものです。
この all thumbs は、形容詞と同じと思ってください。つまり、以下のパターンです。
[人] + be(am, is) + all thumbs
例)
I am all thumbs.
He is all thumbs.
She is all thumbs.
Sam is all thumbs.
「でも、be 動詞ならare もありでは?」僕も考えてみましたが、それはないみたいですね。きっとそれは、この表現が、人間一人が持っている指について考えて出来た表現なので、個人の能力のみに対する言い回しだからだと思います。
「誰々は不器用だ」は、いいんですが、でも何において不器用なのか、それを言わないとおかしいですよね。もちろん、何においても不器用な人もいるかも知れませんが…。そこで、何において、何になると不器用なのか、その内容を導く言い回しが、when it comes to になります。
when it comes to の意味は、「~ということになると」です。直訳すると、「それ(it)が~へ(to)くる/なる(come)時(when)」かな?他はわかるとしても、その it って何って思いますよね。時間の it とか、気候の it とかは、意味はないけど、時間を言う時、天気のことを言う時には使わなければならないってことは知ってますけどね~。結論。この when it comes to の it も同じように思ってください。意味はないが、全体の意味(~ということになると)を作るにあたって文の主語として必要なので存在する、そう理解しましょう。そして、この言い回しは結構便利なので、しっかり覚えてくださいね。例えば以下のように使います。
□ When it comes to music, I like Japanese pop music very much.
(音楽となると、僕は日本のポップミュージックが大好きです)
□ When it comes to solving this problem, we still have a lot to do together.
(この問題の処理にあたっては、みんなですることが、まだたくさんある)
□ When it comes to leadership, I think Obama is better than Clinton.
(リーダーシップなら、私はオバマの方がクリントンより優れていると思うわ)
といった具合です。ね、結構使いやすいし、わかりやすいでしょ。簡単な日常のことから政治について意見を言う時まで、いろいろな文脈で使えるので、覚えておくと、すごく便利ですよ。
ということで、今回は、all thumbs とwhen it comes to の意味、使い方のお話しをしました。では、会話でチェック!です。Here you go!
Jim: I'm home.
(帰ったよ)
Mary: Did you find the desk I told you?
(私が言ってたデスク、あった?)
Jim: Yeah. This is the one you wanted. It was heavy.
(ああ、これが君が欲しがってたやつさ。重かった~)
Mary: Thanks. Would you put it here after assembling it?
(ありがとう。組み立てたあと、ここに置いてね)
Jim: What did you say? Who's going to assembling it?
(何て?誰が組み立てるって?)
Mary: It is you, Jim. Who else is here?
(あなたよ、ジム。ここに他に誰がいるの?)
Jim: I'm all thumbs when it come to assembling furniture.
(家具の組み立てとなると、僕は不器用でさあ)
Mary: You can do it if you spend enough time.
(出来るわ、時間を十分にかければね)
Jim: I have a golf tomorrow, so…
Mary: If you are finished with it, you can enjoy golf.
(それが終われば、ゴルフを楽しむことができるわね)
Jim: What if I can't make it today?
(もし、今日できなかったら?)
Mary: Be positive, Jim. You can still have a whole night today.
(前向きにならなきゃだめよ、ジム。今日はまだ夜が十分にあるじゃないの)
Jim: Okay. Could you help me open the box?
(わかったよ。箱を開けるのを手伝ってくれる?)
Mary: Didn't I tell you that I'm going out for dinner with my aunt, Betty?
(言ってなかったかしら?今日ベティおばさんと食事に行くってこと)
Jim: I didn't know about it.
(知らなかったよ)
Mary: Really? Sorry. I got to go now.
(ホント?ごめん。もう行かなきゃ)
Jim: Can I do this the day after…
(これ、あさってじゃ…)
Mary: You can, if you want, but no golf tomorrow. Got it?
(そうしたいならいいわよ。でも、明日はゴルフなしよ。わかった?)
Jim: Yes, ma'am.
(はい、了解です、奥様)
だんなはつらい…のお話で…いやいや、そうじゃなくて、今回は、すべて指(all thumbs)、つまり、「不器用である」という意味の表現と、それを補完する表現、when it comes to のお話をしました。使って(話す、書く)みてくださいね。そしたら必ず頭に入りますよ。All right. That's all for today. See you in the next story, guys. Good-bye! Nao
人間の5本の指って、それぞれ大事な役目をしていること、けがをした時によくわかりますよね。一本でも動かなくなると、物をつかみにくいし、力も入らない。特に親指(thumb/サム…thの発音ですが)は、手全体の機能を考える時、特に大事ですね。でも、もし指全部が親指ならば(つまり、all thumbs ならば)、こりゃまた問題で、物を持つ事は出来ないですよね(当たり前過ぎます…)。そんなところから出来た表現が、誰々は all thumbs(すべて親指)だ、つまり、誰々は「不器用だ」「ぶざまなもんだ」というものです。
この all thumbs は、形容詞と同じと思ってください。つまり、以下のパターンです。
[人] + be(am, is) + all thumbs
例)
I am all thumbs.
He is all thumbs.
She is all thumbs.
Sam is all thumbs.
「でも、be 動詞ならare もありでは?」僕も考えてみましたが、それはないみたいですね。きっとそれは、この表現が、人間一人が持っている指について考えて出来た表現なので、個人の能力のみに対する言い回しだからだと思います。
「誰々は不器用だ」は、いいんですが、でも何において不器用なのか、それを言わないとおかしいですよね。もちろん、何においても不器用な人もいるかも知れませんが…。そこで、何において、何になると不器用なのか、その内容を導く言い回しが、when it comes to になります。
when it comes to の意味は、「~ということになると」です。直訳すると、「それ(it)が~へ(to)くる/なる(come)時(when)」かな?他はわかるとしても、その it って何って思いますよね。時間の it とか、気候の it とかは、意味はないけど、時間を言う時、天気のことを言う時には使わなければならないってことは知ってますけどね~。結論。この when it comes to の it も同じように思ってください。意味はないが、全体の意味(~ということになると)を作るにあたって文の主語として必要なので存在する、そう理解しましょう。そして、この言い回しは結構便利なので、しっかり覚えてくださいね。例えば以下のように使います。
□ When it comes to music, I like Japanese pop music very much.
(音楽となると、僕は日本のポップミュージックが大好きです)
□ When it comes to solving this problem, we still have a lot to do together.
(この問題の処理にあたっては、みんなですることが、まだたくさんある)
□ When it comes to leadership, I think Obama is better than Clinton.
(リーダーシップなら、私はオバマの方がクリントンより優れていると思うわ)
といった具合です。ね、結構使いやすいし、わかりやすいでしょ。簡単な日常のことから政治について意見を言う時まで、いろいろな文脈で使えるので、覚えておくと、すごく便利ですよ。
ということで、今回は、all thumbs とwhen it comes to の意味、使い方のお話しをしました。では、会話でチェック!です。Here you go!
Jim: I'm home.
(帰ったよ)
Mary: Did you find the desk I told you?
(私が言ってたデスク、あった?)
Jim: Yeah. This is the one you wanted. It was heavy.
(ああ、これが君が欲しがってたやつさ。重かった~)
Mary: Thanks. Would you put it here after assembling it?
(ありがとう。組み立てたあと、ここに置いてね)
Jim: What did you say? Who's going to assembling it?
(何て?誰が組み立てるって?)
Mary: It is you, Jim. Who else is here?
(あなたよ、ジム。ここに他に誰がいるの?)
Jim: I'm all thumbs when it come to assembling furniture.
(家具の組み立てとなると、僕は不器用でさあ)
Mary: You can do it if you spend enough time.
(出来るわ、時間を十分にかければね)
Jim: I have a golf tomorrow, so…
Mary: If you are finished with it, you can enjoy golf.
(それが終われば、ゴルフを楽しむことができるわね)
Jim: What if I can't make it today?
(もし、今日できなかったら?)
Mary: Be positive, Jim. You can still have a whole night today.
(前向きにならなきゃだめよ、ジム。今日はまだ夜が十分にあるじゃないの)
Jim: Okay. Could you help me open the box?
(わかったよ。箱を開けるのを手伝ってくれる?)
Mary: Didn't I tell you that I'm going out for dinner with my aunt, Betty?
(言ってなかったかしら?今日ベティおばさんと食事に行くってこと)
Jim: I didn't know about it.
(知らなかったよ)
Mary: Really? Sorry. I got to go now.
(ホント?ごめん。もう行かなきゃ)
Jim: Can I do this the day after…
(これ、あさってじゃ…)
Mary: You can, if you want, but no golf tomorrow. Got it?
(そうしたいならいいわよ。でも、明日はゴルフなしよ。わかった?)
Jim: Yes, ma'am.
(はい、了解です、奥様)
だんなはつらい…のお話で…いやいや、そうじゃなくて、今回は、すべて指(all thumbs)、つまり、「不器用である」という意味の表現と、それを補完する表現、when it comes to のお話をしました。使って(話す、書く)みてくださいね。そしたら必ず頭に入りますよ。All right. That's all for today. See you in the next story, guys. Good-bye! Nao