Naoの誰でもわかる!英語の話

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これだけは知っておいてほしい! 「英文構造のお話」(Part5前半)

2013-08-25 | Weblog
  「助動詞」の続きです。すこし長いですが、よろしく、です。前回は「助動詞」の中でも「法助動詞」(modal auxiliary)と呼ばれるものの英文の中での位置について話をしました。つまり、can, will, must, should, would、mayなどなどですね。それらの意味、使い方はともかく、前回はそれらが話し手の気持ちから出てくるものであること。また、その文中における位置について話しをしました。位置は、主語のNP(名詞句)のすぐあと、主動詞(V)のすぐ前でしたね。
  今回は、少し助動詞全般について話をしたいと思います。以下の文を見てください。

(1) Kenta wrote a book.
(2) Kenta should write a book.
(3) Kenta has written a book.
(4) Kenta is writing a book.
(5) Kenta is going to write a book.

どこに「助動詞」があるでしょうか?まずわかるのは、(2)にある「should」ですね。他は?では、答えです。以下を見てください。

(1)’ 過去時制+write=wrote
(2)’ 法助動詞should+write=should write
(3)’ 現在時制+完了形HAVE…EN+write=has written
(4)’ 現在時制+進行形BE…ING+write=is writing
(5)’ 現在時制+迂言助動詞be going to+write=is going to write
(Celce-Murcia and Larsen-Freeman, 1983,The Grammar Book)
(*「迂言」とは、「まわりくどい」くらいの意味と理解してください。短く言うのではなく、「ながくした」って感じですね。)

  「え、何のこと?」ですよね。つまり、英語の文における「助動詞」、つまり、「動詞を助けるもの」とは、基本的に主語の名詞句(NP)と主動詞(V)の間に存在し、その動詞の性質を決める、その内容を意味的にはっきりすることで動詞を助けているもの、すべてのことを指すということです。ですから、「時制」(現在、過去)も「助動詞」だし、「法助動詞」も、また、その長いバージョンである「迂言助動詞」も(例:「will」が「法助動詞」で、その「迂言助動詞」が「be going to」…なんとなくわかるでしょ?)、また、「完了形」も「進行形」も、すべて「助動詞」の仲間というわけで、すべて、英文の中の「AUX」という位置に来るのです。では、一例として以下を見てください。

S=NP(Det+N)+AUX+VP(V+NP+PP)
(文=名詞句(限定詞+名詞)+助動詞+動詞句(動詞+名詞句+前置詞句))

以下がその例文です。
The boy is going to visit his friend in Miyazaki.
The boy will meet his uncle at the station.
The man saw a cat on the train.
John has been watching the baseball game for 3 hours.

では、今回はこの辺で。次回がまとめになります。できればまた見てください!


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