Naoの誰でもわかる!英語の話

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「使える英語表現」(No. 39)「恥知らず!」

2008-03-15 | Weblog
表現39)Shame on you!(恥知らず!)

日本の文化は「恥の文化」って言いますよね。え?聞いたことがない?(Never heard of it?)うっそ~!(You are kidding me, aren't you?)
海外ではそう理解されていますよ。日本について書いている本にはそのことがよく書かれていますからね。ということで(ていうわけでもないですが)、今回は恥に関する表現についてのお話です。

「恥」の英語はというと…そう、shame(シェイム)ですね。ただ、恥の訳はshameでいいですけど、shame の日本語訳を「恥」だけで理解するのはちょっと困ります。例えば、以下の文を見てください。

It is a shame that he got sick just before the contest.
(コンテスト直前に病気になるなんて、気の毒な話しだね。)

そう、shameは「気の毒」「残念」「ひどい話し」「困ったこと」って意味も持っています。It's a shame that~(~とは残念だ、気の毒だ、困ったものだ)という表現はよく使われるので、覚えておくと大変便利ですよ。

「で、恥の話しは?」あ、sorry, sorry… 。「恥」という意味合いでshameを使う場合、通常はshameという名詞よりも、ashamed(恥ずかしい、恥ずかしく思う、面目ない)という形容詞の方が多く使われます。例えば…

I feel ashamed.
(恥ずかしいなぁ。)
I am ashamed of my ignorance about history.
(歴史に無知なのは恥ずかしい限りですね。)
You should be ashamed of yourself.
(君は恥を知るべきだ。)

え?上の最後の文の意味と、表現38)の意味が同じ、ですって?いいところに気がつきましたね~。実は、結構近いんですよ。You should be ashamed of yourself. と言う代わりに、Shame on you. と言っても問題ないです。でも、Shame on you. と言いたい時に、You should be ashamed of yourself. がいつも使えるかというと、そうとは限りません。なぜなら、Shame on you. という表現は、軽く冗談っぽく使うことが結構多いからです。例えば…そうですね~「何ばかなこと言ってるの」「そんなこと言っていいの」とか「あきれた」とか、そんな感じかな。もちろん、軽く「恥を知りなさい」って感じも、ありです。

あ、そうそう、皆さん。左手の人差し指を伸ばしてください。そして、その上を右手の人差し指で、根元の方から軽くこすってください。はい、一回、二回、三回…そして言ってください。Shame on you. はい、完璧で~す。この指のこすり方、相手にいかにも見えるようにすると、「恥を知りなさい」って意味になるんです。もちろん、声を出さないで、そのジェスチャーだけでも同じ意味を伝えることができます。軽く(冗談っぽく)相手に皮肉を言う(?)時に使う英語文化独特の表現法です。日本にそんなジェスチャー、あったかな?

では、今回の表現が入った会話を見てみましょう。Here you go!

George: Would you come to the party tonight?
(今夜パーティに来ないかい?)
Bill: Thanks. But, I'm going out for dinner with Nancy tonight.
(ありがと。でも、今夜ナンシーと食事なんだ。)
George: With Nancy? Isn't Betty your girlfriend?
(ナンシーと?ベティが君のガールフレンドじゃないの?)
Bill: Well, Nancy is pretty cute.
(まあ、でも、ナンシーって、すごくかわいいしなぁ。)
George: Shame on you!Cheating is no good.
(恥知らず!だめだろ、浮気は。)
Bill: Well, you are right. Okay. I'm not going. But what should I tell Nancy.
(そうだな。君の言う通りだ。わかった。行かないよ。でも、ナンシーに何て言おうかな~?)
George: I'll call her. Do not worry. I will take care of it.
(僕が電話かけといてやるよ。心配しなくていいよ。僕に任せとけって。)
Bill: Thanks, George. I will see you at the party, then. Bye!
(ありがとう、ジョージ。じゃあ、後でパーティでね。バイ!)
George: (calling Nancy) Hi, Nancy. This is George. Bill asked me to take you out for dinner tonight. Yeah, he can't make it.(Shame on me, George...)
(ナンシーに電話をかけて)ハイ、ナンシー。ジョージだけど。ビルから今晩君を夕食に連れていってほしいって頼まれたんだ。そう、やつは行けないんだってさ。(恥を知れ、ジョージ…)

ま、こんなこともありかも知れませんね。ジョージもナンシーのことを気に入っていたということで。あ、でも確か…ジョージもChrisというガールフレンドがいたような…Shame on you, George! そう、こんな具合に使えばいいのです。では、また次回。See you! Nao

(End of Story)


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