青い空が大好きな゛bluesky531゛の徒然日記

日常の出来事を日記風に徒然なるままに書いています。

100年前の雄勝石蘇る~『中学生と作家たちの石絵展 雄勝石の再生をめざして』~

2015-10-03 06:55:13 | アート

【中学生と作家たちの石絵展 雄勝石の再生をめざして】

■ご案内状

 

■生徒のプログラム・作家のプログラム

 

■ポスター・雄勝石

 

■会場

■生徒の作品

■作家の作品(布裂絵・アクリル/クレヨン/鉛筆・写真・アクリル・油彩など)

  9月29日、電力ホールで開催された「三山ひろし爆笑歌謡劇場」へ行ってきましたが、1階の電力ホール展示室で見かけたのが、『中学生と作家たちの石絵展 雄勝石の再生をめざして』でした。

 開演時間まで時間があったので鑑賞してきました。

 パンフレットには、『中学生と作家たちの石絵展 雄勝石の再生をめざして 100年前の雄勝産天然スレートに、絵画・書・彫刻・布裂絵など多彩なアートを表現。中学生100人と作家60人が取り組む。震災被害地へのエールです。』とありました。

 雄勝石は、5年かけて100年前の姿に蘇った赤いレンガで知られ、国の重要文化財に指定されている東京駅丸の内駅舎の屋根の「スレート」に屋根材として使われているということをニュースでも取り上げられ記憶に新しいところでした。

 およそ100年前に駅舎が造られたときに使われたのは宮城県石巻市の雄勝町特産のスレートだったということですが、今回の復元でも一部に雄勝産のスレートを使うことになり準備をしていたところ、あの東日本大震災が発生、雄勝町は大津波の直撃を受け、スレートを保管していた工場の建物も流され出荷は不可能になったそうです。これを知って駆けつけた地元の屋根葺き職人さんの手で、スレートが奇跡的に津波に耐え、工場の跡地や周辺に割れないまま残っていたのを見つけて出荷できる状態にして復元されたと曰くつきの雄勝石でした。

 今回の作品展は、東日本大震災により壊滅した雄勝石の産地である石巻市雄勝町の復興支援のため、津波でも流されなかった100年前の屋根材のスレートを使い、子供や作家たちが石絵に挑戦した作品で、宮城県内の4地域・7校(仙台:蒲町・将監、石巻:雄勝・大須・山下、岩沼:岩沼、登米:登米)の中学校美術部員100人が石絵を制作し、作家とともに仙台市のほかに石巻市等の他の地でも巡回展示するとのことでした。

 油絵具やアクリル絵の具、布、彫刻と多彩な雄勝石の芸術に見惚れるばかりでした。

 流石、中学校美術部員の作品だけあって、個性的な素晴らしい絵ばかりで感動してきました。作家の絵は、プロですから当然のことですが、一つ一つの絵を眺めていると作家の思いが伝わってくるようで感動的でした。素人の私は、生徒も作家も良く描くものと感心するばかりでした。

 我が家には、雄勝石を使った石板画が一つあります。

 娘からプレゼントされたものですが、雄勝町産の黒石を使った生田目富紀夫作の石板画でした。

 私のホームページに、娘が東京三越日本橋店で展示会を開催していた生田目氏に出会ったことをきっかけに生田目氏を知り、村田町物流交流センターで開催された「石に問いかけ、石と語らう 生田目富紀夫 石板画ストーンアート展」を訪れた内容を掲載しています。

 今回の展示会を見て9年前のことが蘇りました。

 ■「BLUESKY IN MIYAGI」宮城まるごと探訪2006:「石板画 ストーンアート展(06.5.5)」

 http://www10.plala.or.jp/blueskyinmiyagi/06miyaginomarugototanboutop2.html