かねてより続けています三河三十三観音霊場の第4回目として、第19番札所「太山寺」から第28番
札所「華蔵寺」までの10ヶ寺について巡拝して来ました。
今回は、その巡拝のうち、2ヶ寺について記録します。
< 第24番札所 宝珠院 / 上・鐘楼門、下左・山門、 下右・庭園の松 >
宝珠院は、愛知県西尾市吉良町にある浄土宗西山深草派の寺院で、本尊は十一面千手千眼観音像。
当山は寛正4年(1463)の創建で、比叡山の学僧栄俊が、東国巡回の途中に当地に立ち寄り、十一面
観音像を祀ったのが始まりとされています。
2基の鐘楼を持つ珍しく、かつ真新しい「鐘楼門」と、庭園にある見事な「黒松」が際立つ寺院です。
< 第27番札所 金蓮寺 / 上・阿弥堂、下左・山門、下右・三十三観音像 >
金蓮寺は愛知県西尾市吉良町にある曹洞宗の寺院で、本尊は十一面観音菩薩像。
この寺は国宝の「弥陀堂」で有名ですが、この堂は愛知県最古の木造建築物で、全国的にも数少ない
平安時代の阿弥陀堂建築の流れを汲む優美な建物です。
寄棟、桧皮葺の質素ですっきりしたお堂ですが、屋根のしなやかな曲りと、全体的に飾りを省いた力強
い構成が実に魅力的で、かつ印象的な雰囲気を醸し出しています。
鐘楼門も変わってますね、庭園の松も立派
金蓮寺も風情があっていいですね。
いつも、楽しみに拝見しております。